この作品の素材は、箪笥に眠る何千枚もの中から選りすぐった着物地。手にする人の幸せを願う気持ちを込めながら、一つひとつ丁寧な手仕事で仕上げています。
携帯電話やデジタルカメラのストラップとして。また、バッグやポーチのワンポイントに。無くしたくない鍵やUSBメモリーなどに付ければ、鈴の音が軽やかに鳴り、場所を教えてくれます。
縁起がよく「幸せのしるし」として用いられるおめでたい文様で、和の文様の意味を知ることは、古から受け継がれてきた日本文化の奥深さに触れることにも繋がります。
＜菊文＞
「延命長寿」「若返り祈願」「健康祈願」
菊は抗老の力があると信じられ薬用にされていました。百草の王にして延命長寿の瑞兆花とみなされています。
＜扇文＞
「立身出世」「技芸上達」
末広がりのおめでたさが喜ばれ、形に変化がある扇。『末広』とも呼ばれ、縁起の良い柄としてなじみ深い柄です。
＜鹿の子文＞
「子孫繁栄」
＜椿文＞
「延命長寿」「商売繁盛」
椿は悪霊を払う呪力があると考えられ、神仏には欠かせず、常緑樹の中でも特に聖なる木とされていました。
＜矢羽根文＞
「立身出世」「恋愛成就」「武運長久」
矢羽根は回転させながら的に命中させることから、相手の心を射抜くとされています。
＜桜文＞
「五穀豊穣」「美人祈願」「富貴繁栄」
桜には稲の神が宿り、開花の状況でその年の豊凶を占いました。