新生活に必要なものは?準備に役立つチェックリスト【キッチン編】

新生活を迎えるにあたり「何を準備すればいいの?」と不安な方は、この記事で新生活に必要なものをチェックしてみましょう。今回は【キッチン編】!予算内で揃えられるリーズナブルな家電&収納家具もご紹介します。

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目次

【1】新生活準備チェックリスト

はじめての新生活は、誰しも不安に思うものです。
住む場所が決まってからも、準備するものはたくさん。不安を軽減し、用意し忘れを防ぐには、チェックリストを作るのが効果的です。

今回のキッチン編から全6回にわたり、お家の中の『場所別』チェックリストをご紹介します。
不安な箇所は、記事を準備の参考にしてみてください。それではさっそく見ていきましょう!

事前に手続き・準備しておくべきこと

□ ガス・電気・水道の開設手続き
□ (コンロがない場合)ガスコンロ or IHコンロの準備

キッチンはガスや電気、水道が通っていなければ使い物になりません。事前手続きが必要なので、忘れずに準備しておきましょう。

ガスの開設手続き

電気や水道に比べて、ガスの開設手続きは手間がかかります。これから準備するなら最初にガスを手配することをオススメします。

ガスには都市ガスLPガス(プロパンガス)の2種類あり、一般にLPガスの方が高価です。地域によってはLPガスしか通っていないところもありますから、事前に確認が必要です。

前者については、2017年4月から都市ガス自由化がはじまりました。
都市圏にお住まいの予定なら、価格やプランに応じて希望の業者を選ぶこともできます。あらかじめインターネットなどで情報を集めておくと便利。

流れは以下の通りです。
@業者に電話やネット等で申し込み
A開設・点検立会い日の決定
B開栓


ガスは電気や水道と異なり、業者(作業員)の立会いが必須のため、事前に立会い日を予約する必要があります。 @は遅くとも入居の1週間前までに、余裕があれば2週間前までに行いましょう。

電気・水道の開設手続き

電気・水道は特殊な場合を除き、開設にあたって業者の立会いは必要ありません。

流れは以下の通りです。
@電力会社や地域の水道局へ、電話やネット等で申し込み
A開栓/開通


@は遅くとも入居の3日前までに、余裕があれば1週間前までに行いましょう。
なお、2016年4月から電力自由化がはじまっています。いろいろな電力会社のプランを比較してみてもいいですね。

ガスコンロ or IHコンロの準備

入居する物件によっては、調理に使うガスコンロ/IHコンロを自前で用意しなければなりません。
余計な出費が・・・と悩まなくても大丈夫。IHコンロであれば、かなりお手頃な価格で手に入ります。

これから準備するのであれば、設置工事不要の置き型IHコンロがオススメ。

@工事いらずなので、また引っ越す時でも持って行ける
A卓上でも使える
Bガスコンロに比べて安価&掃除が簡単
C狭いキッチンであれば、作業スペースが増える
D火事のリスクが低い


置き型IHコンロには、このようにさまざまなメリットがあります!
(参考価格・・・1口:約5000円〜、2口:約10000円前後〜)
ガスコンロの強火力も魅力的ですが、2口タイプだと最低でも15000円前後〜+工事費用がかかってしまいます。
加えてお手入れの手間も考慮すると、IHコンロの方がお手軽といえます。

最低限必要なもの≪調理用品・キッチン用品≫

□ 食器類(皿、コップ、マグカップ、お茶碗、お椀、箸、カトラリー、急須など)
□ 調理器具@(包丁、お玉、フライ返し、軽量スプーン、缶切り、ピーラーなど)
□ 調理器具A(まな板、ボウル、ザル、保存容器、軽量カップ、スケールなど)
□ 鍋・フライパン・鍋ふた
□ やかん(ケトル)
□ 食器用スポンジ、たわし、食器用洗剤、台所用漂白剤
□ ふきん・台ふきん、タオル掛け
□ 水切りかご・ラック
□ 三角コーナー(コーナーポット)
□ 周辺用品(ラップ・アルミホイル・キッチンペーパー)
□ その他(割り箸、ストロー、竹串など)

新生活に最低限必要なものを、ざっくりとまとめてみました。いくつかの項目について補足します。

食器類

お皿やコップ類の数は、自炊の頻度や人数で調整してください。
忘れがちなのが箸やスプーン、フォークといったカトラリー類。スプーンはスープやカレー用の大きなものと、ティースプーンが複数個あると便利です。
急須は他のもので代用がきかないため、お茶類を茶葉で飲む方は準備しておきましょう。

調理器具@手元で扱うもの

包丁は野菜用、魚肉用で2本あると使い勝手がいいです。お玉、フライ返しは必須。
自炊をする方は軽量スプーン、缶切り、ピーラー、栓抜き、おろし金などがあるとよいでしょう。

★しゃもじ:炊飯器を購入する際に付属していることが多いです。
★菜箸:箸や割り箸でも代用できます。

調理器具A置く、入れる、測るもの

まな板はプラスチック製が手軽でオススメです。漂白剤で除菌ができ、値段も比較的安価。
ボウル、ザルは揃いで1セットあるといいです。ボウルは食器でも代用できます。

★計量カップ、スケール:お菓子や凝った料理を作らず、ある程度料理の経験がある方はなくても調理できます。全くの料理初心者の方は、あると格段に料理がラクになります。

鍋・フライパン・鍋ふた

入居先の物件のキッチンが狭いなら、鍋やフライパンは、取っ手が外せてコンパクトに収納できるタイプがオススメ。そのまま食卓にも出せます。

その他

割り箸は生肉を扱うときに使い捨てで使ったり、つくねや肉巻おにぎりの持ち手にしたりと、あればとても便利。100円ショップでも購入できます。

最低限必要なもの≪キッチン家電≫

□ 冷蔵庫
□ 電子レンジ
□ 炊飯器

冷蔵庫・電子レンジは必須。それぞれの選び方は、下記の記事を参考にしてみてください。

同様に炊飯器も必須・・・と書きましたが、ごはんを常食しない方や炊飯が面倒な方は、割り切ってパックごはんを買うという手段もあります。箱買いすれば、1食あたり100円もかかりません。

かつては容器のにおいが気になるイメージのあったパックごはんですが、最近ではどんどん味が進化して、炊飯器での炊飯ごはんと遜色ないほどにおいしいパックごはんも登場しています。

その他にあれば便利なキッチン家電としては、ホットプレート、オーブントースター、コーヒーメーカー、ミキサー、ヨーグルトメーカーなどがあります。新生活をはじめてから購入することもできますから、購入を急ぐものではありません。

【2】収納場所をチェック・キッチン編

必要最低限の準備すべきものがわかったら、次はキッチンの収納について考えてみましょう。

キッチン周辺の収納スペース

キッチン周りの収納スペース+活用できる収納家具をチェックリストにしました。それぞれ「収納スペースの有無」「いる・いらない」をチェックしてみましょう。

場所・目的 項目
食器収納 □食器棚
□コの字ラック
□仕切りカゴ
キッチン
家電収納
□冷蔵庫ラック
□レンジ台
シンク下 □仕切り
□コの字ラック
□包丁立て
□まな板置き
コンロ下 □仕切り
□コの字ラック
□調味料スタンド
調理スペース □調味料収納ラック
□キッチンツールスタンド
すき間活用 □スリムワゴン
□メッシュパネル

それぞれの収納例と収納のコツは、以下の通りです。

食器収納

食器が多い場合は、棚にただ食器を入れるだけでは取り出しにくく、また食器同士がぶつかり割れる原因にもなります。
コの字ラックで棚の高さを活かしたり、種類別に仕切りカゴをで仕分けることで使いやすさがUP。

食器が少ない場合は、食器棚を別の収納で代用することもできます。
カゴやファイルボックスでまとめると、見た目もすっきりする上に取り出しやすくなりますよ。

キッチン家電収納

冷蔵庫収納ラック:冷蔵庫上のデッドスペースを利用して他のキッチン家電、調味料などをすっきり収納できます。

レンジ台:スライドレールが付いているタイプは、湯気の出る炊飯器も安心して置くことができます。

シンク下

観音開きタイプのシンク下収納:内部の高さを余らせがちです。コの字ラックなどの棚で上下に収納できるようにしましょう。
また、収納で邪魔になりがちな排水管。こちらは、排水管を避けて設置できる専用の収納棚を使うことで解決できます。

引き出しタイプのシンク下収納:スペースに高さも奥行きもあるので、上から見渡せるように立てておくのが○。
ファイルボックスなどで奥-手前を縦に使うと、奥側の取り出しにくさを改善できます。

食器棚代わりにも使えますが、重いものを入れすぎると引き出しにくくなるのでご注意を。

コンロ下

コンロ下収納も、収納するポイントはシンク下収納とほとんど同じ。
鍋やフライパン、オイルポットや調味料など、コンロで使うものを近くに置いたほうが使いやすいキッチンになります。

調理スペース

狭いキッチンでは、調理スペースはなるべく物を置かずにスペースを確保したいところです。
普段使う調味料やキッチン用品を置いておけるラックが1台あると重宝します。

キッチンツールは、壁面を利用して掛けて保管する方法もあります。

すき間活用

スリムワゴン:キッチンと冷蔵庫のすき間など、半端に余ってもったいないスペースにワゴンを置くことで、デッドスペースを改善できます。

メッシュパネル:壁面を有効活用できる壁掛けパネルも便利!メッシュパネルだと、任意の場所にフックを掛けて収納箇所を増やせます。

【3】予算別・家電&収納組み合わせ例

ここからは、実際にキッチン周りで必要な家電+収納の「費用」に着目。
1つ1つは数千円でも、積み重なるとなかなかの出費に・・・。そこで、予算別に、予算の範囲でリーズナブルに購入できる商品をご紹介します!

アンケートで聞きました!一人暮らし前に買う家電&家具は?

ご紹介の前に閑話休題。
新生活開始のタイミングで需要のある家電&家具について、実際にアンケートを取ってみました!

回答者数:953名/アイリス収納・インテリアドットコム調べ
アンケート実施期間:2018年11月14日〜12月7日

Q. 一人暮らしを始める「前」に買い揃えた家電を教えてください。(複数回答可)

項目
冷蔵庫 507
洗濯機 451
炊飯器 439
テレビ 359
電子レンジ(単機能レンジ) 328
ドライヤー 241
掃除機(スティッククリーナー以外) 187
掃除機(スティッククリーナータイプ) 180
電気ケトル 163
照明(天井に設置するシーリングライト) 162
オーブントースター 153
こたつ 148
パソコン 143
オーブンレンジ 110
エアコン 109
ストーブ・ヒーター 103
冷房器具(扇風機・冷風扇など) 102
DVDプレーヤーなどの映像機器 84
衣類用アイロン 81
体重計 73

Q. 一人暮らしを始める「前」に買い揃えた家具・インテリアを教えてください。(複数回答可)

項目
カーテン・ブラインド 395
寝具 310
ベッド 199
テレビ台 193
カラーボックス 165
衣類収納ケース 155
リビングテーブル 147
衣類ハンガーラック 117
買ったものはない 115
食器棚 94
タンス(チェスト) 87
フロアチェア・座椅子 78
置き鏡 78
ソファ 74
本棚 67
作業机 54
ダイニングテーブル 48
その他収納ラック 46
キッチンラック 46
スチールラック 45

家電には冷蔵庫・炊飯器・レンジ・ケトル・オーブントースターが、家具・インテリアには食器棚・キッチンラックが上位に挙がりました。
これらを中心に、予算内の組み合わせを考えてみます!

※1 アイリスオーヤマ公式通販サイト「アイリスプラザ」で販売している商品の販売価格をベースに算出しています。セール等で値段は予告なく変動する場合があります。
※2 税抜での価格です。

いかがでしたか?キッチン周辺の家電・収納家具にいくらくらいかかるか、なんとなくイメージがついたでしょうか。

新生活準備は面倒な部分もありますが、家電や家具の組み合わせを考え始めると楽しくなってくるものです。
まずは気軽な気持ちで、新生活グッズを調べてみませんか?ネット通販サイトなら、スマホ片手にお家でゴロゴロしながら調べることができますよ。

【4】収納・配置の設計アドバイス

新生活で購入するもののイメージがついたら、次は「実際にどう置くか」を想定してみましょう。
キッチン家電や家具の使いやすい配置を考えるにあたって、ポイントをお伝えします。

空いている壁を活用する

突っ張り式のラックを活用することで、調理の流れに沿ってよく使う調味料や道具を置くことができ利便性がUPします。
★ちょうどいいサイズのメッシュラックがない場合は、突っ張り棒+メッシュパネルで自作することもできます。

キッチンワゴンを利用する

無理に収納スペースを固めずに、移動式のキッチンワゴンを活用する手もあります。シーンに合わせて置く場所を変えられて便利。
調理台が狭くスペースが限られる物件では、キッチンワゴンがサブ調理台としても活躍します。

丸見えのキッチンなら、見せる収納にする

丸見えのキッチンは、見せる収納に切り替えましょう。キッチン単体で考えると収納スペースが少なくても、玄関とサニタリー(洗面所・トイレ・浴室)もトータルに考えれば収納場所も見つかります。
多色使いはゴチャゴチャしているように見えるので、見せる収納グッズは同一カラーに。淡い色彩を選ぶのがコツです。

【5】知ってると役立つ収納のコツ

最後に、キッチン以外でも役立つ収納のコツをご紹介します!人気連載中の「すはらひろこ先生の快適収納ルール」から抜粋しました。

家具の白いは、七難隠す

「片づけているのにすっきり見えない」といった悩みをよく耳にします。色も形もバラバラな状態になっていると、乱れた印象を与えがちです。
では何から手を付けたらいいのかというと、色を統一すること。なかでも「七難隠す」ホワイトがおすすめです。

収納用品には種類が色々ありますが、色を決めておけば形が違っても自然とまとまってみえます。

透明ケースの前面はホワイトペーパーで目隠しするとスッキリ。

家具の高さが低いと広く見える

収納家具は高さの低いものを置くほど、壁がたくさん見えるので部屋に広がりができます。目安はキッチンカウンターくらいの高さで、家具の上には花やキャンドルなどが飾れるようなイメージです。
収納家具を並べるときは、高さの他に奥行きも揃える(前面を揃えて置く)とスッキリします。

「見せる」と「見せない」を半々に

リビングやダイニングのような場所では、細々したモノもあれば、出し入れの多いモノもあります。
「見せる」と「見せない」収納を半々にすると、バランスがよくなります。

見せるモノは本やCDのように、形や大きさが揃っているアイテムに限定します。一方、文具や郵便物などゴチャつきやすいモノは、カゴやケースでまとめて見せないようにしましょう。
収納グッズがあると片付けるのが簡単で、お揃いのグッズを並べるだけで見た目がキレイに整います。

収納グッズを選ぶ際には、部屋の内装材に使われている色から1色をピックアップしましょう。

兼用できる収納家具を購入する

持ち物が増えたからと言って、すぐに収納家具を買い足すわけにはいきません。
部屋の広さが限られている中で、上手に片付けたいときには収納と兼用できる家具を選ぶのが得策。リビングダイニングでは、ベンチやスツールのように座れる家具の中に、本や雑誌、おもちゃなどがしまえると便利です。

カラーボックスは安価な上、多用途に使えます。新生活の収納家具としてオススメです。

【6】さいごに

いかがでしたか?今回は新生活に必要なもの【キッチン編】と、収納や配置のコツをお届けしました。今回の記事がみなさんの新生活に役立てば嬉しいです!記事を参考に、自分に合ったチェックリストを作ってみてくださいね。

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