【収納アイテム】新生活で片付くインテリア用品の選び方
心機一転、いつもスッキリとした部屋で過ごしたい。きれいに片付けたいときに投入する収納用品は何がいい?使い勝手が良くてインテリア性の高いものがあると、センスアップしながら部屋が片付いていきますよ。
1.並べて重ねられる収納
こまごまとした生活用品をそのまま棚に置いておくと、乱雑になりやすくて困りますね。棚の中を有効に使って整理整頓するときには、箱型の収納用品があると便利です。しまいたいモノにとってちょうどいい大きさで、棚にもピタリと収まる箱を使うと、見た目にもキレイで片付けるモチベーションが上がります。
室内で使っているオープン棚の中も同じように、箱を活用すると片付けやすくなります。木製、植物製、布製、紙製、プラスチックといった素材の中から好みのものを選んで、インテリアとの組み合わせを楽しみましょう。四角い形のものは実用度が高くておススメ。フタの付いたものや積み重ねのできるものを使うと、いくつかに分類して整理したいときに役に立ちます。丸型のものはアクセントとして見せたいときに使いましょう。
- ★今すぐできること
- ・片付けたい場所は何処?棚に何をしまっているのかを点検する
・使わないモノが見つかったら処分する
・しまいたいモノを種類別に分けてみる
・箱型の収納用品はいくつ必要?個数を検討する
・棚の寸法を測る
・収納用品のサイズ、個数、素材を検討する

箱、はこ、ハコ。積み重ねてディスプレイ風にアレンジする北欧テク
2.移動できる収納
おもちゃやゲーム、本や雑誌など、部屋の中のどこで使うのかが限定されていないモノは、散らかしたままになりやすくて困ります。使いたいと思ったときには使う場所の近くにモノを引き寄せて、用が済んだら邪魔にならない場所で待機させることができるといいですね。たとえば、おもちゃ箱にキャスターを付けて動かせるようにすれば、床に散らばったモノをその中にポンポン放り入れるだけで、サッと掃除にとりかかれます。
また、繰り返し広げたりしまったりするモノは、キャスターの付いたワゴンのように、しまう機能が備わっていて容易に動かせる家具があると便利です。ダイニングテーブルで作業することが多い書類やノートパソコン、手芸の道具などは、ワゴンの中に定位置を決めておくと、食事の時に素早く片付けることができます。
- ★今すぐできること
- ・散らかりやすいモノは何?部屋の中を見渡してみる
・おもちゃ用の箱はいくつあったらいい?大きさと数の目安を立ててみる
・今使っている収納用品にキャスターを付けてみる
・収納ワゴンを使うとしたら何処がいい?使うと良くなることを挙げてみる

名作家具を実用的なワゴン収納として日常使い。素材と色で統一感をもたせたい
3.壁面が使える収納
「収納スペースが足りない。でも、家具を増やすと部屋が狭くなるから置きたくない」と思うことはありませんか?そんなジレンマに悩まされたら、壁面を使ってみてはいかがでしょう。意外な場所が収納スペースとして役に立ってくれますよ。
たとえば部屋のドア上端に引っ掛けて使えるフックは、ネジを使わなくていいので設置が最も簡単。上着やカバンをヒョイと掛けられて便利です。ネジを使ってもいいのなら、玄関や廊下にコートフックを壁に取り付けておくと、部屋に入る前に持ち物を片付けることができます。
壁を面的に使いたいときには、床と天井に突っ張るタイプの収納パネルをセットして、帽子やランドセルをはじめ、鍵のような小物といった外出に必要なアイテム一式を、ディスプレイしながら収納できます。
- ★今すぐできること
- ・玄関、廊下、部屋のドア廻りに引掛けておけたらいいモノは何か?書き出してみる
・引っ掛け収納に使えるドア、壁は何処か?チェックする
・試しにドア用のフックを使ってみる

北欧住宅の玄関に取り付けられた網棚のように機能的な壁収納
4.兼用できる収納
持ち物が増えたからと言って、すぐに収納家具を買い足すわけにはいきませんね。部屋の広さが限られているなかで、上手に片付けたいときには収納と兼用できる家具を選ぶのが得策。リビングダイニングでは、ベンチやスツールのように座れる家具の中に、本や雑誌、おもちゃなどがしまえると便利です。個室の場合はベッドの下を収納として活用することで、季節外の服や思い出の品などをたっぷりとしまうことができます。
ソファでくつろぐときには、読みかけの雑誌やリモコンなどがさり気なく置ける、棚の付いたコーヒーテーブルを使うのもいい手です。たまに使うボードゲーム、ときどき眺めたくなるアルバムや子どもの作品集など分量のあるモノは、旅行用のトランクを利用するとテーブル兼収納になります。
- ★今すぐできること
- ・テーブル、ベッド、ソファの下に収納できる?その目線で新たに使えるスペースを見つける
・リビングダイニング、個室の未利用スペースを見つけたら、箱やカゴが置けるか?採寸してみる
・使うことがなくなった旅行カバンを収納用品として利用する

中に収納してフタを閉じればベンチになる。ソリのような形をした北欧のユニークな家具
部屋の中を見渡してみると、意外な場所を収納スペースとして活用できる余地があるのでは?実用的で見た目のいい収納アイテムを見つけて、片付けるモチベーションにつなげたいですね。
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プロフィール
すはらひろこ (片づくおうちプランナー)
一級建築士、インテリアコーディネーター
株式会社アビタ・クエスト代表取締役
共働き経験をいかした収納術とおしゃれなインテリアで、雑誌のビフォアアフター企画でも活躍。 TV東京TVチャンピオン【お部屋リフォーム王】、TBS系「王様のブランチ」、NHK総合「あさイチ」ほかテレビ・ラジオ出演や講演、著書など多数。
総合情報サイト【オールアバウト】で収納ガイドを務め、連載記事は幅広い読者層に好評。
著書:『1分からはじめるかたづけ術』(だいわ文庫)
『朝、着る服に迷わないハッピー収納術』(大和書房)
ほか
