枕の選び方

毎日使う枕は、睡眠の質に大きく影響します。
自分に合わない枕を使っていると、首や肩に負担がかかり、朝起きたときにスッキリしていないと感じることもあります。
枕を選ぶ際は、高さ・素材・形状など、いくつかのポイントを押さえることが大切です。
この記事では、快適な眠りをサポートするための枕の選び方を、わかりやすくご紹介します。
目次
アイリスプラザの枕の選び方
01高さ・サイズで選ぶ
枕の高さやサイズは、首や肩の負担を軽減し、快適な睡眠をとるためにとても重要なポイントです。
自分の寝姿勢や体格に合わせて、適切な高さとサイズを選ぶことが重要です。
1-1.寝姿勢に合った高さを選ぶ
枕の高さは、寝るときの姿勢によって適切な高さが異なります。
■仰向け寝の方
首と背骨の自然なカーブを保つため、やや低め〜中くらいの高さが適しています。
■横向き寝の方
肩幅の分だけ高さが必要になるため、やや高めの枕が理想です。
■うつ伏せ寝の方
首をひねるため、できるだけ低い枕がおすすめです。
※特に横向き寝の方は、枕の高さが足りないと首が下に傾いてしまい、肩に圧力がかかりやすくなります。
さらに体の大きさ(肩幅や頭の大きさ)によっても理想の高さは変わります。
肩幅が広い人は高め、肩幅が狭い人は低めの枕が合いやすいです。
また、頭の重さや首の長さも関係するため、「同じ寝姿勢」でも人によって最適な枕は異なります。
1-2.サイズは寝返りのしやすさに関わる
枕の横幅や奥行きのサイズも重要です。
・標準サイズ(約43×63cm):一般的でもっとも多く販売されているサイズ。
・ワイドサイズ(50×70cm以上):寝返りが多い方や、大きめの枕がお好みの方におすすめです。
寝返りは一晩に20回以上すると言われており、自由に動けるだけの面積があることで、睡眠の質が下がりにくくなります。
02素材・硬さで選ぶ
枕の寝心地や通気性、硬さは使用されている中材によって変わります。
各素材には異なる特性があるため、使用感や季節、硬さの好みに合わせて選びましょう。
■素材と硬さ
・低反発ウレタン
体圧を分散し、頭や首にしっかりフィットします。柔らかめで静かな寝心地ですが、やや通気性に劣ります。
・高反発ウレタン
しっかりした弾力があり、やや硬めの寝心地です。寝返りがしやすく、頭が沈み込みすぎない点が特徴です。
・パイプ素材
通気性が高く、硬めのしっかりした寝心地です。シャリ感のある感触が好きな方に向いており、高さ調節も容易です。
・ポリエステルわた
ふんわりと柔らかく、軽い使用感です。ややへたりやすいものの、取り扱いが簡単で手入れもしやすいです。
枕の硬さは快適な眠りの鍵となります。
柔らかすぎる枕は首が沈み込みすぎてしまい、硬すぎる枕は頭に圧力がかかることがあります。
自分の首や肩の緊張度、好みを考慮して選ぶことが大切です。
寝姿勢やお手入れの仕方などにも注目しましょう。
03形状で選ぶ
枕の形状は、睡眠時の姿勢保持やリラックス度に大きく影響します。
以下のような形状の特徴を理解して、自分に合うものを選びましょう。
■スタンダードタイプ
平らな長方形で汎用性が高く、どの寝姿勢にも対応しやすいタイプです。
■くぼみ付きタイプ
中央にくぼみがあり、頭が包み込まれることで寝姿勢が安定します。
■首元サポートタイプ
首のカーブにフィットする構造で、ストレートネックの方や首・肩に不安がある方におすすめです。
■横向き寝対応タイプ
サイドが高めで肩との隙間を埋め、横向き寝でも首が真っすぐになるようサポートしてくれます。