コンテナガーデンってご存知ですか?
コンテナガーデンとは、鉢やプランターなどの移動ができる容器(コンテナ)に、植物を寄せ植えして作る「小さな庭」のことです。
もともと植物は地面にじかに植えるよりも、コンテナで育てるほうが病気や虫害を少なくすることもできるので、扱いやすく気軽に始められます。
ひとつのコンテナでたくさんの植物が楽しめ、ガーデニングの世界が広がりますよ。
作り方
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- プランターに鉢底の土を入れます。
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- その上にゴールデン粒状培養土を入れます。
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- 植え付ける前に花苗のレイアウトを決めておきましょう。
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- 花苗をポットから外して土を落とします。
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- 苗をプランターの縁よりも低く 植え、間に培養土をしっかり つぎ足します。
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- 土の表面を押さえ、プランターの縁から1センチくらい低くし、水やりスペースを作ります。
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- 株もとに水をたっぷり与えます。
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- 全体のバランスを整えて完成です。
上手な寄せ植えのポイントは
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- 植物の高さはコンテナの直径の約1.5倍にすると安定感が出ます。 全体の形は不等辺三角形にするとまとまりやすいでしょう。
Pick Up!!真海先生の寄せ植え教室
編集部おすすめアイテム
ハンギングバスケット
花やグリーンを置くスペースがないというお宅でも、ちょっとしたアイデアでガーデニングを楽しめます。
普段は目線とほぼ同じかそれよりも低い位置に咲く花やグリーンが、高いところに飾られている姿はとても新鮮!
ハンギングバスケットひとつでも立体的な演出が楽しめます。
また日当たりや風通しが良いので植物たちも元気にすくすく育ちます。

作り方
こちらで紹介するのは側面からも植え込みより立体的に見せる方法です。 通常の植え方の場合はマットの切込みをせずにバスケット上部より植え込みをしてください。
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- ヤシの繊維マットに切り込みを入れます。
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- バスケットの中に鉢底の土を約2センチ、ゴールデン粒状培養土を切り込み部分まで入れます。
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- 苗の入っていた黒いポリポットをハサミなどで切り開いておきます。
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- ポリポットを苗に巻き付けます。
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- ヤシ繊維の切り込み部分に苗を差し込みます。
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- 巻き付けていたポリポットを外し、培養土をつぎ足します。
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- バスケット上部にも苗を寄せ植えし、すき間を培養土で埋めます。
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- たっぷり水を与えて完成です。
※ハンギングバスケットは乾きやすいので、こまめに水やりしましょう。花ではなく、根全体に水が行きわたるように水やりすることが大切です。
おすすめの花
こんもり広がるタイプや垂れ下がるタイプがおすすめです。

上手な寄せ植えのポイントは
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- ハンギングバスケットは吊り下げますので、垂れ下がるタイプの植物と草丈のある植物を組み合わせるのが、バランスの決め手です。
Pick Up!!ハンギングが素敵なお庭
発芽率アップ!上手な種まき方法って?
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- 春といえば「種まき」。いつも「だいたいこんなもの?」という感じで種まきしている方もいらしゃると思いますが、正しい種まきの方法ってあるのでしょうか? どうせ種まきするなら、一番発芽しやすいように種まきしてあげたい! というわけで、「正しい種まき」をご紹介いたします。
いつ種まきしますか?
植物はその品種ごとに「発芽適温」というものがあります。
一番発芽しやすい温度のことで、種の入った袋に書かれている場合が多いので確認してみてください。
温度の見分け方は以下のとおりです。
【15〜20度】
ソメイヨシノが散るころ。
コスモス、マリーゴールドなどはこの時期です。
【20〜25度】
八重ザクラが咲き始めたころ。
ナスタチウム、ニチニチソウなどはこの時期です。
※ペチュニア、ヒワマリ、マツバボタンなどは20〜25度が適温ですが、昼夜の温度差を嫌うので八重ザクラが散るころを目安しましょう。
【25〜30度】
八重ザクラが散って約2週間後。
ヒョウタンやヘチマを直まきする場合です。
知っ得!ワンポイント♪一年草と多年草
お花を選ぶとき、種の袋や種苗札に書かれた『一年草』『多年草』といった言葉を目にすることがあると思います。
『一年草』は種まき〜枯れるまでの期間が1年以内の植物、『多年草』は種をまき、株ができると数年にわたって花が咲く植物のことをいいます。
『多年草』の中でも冬場に地上部に葉や花を残すものは宿根草とよばれています。


まく場所は?
まく方法には以下の3種類があります。
【直まき(じかまき)】
花壇や庭に種を直接まきます。
【ポットまき】
小さく区分けされたビニールポットや圧縮ピートモスに種をまく方法です。発芽後に間引きし、徐々に大きな鉢に植え替える必要があります。粒が小さな種に向いています。
【箱まき】
10センチくらいの深さがある箱に小石を敷き、その上に ゴールデン粒状培養土【差し木・種まき用】を入れ、そこに種をまきます。中粒の種に向いています。
種の大きさに応じたまき方

光が必要?不必要?
植物の種類によっては、発芽するときに光があった方がよいものと、そうでないものがあります。
以下の植物は、それぞれの代表的なものです。
光が必要(好光性種子)
種を植えたら土で覆わなくなくてよいもの、もしくは薄く覆うもの。
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- カランコエ
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- カンパニュラ
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- キンギョソウ
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- ダリア
光が不要(嫌光性種子)
種を植えたら、厚く土で覆ったほうがよいもの。
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- ニゲラ
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- ジニア
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- シザンサス
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- ハゲイトウ
水やりは慎重に
直まきの場合は種まきする前に、用土を十分湿らせておきましょう。
また発芽までは湿らせた新聞紙でまき場所を覆い、新聞紙の上から霧吹きなどでそっと水をかければ、種に影響を与えません。
箱まきやポットまきの場合も同様にするか、または水を入れた大きな容器に育苗箱ごとつけて、箱の底穴から水を吸わせる腰水法で行います。
土で覆う必要がない種は新聞紙で覆ってしまうと発芽が劣るので、ゆっくり底から水をすわせて、種に刺激を与えないようにします。(つけたままでは、水分が多くなりすぎるので注意しましょう)
発芽したら徐々に日光に当てるようにします。同時に用土の表面が白く乾いたら水やりをし、本葉が出たら液肥を与えるようにしましょう。
規定量の2〜10倍くらい薄いものを、集に1度くらいの頻度で与えましょう。
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