テーブルコンロ（据え置き型）

テーブルコンロは、キッチンに置くだけで使える据え置き型のガステーブルです。工事が不要で、引っ越しや模様替えの際にも移動が簡単。価格も手頃で、都市ガス・プロパンガスの両方に対応したモデルが豊富です。賃貸住宅や初めての購入におすすめです。

ビルトインコンロ（組み込み型）

ビルトインコンロは、システムキッチンに組み込んで設置するタイプで、見た目がすっきりしており、掃除もしやすいのが特徴です。最新の便利機能や安全機能を備えたモデルが多く、調理の幅も広がります。持ち家やリフォームを検討している方に最適です。

1口コンロ

1口コンロは非常にコンパクトで、設置スペースをほとんど必要としないため、狭いキッチンやサブ用途に最適です。軽量で持ち運びがしやすく、使用後の収納も簡単です。多くのモデルがカセットボンベ式を採用しており、電源やガス配管が不要な点も大きな魅力です。

2口コンロ

2口コンロは、主菜と副菜を同時に調理できるため、日々の料理を効率よく進められるのが大きなメリットです。据え置き型やビルトイン型など、設置方法の選択肢も豊富で、グリル付きのモデルも多く、調理の幅が広がります。ただし、ある程度の設置スペースが必要になるため、キッチンの広さに応じて事前に寸法を確認しておくことが重要です。

3口コンロ

3口コンロは、3つのバーナーを同時に使用できるため、調理効率が非常に高く、忙しいご家庭や料理を本格的に楽しみたい方におすすめです。強火・中火・弱火といった火力の異なるバーナーを使い分けられるモデルも多く、用途に応じた調理が可能です。さらに、グリルや自動調理機能なども充実しており、より多彩な料理に対応できます。ただし、本体サイズが大きいため、設置には広めのスペースが必要で、価格も比較的高めになる傾向があります。

火力調節機能

強火で一気に炒めたいときや、弱火でじっくり煮込みたいときなど、料理の種類や工程に応じて最適な火力が選べます。中には、一定の温度をキープする温度調節機能が搭載されたモデルもあり、揚げ物や煮物など、温度管理が重要な料理でも安定した仕上がりが期待できます。

グリル付きタイプ

グリル機能が付いたガステーブルは、魚を焼くだけでなく、トーストやピザ、焼き野菜など、さまざまな料理に活用できます。最近では、水を入れずに使える「水なしグリル」や、上下から同時に加熱できる「両面焼きグリル」など、使い勝手の良いタイプが増えています。オーブンを使わずに手軽に焼き料理ができるため、調理の幅が広がり、毎日の献立に変化をつけやすくなります。

立ち消え安全装置

立ち消え安全装置は、風や吹きこぼれなどの予期せぬ原因で火が消えてしまった際に、自動でガスの供給を止める機能です。火が消えたままガスだけが出続けると、ガス漏れによる爆発や中毒といった重大な事故につながる恐れがあります。この機能があれば、火が消えたことを感知して即座にガスを遮断してくれるため、安心です。

過熱防止装置

過熱防止装置は、鍋底の温度が異常に高くなった場合に、火力を自動で弱めたり、完全に消火したりする機能です。空焚きや油の過熱による火災を防ぐ効果があり、特に揚げ物や煮込み料理など、長時間火にかける調理を行う際に役立ちます。

チャイルドロック機能

チャイルドロック機能は、小さなお子様が誤ってガステーブルを操作しないように、操作パネルやつまみをロックできる機能です。興味本位で触ってしまうことによる火災ややけどなどの事故を防ぐために、家庭内での安全対策として非常に有効です。ロックの解除には一定の操作が必要なため、簡単に解除できない設計になっている点も安心材料のひとつです。

なべ無し検知機能

なべ無し検知機能は、バーナーの上に鍋が置かれていない状態では点火しない、または点火後に鍋が外された場合に自動で火を消す機能です。これにより、空焚きや誤操作による火災のリスクを大幅に減らすことができます。

感震停止機能

感震停止機能は、地震を感知すると自動でガスの供給を停止する機能です。多くのモデルでは、震度5相当以上の揺れを検知した際に作動するよう設計されており、地震による火災の発生を未然に防ぐことができます。日本のように地震が多い地域では、非常に重要な安全機能のひとつです。万が一の災害時にも、火元からの二次被害を防ぐための備えとして、ぜひチェックしておきたいポイントです。

フラットな天板

天板の素材や形状は、掃除のしやすさに直結します。特に、凹凸の少ないフラットな天板は、調理中に飛び散った油や食材のカスをサッと拭き取ることができ、日々の掃除がとても簡単です。ガラストップは見た目も美しく、耐熱性や耐久性にも優れており、汚れがこびりつきにくいのが特徴です。また、ホーロー素材も比較的手入れがしやすく、価格とのバランスも良いため人気があります。どちらの素材も、清潔感を保ちやすく、忙しいご家庭にぴったりです。

取り外し可能なパーツ

バーナーキャップや汁受け皿など、調理中に汚れやすいパーツが簡単に取り外せる構造になっているかどうかも重要なポイントです。取り外しができれば、シンクで丸洗いできるため、衛生的で手間もかかりません。最近のモデルでは、工具を使わずにワンタッチで分解できる設計のものも多く、掃除のハードルがぐっと下がります。

コーティング加工

天板やグリル、バーナー周りに施されたコーティング加工も、お手入れのしやすさに大きく影響します。例えば、フッ素加工やセラミックコートが施されていると、焦げ付きや油汚れがこびりつきにくく、軽く拭くだけで汚れを落とすことができます。これにより、洗剤やスポンジでこする手間が減り、掃除の時間も短縮できます。特に、毎日使うコンロだからこそ、こうした加工の有無はチェックしておきたいポイントです。