サーキュレーターの掃除方法|分解できる?できない?|タイプ別に紹介

サーキュレーターは便利な家電ですが、使い続けるとほこりがたまり、風量低下やカビ臭の原因になることも。 特に「分解できないタイプ」は掃除が難しいと思われがちですが、実は工夫次第でしっかりお手入れできます。
この記事では、分解できるタイプ・できないタイプそれぞれに合った掃除方法を紹介します。
目次
サーキュレーターの掃除はなぜ必要?

風量低下やカビ・雑菌の拡散を防ぐため
サーキュレーターの掃除は、見た目をきれいに保つだけでなく、機能を維持するためにも欠かせません。 羽根やカバーにほこりがたまると風量が弱くなり、空気循環の効率が下がる原因になります。 また、カビや雑菌が繁殖し空気中に拡散されると、アレルギーや体調不良を引き起こすこともあります。
故障や寿命短縮のリスクを減らすため
ほこりがモーター周辺にたまると負荷がかかって異音が発生したり、最悪の場合は故障につながることも。 定期的な掃除をすることでサーキュレーターの性能を保ち、寿命を延ばすことができます。
掃除前に確認!分解可能かどうかの見極め方

前面ガードの固定方法をチェック
サーキュレーターには「分解できるタイプ」と「分解不可の一体型」があります。 まず、前面ガードの固定方法を確認しましょう。ネジで留められているタイプはドライバーで分解可能です。 ツメ式の場合は、前面ガードを回すことで外せることもあります。
一体型は分解不可の可能性あり
完全に固定されている一体型は、基本的に分解ができません。無理に外そうとすると破損の原因になるため、注意が必要です。
説明書やメーカーサイトで型番を確認
製品の説明書やメーカー公式サイトで型番を検索すると、分解の可否や掃除方法が記載されていることがあります。 掃除前に確認しておくことで、無理な分解によるトラブルを防げます。
分解できないタイプの掃除方法(外側からのメンテ)
分解できないタイプでも、以下の手順でしっかり掃除できます。

@前面ガードのほこりを取る
ハンディモップやエアダスターを使って、外側からほこりを取ります。 静電気でほこりを絡め取るタイプのモップは、細かいほこりまでしっかりキャッチしてくれるのでおすすめです。
A羽根の汚れを拭き取る
ハンディモップなどを使って、前面ガードのすき間から羽根の表面を掃除します。 中性洗剤を含ませた布で拭くと、油汚れも落ちやすくなります。
B吸気口の掃除
背面の吸気口にもほこりがたまりやすいので、ブラシやモップでやさしく掃除しましょう。掃除機で吸引するのも方法の1つです。 吸気口を掃除することで風量の低下を防ぐことができます。
C仕上げのから拭き
水分が残らないよう、マイクロファイバークロスなどのやわらかい布で全体をから拭きします。 水分が内部に入ると故障の原因になるため、しっかり乾かすことが大切です。
分解できるタイプの掃除方法(内部までしっかり)
分解できるタイプは、より徹底的な掃除が可能です。以下の手順で行いましょう。

@前面ガードを外す
ネジ式の場合はドライバーで、ツメ式の場合は回して外します。 無理に力を入れると破損するので、説明書を確認しながら慎重に作業しましょう。
A羽根を取り外して掃除
羽根は中性洗剤を薄めた水で洗い、洗浄後はしっかり乾かしましょう。 ぬれたまま戻すとモーターに悪影響を与える可能性があるため、完全に乾燥させてから取り付けることが大切です。
B内部のほこりを除去
モーター周辺はエアダスターや乾いた布でやさしく掃除します。 水分が内部に入り込むと故障の原因になるため、ぬれた布は使わず、乾いた状態で作業しましょう。
C組み立てて動作確認
全てのパーツが乾いていることを確認してから、元通りに組み立てます。 最後に電源を入れて、異音や風量の確認をすると安心です。
掃除頻度と寿命の関係

掃除の頻度は使用状況に応じて調整
サーキュレーターは、定期的に掃除することで風量や静音性を保ちやすくなり、寿命を延ばすことができます。 通常「月1回+収納前後」、毎日使用する時期は「2週間に1回」の掃除がおすすめです。 ペットや喫煙者がいて、ほこりや汚れがたまりやすい環境やキッチンなど油汚れのあるところで使用している場合は、「週1回」の掃除が理想的です。
掃除の習慣が寿命を大きく左右する
定期的に掃除をすることで、モーターへの負担が減り、故障のリスクを抑えることができます。 その結果、サーキュレーターの性能を長く保つことができ、寿命も自然と延びていきます
サーキュレーターの性能を維持し故障のリスクを抑えるには、定期的な掃除が欠かせません。 分解できるタイプ・できないタイプそれぞれに合った方法で、無理なく続けられるお手入れを心がけましょう。