シャンプー・リンスについて トリマーさんが教える犬のトリミング講座

ブラッシングやシャンプーは毛玉を抑えたり、抜け毛を減らすための大切なケアです。
自宅でできるシャンプーの方法をご紹介します。

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目次

1.ブラッシング

◆ブラッシング
毛の汚れを落としやすくするため、シャンプーの前に行います。
毛玉は洗った後だと固まって取れなくなるので、シャンプーの前に取ります。

<ワンポイントアドバイス>
・ブラッシングは毎日行った方がいいですよ!
(スキンシップ&皮膚の異常を確認するため)
・犬は同じ作業を長時間耐えられないので、ブラッシングは誉めながら行いましよう。

【ブラッシングの必需品】
スリッガーとコーム

「ブラッシングの順番は?」
体のうしろ(お尻)の方から 徐々に顔の方をとかしていきます。

「とかし方は?」
毛を持ち上げて根元からとかしていきます。
毛が引っかからなくなったらOK!
スリッガー→コームの順でとかします。
耳の所までしっかりとかします。

<ワンポイントアドバイス>
・ブラッシングの前に、霧吹きで水を犬全体に軽く吹きかけます。
汚れを浮かせて落としやすくなり、ブラッシングの時にスムーズになり、マッサージ効果が上がります。

2.シャンプー前の準備

◆耳栓(脱脂綿を入れる)
耳に水が入るのを防ぐため、シャンプーの前に脱脂綿を耳に入れます。

適当な大きさの脱脂綿を…

"きゅっ"と耳の中に入れます

耳の穴がふさがり、耳栓が見える程度でOK!

◆体を濡らす
<ワンポイントアドバイス>
・シャワーのヘッドは、なるべく愛犬の地肌に近付けて、水がはじかない様にかけてあげましょう!
・シャワーを嫌がる子は、カランで静かに水を流しながら洗ってあげましょう。

「濡らしていく順番は?」
体のうしろ(しっぽ・後ろ足)の方から 前の方へ向かって濡らしていきます。

<ワンポイントアドバイス>
・鼻を上に向けて、水が入らない様に注意しましょう。
・目に水が入っても大丈夫!
(但し、シャンプーの水は入れない様に注意)

◆肛門腺絞り
片方の手でしっぽを持ち上げます。
肛門の斜め下に"ポコッ"とした2つの袋状のものがあるので、そこを人さし指と親指で挟みます。

肛門のまわりを触って、袋状のものを人さし指と親指でつまんで肛門に向かって押し出すようにすると出てきます。
においがすごいので、すぐに洗い流しましょう。

3.シャンプー・リンス・すすぎ

◆シャンプー
片方の手でしっぽを持ち上げます。
「シャンプーする順番は?」
後ろ→前へ
足先は汚れやすいのでよく洗います。
(肉球の間まで)

シャンプーをつけながら、どんどん洗っていきます。

◎頭、顔などを洗う時
手で泡立てたシャンプーを頭につけて洗います。
(直接シャンプーをかけると目に入ってしまう恐れがあるため)
口の部分も同じようにして、手に一旦取ってから、鼻に入れない様に注意しながら洗いましょう!

耳の部分は外側だけシャンプーをつけて洗ってあげます。

◆すすぎ1回目
「すすぎの順番は?」
前(頭)→後ろへすすいでいきます。
シャンプーをしっかり洗い流します。

◆リンス
<ワンポイントアドバイス>
・リンスは首から下だけでOK!
全体にまんべんなく。
耳の後ろなど毛玉になりやすいところはリンスをしてあげた方がいいですよ。

◆すすぎ2回目
1回目の時と同じ手順ですすぎます。ちゃんとしっぽまですすぎましょう。

4.タオルドライ・乾燥

◆タオルドライ
体のすみずみ(肉球のところ)まで、よく拭いてあげましょう。

◆乾燥
<ワンポイントアドバイス>
・ドライヤーはターボ付きがおすすめ。
・体全体を乾かす時…ターボで
・顔の時…ターボなしの風で
強弱のあるドライヤーだと乾かす部分に合わせることができるので便利。
・スリッガーやコームでとかしながら乾かす方が早く乾きます。
(毛の根元まで風がいくようになるため)
・乾燥はしっかりと
乾いた目安…手で毛を逆立てるようにして根元の水分があるかどうか確認。毛の湿り気が感じなくなればOK。

「乾かす順番は?」
後ろから前へ向かって乾かします。

指の間・前までしっかりと乾かします。
乾燥したら軽くブラシイングをして毛を整えましょう!

できあがり!!
「すっきり!」

最後に…

いかがでしたか?自宅でのシャンプーは飼い主さんもわんちゃんも不安があるかもしれません。わんちゃんに負担がかからないように声をかけながら無理なく行ってくださいね!

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