#11『ハウス』〜ベーシックトレーニング〜

「トレーニングって難しい!訓練するなんてかわいそう!」なんて思っていませんか?トレーニングは愛犬とのコミュニケーションです♪第11回は『「ハウス」〜ベーシックトレーニング〜』です!ハウスに入ることは、お留守番、来客時、旅行先でなどあらゆる場面で役立ちます。ハウスに入ることが好きになり、安心して休める場所であることを、ステップを踏みながらトレーニングしていきましょう!

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目次

    今回は、ハウスのトレーニングに挑戦してみましょう。イヌは、食べ物であったり休む場所(寝床)であったり、自分の生命維持に関わる資源を守る動物です。すなわち、イヌにとって安心して休める寝床は、生きるうえで非常に大切だと言えます。
    イヌにとって安心できない場所に寝床があったり、寝ている最中にちょっかいを出されたりすると、様々な問題行動に発展することがありますから注意してください。

    野生下のイヌにとっては、穴を掘った場所や、穴蔵が寝床になります。今回のハウスは、まさに穴蔵の形状です。しかしただ置いといても、クッション性の高いソファーなどを好んでしまうため、自発的にはハウスに入ろうとしません。そこでハウストレーニングでは、ハウスに入ることが好きになり、安心して休める場所であることを、ステップを踏みながらトレーニングしていくことが大切となります。

    <ハウスが活用できる場面>
    ☆寝るとき
    :一頭で寝ることに馴らすと、飼い主さんと離れても不安になりません。
    ☆お留守番をさせるとき
    :特に子犬であれば、イタズラが予防できます。
    ☆お客さんがお家に来たとき
    :お客さんがアレルギー持ち、イヌ嫌いかも・・・。
    ☆車に乗った時
    :イヌのシートベルト代わりになり、そして車の中から吠えることが予防できます。
    ☆旅行先で休ませるとき
    :寝床ごと移動できるので、旅先でも安心して休めるようになります。
    ☆災害が起きたとき
    :家具が倒れて来たとき、愛犬の身が守れます。

    おりこう犬プロジェクト!動画deトレーニング! #11 - YouTube

    このように、ハウスに入ることはあらゆる場面で役に立ちます。子犬であれば、小さい時から習慣付けすることで、素直に学習していってくれますし、成犬でも時間をかければ必ずできるようになりますので、挑戦してみてください。

    ※動画のなかで、ゴハンをハウスの中に入れて与えていますので、トレーニング後はハウス内を清潔にしてあげてください。

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    長谷川先生

    長谷川先生

    長谷川 成志(Dr. Masashi Hasegawa Ph.D.)
    博士(学術:動物人間関係学分野)
    麻布大学獣医学研究科共同研究員
    (株)Animal Life Solutions 取締役

    アシスタントドッグ育成普及委員会(H13〜17年度 住友生命支援事業)の奨学生としてアメリカの介助犬団体Summit Assistance Dogsに留学し、Certificate of Achievementを取得。2009年10月には世界的なドッグトレーナーの資格CPDT-KAを取得。「人が犬を学び・犬が人社会のルールを学ぶ」をコンセプトに掲げた犬のしつけ方教室「スタディ・ドッグ・スクール?」を麻布大学と共同で企画、運営し、講師として活動。さらに麻布大学動物応用科学科の動物トレーニング実習にて、東日本大震災で被災犬となった犬達などの健康管理とトレーニングのサポートを行っている。

    スタディ・ドッグ・スクール?

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