#06手を追うトレーニング〜SitとDownの基礎〜

今回は、ハンドサインで誘導する手法を使ってSitやDownのトレーニングしていきます。皆さんの手の動きに意識を向け、手の動きを追うように学習させましょう。

Original.jpg?jp.co

目次

    愛犬にSitやDownをトレーニングする方法は、大きく分けると3つあります。

    1. ハンドサインで誘導する方法
    2. 腰を押すなど、体を触って座った状態(伏せた状態)にする方法
    3. 座る(伏せる)のを待つ方法

    いずれの方法も、結果的にご褒美を使うことで学習が成立するので、どの手法でもトレーニングできますが、『1』の方法がとても簡単です。そこで今回は、ハンドサインで誘導する手法を使ってトレーニングしていきましょう。

    愛犬にSitやDownのハンドサインを教えるための基本は、皆さんの手の動きに意識を向け、手の動きを追うようにすることです。そのために初めは、両手にご褒美を持ちますが、ご褒美は必ず誘導していない反対の手から与えてください。これは、<誘導する手にご褒美があるかないかを確認するようになり、食べ物を持っていないと動けなくなる>、ということを防ぐためです。あくまで最終的には、皆さんの手を追えるようにトレーニングすることが大切です。次回のSitとDownのハンドサイントレーニングに向けて、楽しみながらトレーニングしてみてください。

    おりこう犬プロジェクト!動画deトレーニング! #06 - YouTube

    長谷川先生

    長谷川先生

    長谷川 成志(Dr. Masashi Hasegawa Ph.D.)
    博士(学術:動物人間関係学分野)
    麻布大学獣医学研究科共同研究員
    (株)Animal Life Solutions 取締役

    アシスタントドッグ育成普及委員会(H13〜17年度 住友生命支援事業)の奨学生としてアメリカの介助犬団体Summit Assistance Dogsに留学し、Certificate of Achievementを取得。2009年10月には世界的なドッグトレーナーの資格CPDT-KAを取得。「人が犬を学び・犬が人社会のルールを学ぶ」をコンセプトに掲げた犬のしつけ方教室「スタディ・ドッグ・スクール?」を麻布大学と共同で企画、運営し、講師として活動。さらに麻布大学動物応用科学科の動物トレーニング実習にて、東日本大震災で被災犬となった犬達などの健康管理とトレーニングのサポートを行っている。

    スタディ・ドッグ・スクール?

    clear

    カテゴリー