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犬のサプリメントについて

サプリメントはペットにも良い効果が期待できるのでしょうか?犬のサプリメントについて利点・欠点を把握し、正しく使うにはどうしたらいいのかを見ていきましょう。

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目次

「サプリメント」という言葉を最近よく耳にします。
実際に、ドラッグストアなどでは人間用のサプリメントがたくさん売られています。
最近ではペット用のサプリメントもペット専門店や通販でよく見かけるようになりました。
しかし、一体サプリメントとは何なのかをご存知でしょうか?
ペットにも良い効果が期待できるのでしょうか?
犬のサプリメントについて利点・欠点を把握し、正しく使うにはどうしたらいいのかを見ていきましょう。

1.サプリメントって何?

サプリメントとは栄養補助食品、つまり食品です。薬品ではありません。
利点としては(薬品ではないので)購入が容易であり通販などでも買えます。また、効果もある程度期待できます。動物病院では、薬とサプリメントを両方活用して治療するところもあります。効果の高い薬でも副作用の危険があって長期間投与できない場合、短期間だけ薬を投与して後はサプリメントを使用するといった具合です。

2.症状別サプリメント

では、実際にサプリメントはどういった疾患に効果が期待できるのでしょうか。病院で処方される例を中心に見ていきましょう。

<皮膚疾患>
動物用サプリメントはもともと皮膚・被毛疾患用が始まりでした。
亜鉛欠乏性皮膚炎(特にハスキーに多い)ではサプリメントとして亜鉛・ビタミンEの製品が多く使われています。
最近ではDHA(ドコサヘキサエン酸)・EPA(エイコサペンタエン酸)やクルクミン(ウコン)・アロエのもつ“皮膚の炎症を抑える作用”が期待され、サプリメントとして使用されています。

<関節・神経疾患>
緑茶カテキンなどのサプリメント軟骨を保護したり神経の炎症をやわらげたりなどの効果を期待してサメ軟骨、コンドロイチン、ムラサキイガイエキス、緑茶カテキンなどのサプリメントがよく使われています。また膝蓋骨脱臼には緑茶フラボノイドを含むサプリメントが使われます。鎮痛剤や消炎剤は長期間投与できないものが多く、長期間投与できるサプリメントはこの点で役立っています。

<ガン・免疫機能対策>
最も注目されている分野です。これらのサプリメントの多くが単糸菌類(キノコ)を材料としていて、人用で最近よく耳にするアガリクスもこの中の一種です。免疫を活性化し、腫瘍の成長を抑える効果が期待されます。これらのサプリメントを積極的に使用して治療に良い結果を得ている動物病院も少なくありません。ところが免疫の活性化は患者犬の遺伝により反応の良し悪しがあり、非常に効果のある場合もあれば全く効かない場合もあります。
しかし、「手術」「化学療法」「放射線」の三つの手段がなかったガン治療に第四の治療法として今後研究が盛んになっていくはずです。

3.サプリメントの注意点

サプリメントには欠点もあります。薬品ではないので成分検査などの義務がありません。中身が何なのかはメーカーの良心にまかせるということになります。投与量もあいまいですから、過剰な摂取によりなんらかの副作用が起こる可能性もあります。人間用のダイエット茶などで劇症肝炎をおこし何人もの人が亡くなったことがありました。犬に与える場合も、注意が必要です。

<犬が妊娠中の場合は要注意>
妊娠中はサプリメントは注意しましょうサプリメントは食品なので基本的に危険は少ないのですが、犬が妊娠中の場合は配慮が必要です。例えばサメ軟骨は、胎児の成長を妨げてしまうので妊娠中の摂取はよくありません。妊娠中にどうしてもサプリメントを与えたい場合は、獣医師に相談したほうが安全です。

<カルシウムのサプリメントは本当に必要?>
カルシウムは昔からあるサプリメントですが、大きな問題があります。成長期に過剰なカルシウムを摂取した場合、逆に骨がもろくなるのです。3歳くらいの若さで脊椎疾患に陥る犬が、実は成長期にカルシウムを与えられていたという例が多くあります。
子犬用フードではカルシウム、リン、マグネシウムの濃度とバランスはきちんと計算されていますので、これにカルシウムだけを添加するのは無意味ばかりか有害です。
カルシウムのサプリメントが必要なのは、「産後の短期間の場合」と、「カルシウムが必要な病気」の場合のみです。ドッグフードを与えている場合、通常は必要ありません。きちんと栄養管理のできたプレミアムフードが全盛の現在、カルシウムのサプリメントに存在価値はあるのか与える際は考える必要があります。

4.サプリメントの選び方

市販されているサプリメントの中で、きちんと研究データを出しているものについてはそれなりの効果を期待してもよいと思います。一方でサプリメントは食品扱いですから、誰でも製造販売できるという事情があります。愛犬に全く役に立たない商品でも過大な広告とともに売られている可能性があるのです。

そんな中で愛犬により良いサプリメントを手に入れるには、サプリメントを選ぶ眼が大切です。高価であれば効きそうな気になってしまいますが、高価だからといって必ずしもいいものとは限りません。有効成分がどの程度の濃度入っているのかが大切です。パッケージを見て確認しましょう。
一方、病院扱いのサプリメントは毒性試験や効果の判定は実証済みのものがほとんどですから、“ハズレ”をつかむ可能性は低いと言えるでしょう。

最後に…
サプリメントとは栄養補助食品です。足りない時に必要な分を与えることが大切です。不安な場合は獣医さんに相談してみるのもいいかもしれませんね。

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