つるありインゲンの実に点々がついています。
質問内容
実に、虫が刺した跡のような点々がついてしまうのですが、害虫が原因でしょうか。食べても大丈夫ですか。
また、追肥の仕方を教えてください。黒マルチを使用しています。現在は粒状の肥料を株元にパラパラとまき土と混ぜるようにして与えていますが、マルチを外して根元に与えた方がいいでしょうか。また、液肥での追肥はどうでしょうか。
回答(中道先生)
ヨトウムシ、ナメクジ、春〜夏はコガネムシなど甲虫類、秋はバッタの仲間の被害が考えられます。葉色が悪いのは葉裏にハダニがついています。虫食いされているところは捨てて健全なところは食べても大丈夫です。
つるありインゲンは酸性土を嫌うので植え付け2週間前には苦土石灰(1uあたり2握り)を施します。
1週間前に堆肥(1uあたり3kg)と化成肥料(1uあたり150グラム)をよく混ぜ土作りをします。
水はけの良い土壌を好むので、畝を20センチ〜25センチぐらい高くするといいでしょう。
黒マルチは防寒対策、土ハネ防止などに役立ちますがやってもやらなくても大丈夫です。春早くに種を撒くときは防寒としてやったほうがいいと思います。
1穴に3〜4粒まき、本葉2枚で間引きをし、ツルを巻きつける支柱を立てます。
インゲンは肥料食いですから花が咲き始めたら追肥、その後は1ヶ月に1,2回化成肥料を1uあたり1握りぐらいを目安に与えます。周りの土を少し柔らかく耕し肥料と混ぜるといいでしょう。
植え付け後2ヶ月ぐらいで収穫できると思います。
中道 光子 先生のプロフィール

(社)日本家庭園芸普及協会認定グリーンアドバイザー、英国王立園芸今日計日本支部認定ハンギングマスター。
グリーンアドバイザー東京理事、園芸専門学校非常勤講師の他、日比谷公園内企業花壇の管理指導なども務め、家庭園芸の普及に取り組んでいらっしゃいます。
子供たちに花や緑のすばらしさ、楽しさを教える花育活動や福祉施設での園芸療法などにも取り組むなど多方面で活躍中。 みなさんからの質問にわかりやすく、丁寧に回答していただきます。