日に日に寒さが厳しくなってきました。
朝の冷たい空気は澄みきっていてキレイですが、お布団から出るのはなかなか勇気が必要ですよね。
本格的なさむ〜い冬がもうすぐそこまでやってきています。
寒さが苦手なのは私たち人間ばかりではありません。
多くの植物は春に色鮮やかな花や葉をつけるために、土の中で寒さに耐えているのです。
そこで寒さを少しでもやわらげるために、簡単にできる冬の防寒対策をお教えします。
1.植物の耐寒温度を知ろう!
植物によって耐寒温度はさまざまです。
まずは自分の育てている植物がどのくらいの寒さに耐えられるのかを調べましょう。
耐寒温度とは・・・植物が生育していくのに必要な最低限の温度のこと
主な植物の耐寒温度
耐寒温度 | 植物 |
---|---|
0℃〜3℃ | アボガド、アロエ、クリスマスローズ、ゴールドクレスト、ジャスミン、セネシオ、ゼラニウム、レモングラス、ローズマリー |
3℃〜8℃ | アジアンタム、アイビー、オリズルラン、ガジュマル、ゴムの木、シクラメン、シンゴニウム、ヘデラ、ユッカ |
8℃〜10℃ | アナナス、カラテア、コーヒーの木、サンセベリア、ドラセナ、ハイビスカス、バジル、ベンジャミン、ポインセチア、ポトス |
10℃〜15℃ | カトレア、カラジウム、クロトン、デンドロビューム、パンダナス、フィットニア |
2. 冷たい風から守るには?
冬の冷たい風は乾燥していて、植物に大きなダメージを与えてしまいます。
できるだけ風に当たらないように工夫をしてあげましょう。
比較的、冬でも暖かい地域ならば、軒下に置くだけでも風よけになりますよ。
ビニール袋で植物を覆いましょう。
これだけで立派な風よけになるのです。
ただし、植物も呼吸をしています。
蒸れ防止のためにすき間を作ることもお忘れなく。新聞紙で巻いても効果的ですよ。
風から守る
室内に取り込みましょう。
受け皿やスタンドを使用すれば室内に取り込むこともできます。
できるだけ日当たりの良い場所で管理しましょう。
※屋外から室内に取り込む際は植物の状態(病害虫・土の状態など)を確認しましょう。
日当たりのいい場所に
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3. 霜柱から守るには?
霜柱が根の十分に張っていない苗や球根を持ち上げてしまうと、根が切断される場合もあります。
地植えの花苗や球根は特に気をつけてください。
ガーデンバークを使って土の表面を覆いましょう
霜を避けるために、マルチングを行いましょう。
マルチングとは、水苔やワラ、バークなどを使用して、土の表面を覆いかくすことです。
地温の調整や、雑草を生えにくくする効果もあります。
バークにはある程度の重みがあるので風で飛ばされる心配もありません。見た目もおしゃれです。
4. 土の凍結から守るには?
プランターや鉢植えは中の土が凍ると、地植えに比べて融けにくく、根が長い時間低温状態になってしまいます。
冷たい地面の上に放置しないよう、特に注意が必要です。
フラワースタンドを使いましょう。
鉢植えの場合、直接地面に置くと地表から冷気が伝わって底冷えしてしまいます。
フラワースタンドを使って地面より高いところに置くだけでも土の凍結を防ぐことができます。
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鉢やプランターを二重にしましょう。
カバーを使い、鉢やプランターを二重にすることで、土の保温効果があります。
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5. 雪から守るには?
雪の多い地域では大きな問題ですね。
雪の重みで枝や茎が折れてしまうと、植物にとって大きなダメージとなります。
枝や茎を補強しましょう。
雪が降り出す前に細い枝や茎には支柱を立てたり、ひもで縛り束ねるなどして雪から守りましょう。
6. 室内でも気をつけて!
冬の室内はとっても乾燥しています。夜の急激な冷えこみにも注意が必要です。
葉水をこまめに与えましょう。
「冬の水やりはひかえめに」というのが一般的ですが、
室内では暖房によって植物たちの水分はどんどん失われています。昼間の暖かい時間に葉の多い植物には葉水をしてうるおしてあげましょう。
葉水をあげる
発泡スチロールを使いましょう。
小さい鉢植えなどはまとめて発泡スチロールの箱に入れて、夜の冷え込みから守りましょう。
発砲スチロールは保湿、保温性ともに優れているのでとっても効果的です。
発泡スチロールの箱に入れて
ダンボールをかぶせましょう。
夜間はダンボールや紙袋をかぶせるだけでも冷えを防げます。
朝になったらすぐはずして光にあててあげましょう。
夜間はダンボールや紙袋をかぶせる
来春の植物たちの元気な姿を見るためには冬の間に上手な管理ができるかどうかが決め手です。
冬に備えて植物たちの防寒対策を早速はじめましょう!