ガーデンいっぱいに咲く 満開のバラを見上げる喜び #84 miekoさん

毎年見事なバラのガーデンを作り上げているmiekoさんのお庭です。

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目次

1998年から始めた庭づくり。芝貼りから、パーゴラ、ラティスフェンス、敷石まで、すべてホームセンターに足を運び自分で購入し、必要があればペンキを塗って設置し、切ったり打ったりしながら、普通の主婦が女手一つで作り上げた庭です。
2006年に増築のため庭の面積は縮小してしまいましたが、時々夫に手伝ってもらいながら、少しずつマイペースに私の庭作りは続いています。

手作りの庭

2005年頃に撮影した、庭への入り口です。フランソワーズ・ジュランビルのアーチ越しに、庭の中を見ています。 一番奥の濃いピンクの蔓はマダムイザックペレール、一番手前はシャクヤクのラテンドールです。 ジュランビルのアーチは左手の建物から、ワイヤーのみで右のパーゴラまで誘引しています。
アーチを作るときは木立や建物の雨樋を利用して、ワイヤーを使って作るのが私のおすすめです。

2007年撮影。花壇中心にあるのが手作りのパーゴラです。中心に見えるピンクの一重はアン。左側から誘引しているのはヒマラヤンムスク、コンスタンスサプライ、赤紫の小輪はヴィオレット。奥のラティスフェンスにはマダムイザックペレール、アンジェラ。

パーゴラの内側からベンチ方向を見るとこのようになっています。手前のピンクはセプタードアイル。ベンチにかかる簡単な屋根(アーバー)も私の手作りです。さすがにベンチは作れずネットで購入しましたが、自分でグレーにペイントしています。

2006年頃の撮影。手前のピンクの蔓は、フランソワーズジュランビルです。黄色い薔薇はモリニュー。オレンジはパットオースチンです。
階段下にもワイヤーを使ってアーチを作りました。
アーチというよりも、むしろウォール(壁)に近いイメージ。ベンチの左からポールズヒマラヤンムスクを、右からコンスタンスサプライを誘引しました。

アーバー(Arbour)とは、ツル植物をからませて作る休憩所のような所をさします。
ベンチにパーゴラをかけただけの簡単なものから、あづま屋風のちゃんとした構築物まで、その定義は幅広いようです。2001年から2002年にかけて制作しました。
外階段にくっつけてあるごくごく簡単な作りですが、バラを立体的に誘引することが出来るのです。

ガーデンルームの屋根に添って、垂れ下がるようにアルバーティンを誘引しています。ガーデンルームの屋根に板を貼り、その部分にとび出す形で緑色に塗った板材を、夫につけてもらいました(折り戸が開くように)。そこに針金を張り、ポイントだけ枝を結んでいます。
反対側から誘引していたヒマラヤンムスクは枯れてしまったのですが、アルバーティンは我が家でダントツ元気なツルバラです。

中二階から眺めた庭です。レンガの小径を少しずつ作っています。レンガのほか、固まる砂や植木鉢を割って作ったタイルなどを使っています。
周りにはセダムを植えて、だんだん味のある雰囲気になってきています。

玄関、車庫周り

我が家の玄関前のフランソワーズ・ジュランビルです。ワイヤーを使って右手奥から、空中に浮かせるように誘引しています。ジュランビルはフワフワと、垂れるように咲くので、毎年開花シーズンには花のトンネル?を通って玄関に入ることになります。半日陰なので、全体に勢いはないものの、繊細でやさし気に咲いてくれます。
門柱にからめた小輪のプチモーツァルトの組み合わせも気に入っています。

ジュランビルは長く伸びる品種なので、こんな風にハンギングの周りを一周させてみました。
たらんとたれて花が咲くので、見上げるように誘引するときれいですね。
向かって右奥に、株元があります。
枝を壁から少し浮かせることで、壁につく汚れが少なくなるようにしています。窓の周りにぐるりと掛けた針金と、雨樋、庭木の枝なども利用しながら、枝を固定しています。

車庫上に誘引している黄木香。昨年の満開の様子です。 私はこの黄木香の最初の一花が咲いた日を基準に、我が家の庭の薔薇の満開日を予想しているんです。さて今年はどうなるでしょうか?

黄木香に続いてアンジェラとアンクルウォルターが咲きます。元気で可愛らしい取り合わせです。

誘引について

3枚の画像をつなげて、2005年のベンチ周辺の誘引について説明したものです。大きく誘引したバラはコンスタンスサプライとピエールドロンサール、そしてその2種類を包み込むようにポールズヒマラヤンムスクです。
茶色の線はヒマラヤンムスクの樹形を、ブルーは階段のあるデッキの手摺などの構造物の形、黄色は雨樋で、ピンクは主要なワイヤーを表しています。
台風などでワイヤーがこすれて切れるたびに直さなければならなかったり、それなりに手間はかかりますが、建物に大きく誘引して、見上げてみるとその壮観なこと!! 育てて良かったと思う瞬間です。

この眺めは、今はもう見ることはできません。2006年に仕事場を増築したために、庭の半分近くを潰してしまいました。
1998年に庭作りを開始して、この2005年の庭が私にとって、ひとつのゴールになりました。
自分なりにアーチの作り方を考え、実践して、作り上げたことが自慢です。これからも私なりのペースで続けていきたいと思います。

プロフィール

miekoさん

住まい
一戸建て
ガーデニング歴
14年
お気に入りの植物
選ぶのが難しくて決められません。
ホームページ
マツモト家の庭

編集部より

毎年見事なバラのガーデンを作り上げているmiekoさんのお庭です。壁やパーゴラなどに立体的に、そしてダイナミックに誘引されたバラ、満開の季節はまさに壮観ですね! ブログでは、今年も含め、毎年お庭が満開になっていく様子を見ることができます。またmiekoさんが独自で考え出したアーチづくり、誘引の方法や、植物の組み合わせ方なども紹介されています。ぜひみなさんもお庭づくりの参考にしてくださいね。

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