<飼い主さん&愛犬紹介>

●飼い主さん:
ニュージーランド オークランド在住 きなこ さん
●犬歴:生まれてからずっと
●現在一緒に暮らしている愛犬:
写真左 チャーリー
(ポメラニアン、男の子、10歳)
写真右 モナカ
(ゴールデンレトリバー、男の子、6歳)
●同居の家族構成:夫婦二人
●住居形態:一戸建て
●ブログ:つれづれなるモナカ
http://clubmonaka.blog9.fc2.com/
愛犬を迎えたきっかけは?
<モナカ>
夫も私も小さい頃から犬のいる家庭に育ったので、どうしても犬が欲しくて。
家を買ってすぐ、家具より先にモナカを迎えました。2人共大型犬が好きだったのと、優しいところが気に入ってゴールデンに。
「ちびモナカ」
(生後3ヶ月ぐらいのモナカくん。小さい頃からお顔のかわいさには自信あり。)
<チャーリー>
私がニュージーランドに来てから両親が飼い始めたのですが、可愛がっていた父が亡くなり、母も入院して面倒を見ることができなくなったので、9歳でニュージーランドに連れてきました。その後すぐ母が亡くなったので、今では両親の形見だと思っています。
「チャーリーIN検疫所」
(ニュージーランド到着日のチャーリー。このまま死んじゃうか思ったほど弱っていました。)
犬のかぶりものを始めたきっかけは?また、かぶりものをしていて、ココがいい!と思うことは?
別に私が始めたわけではなく、ブログ読者の方が送ってくださったのがきっかけです。
でも、次々に奇想天外なアイデアでいろんなものを作ってくださるので、今では私はもちろん読者のみなさんも楽しみにしています。
ココがいい!というのはですね・・・
ブログに載せると絶対ウケる、ということでしょうか(笑)。
「かぶりものチャーリー」
記念すべき最初のかぶりものが、この「こいのぼり」でした。
「かぶりものモナカ」
何をかぶっても楽しそうなのが、モナカくんのいいところです。
多頭飼いしていていいなと思うこと、大変だなと思うことは?
多頭飼いだからというよりは、小型犬の魅力に目覚めました。
私も夫も正直言ってチャーリーのことはちょっと苦手だったんですが、一緒に暮らしてみると、クルクルよく動くしぐさがかわいかったり、小さいのにエラそうなところが面白かったり、ひょいと抱っこできて便利だったり、とにかくゆったりした大型犬とは全然違うところが楽しいです。
大変なことは、楽しいことに比べたらほとんどないのですが、手間と愛情をどうしても100%ずつ均等にかけられない(ような気がする)のが、飼い主としていつも申し訳ない気持ちになります。
「ツーショット」
普段はあまり接点のない2匹ですが、お腹が空いた時だけは一緒。
セラピー犬とは?また、モナカくんの、セラピー犬としてのお仕事ぶりを教えてください。
ニュージーランドではセラピー犬になるための試験や資格等はなく、簡単な適正検査だけで誰でもできます。
希望のエリアや施設の種類(小児病院や老人施設など)を伝えると、リーダーの方が選んでくれるのですが、そこから先は自分で先方の担当者に連絡をとって訪問の日時を決め、基本的には1人(と1匹)で行動します。
訪問先では特に何かするわけではなく、ただ犬と一緒にお話を聞いたりしているだけ。
モナカくんは現在2つの老人施設を訪問していますが、人に会うのが大好きなのでとっても楽しそうです。
「セラピー訪問」
自分のところにもこんな犬が来てくれたらいいなぁ・・・という気持ちで、いつも訪問しています。
「スマイルモナカ」
大好きなモナカくんの、大好きなスマイル。
チャーリーくんの病気について。病気の愛犬と暮らすのは大変ですか?
チャーリーは僧帽弁閉鎖不全症という心臓の病気があります。
この病気のため、長時間飛行機に乗せてニュージーランドに連れてくるのは無理ではないかと、ものすごく悩んだのですが、獣医さんとも相談して最終的には母の希望で決めました。
現在はニュージーランドの獣医さんのもと、毎日4種類の薬を飲んでいますが、日本では使われていない薬を使えることもあって、体調はかなりいいようです。
この病気については私もまだまだ初心者なので、分からないことだらけですが、ブログを通じて皆さんにもいろいろ教えていただいていますし、とても心強いです。
「チャリ男社長」
今や「社長!」と呼ばれるほどまで貫禄がついたチャーリー。 いつまでも元気でいてほしいです。
「チャーリー散歩」
NZに来てから散歩が大好きになったチャーリー。 獣医さんと相談しながら、毎日1時間ちかく歩いています。
ニュージーランドで犬と暮らして良かったと思うことは?
犬が一緒だといろんな人が話しかけてくれることです。
私たちは夫婦2人共日本人ですし、子供もいないので、地域の皆さんと接する機会があまりないのですが、犬がいるおかげでご近所に顔見知りもできました。
「ゴールデンとポメラニアンを散歩させているアジア人」という程度の認識だとしても、私のことを覚えてくれる方がいるというのは、毎日生活している上でとても安心感がありますし、地域に属しているという気持ちにもなれます。
犬がいなかったらいつまでも「外国人」の気分だったかもしれません。
「モナカINブッシュ」
ニュージーランドでは「ブッシュ」と呼ばれる森。夏でもひんやり涼しくてお気に入りです。
「チャーリーVS牛」
小さいくせに気が強くてケンカっぱやいチャリ男社長。
<編集部コメント>
モナカくんはセラピー犬として活躍し、チャーリーくんは小さな体で必死に病気と戦っている・・・きなこさんのように、犬それぞれの個性を尊重しながら育てることが、多頭飼いを楽しむ秘訣なのかも、と感じました。それに、犬が人と人をつなぐ、かけ橋になるなんて素晴らしいですね。素敵なお話をどうもありがとうございました!