ペットホテルってどんなところ?

旅行や出張、急な体調不良…。日常生活の中では、飼い主さんがどうしても家を留守にする場面が出てきます。そんなときに便利なのがペットホテル。その名の通りペットが泊まれる宿泊施設のことで、現在では全国に6,000以上もあると言われています。
それだけ利用者も増えているのですが、実際にどのように利用すれば、飼い主さんも愛犬もハッピーになれるのかを解説していきましょう。

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目次

point1 まずはペットホテルを知ろう

ペットホテルが増加している理由のひとつに、“都市の住宅事情”が挙げられます。「そんなたいそうな…」と思われるかもしれませんが、「愛犬を気軽に預けられるような知り合いが近くにいない」「飼い主がいないことでマンションの近隣住民に迷惑をかけてしまう」といった利用理由を見れば納得できますよね。

さて、ペットホテルとひとくちに言っても、様々な形態があります。かかりつけの動物病院がホテルサービスをしているところもあるでしょう。また、ペットショップやトリミングサロンが運営していたり、ペットホテル専門の業務をおこなっている会社もあります。
また、1頭1頭をケージに分けて個別に管理するタイプ、全頭を広い場所に集めて一緒に遊ばせるタイプ、管理人と一緒に過ごすタイプetc…と、ホテルでの過ごし方も様々です。愛犬の性格や飼い主さんの要望を踏まえたうえで、どういったタイプを選ぶかは飼い主さん次第です。しかし、選ぶ前には必ず「動物取扱業の登録」がなされているかどうかを確認しましょう。
自治体からの「動物を扱う仕事をしても良いですよ」というお墨付きなので、これがあるのとないのとでは大違い。愛犬に何かあってからでは遅いですから、トラブルを未然に防ぐためにも、必ず事前に確認するようにしましょう。

point2 ペットホテルのサービス内容とは?

凛ままさんちの杏ちゃん

mohasaさんちのメイちゃん

ペットを預かる、というのが大前提です。これには、ペットが健康に、そしてストレスフリーに過ごせる空間を提供する、という意味も含まれます。その上で、散歩やトリミング(シャンプーなどの毛の手入れや爪切り、耳そうじなど)、中にはマッサージやエステなどをおこなってくれるホテルもあるようです。
また昨今では、Webカメラを使ってインターネット上で愛犬の様子を見られるようにしているホテルもあるようです。以前は“預けたら預けっぱなし”が通例でしたが、利用者のニーズの高まりに応える形で、サービスの質も向上してきています。

point3 利用前に準備しておきたいこと&モノ

ペットホテルに預けることが決まったら、それまでに準備しておきたいことやモノが、実はけっこうあります。忘れないように、以下の項目をしっかりチェックしておきましょう

1.混合ワクチン、狂犬病予防の接種をしておく

ほとんどのホテルでは、利用前に「予防接種証明書」の提出を求められます。犬であればだいたい、5種混合ワクチンの接種と狂犬病の予防接種をしていないと、預かってもらえない場合が多くあります。
少なくとも10日前までには予防接種をおこなって、ホテルの利用に備えるようにしましょう。

2.愛犬の健康状態をチェックしておく

ホテルに泊まるということは、犬にとっては慣れない環境に移動するということ。少なからずストレスになるので、そもそも体調を万全にしておかなければなりません。逆に言えば、愛犬の体調が悪いときの長期の外出は避けたほうが良いでしょう。

3.キャリーやクレートに慣れさせておく

小型犬であれば、ペットホテルに連れていくのにキャリーを使いますよね?大型犬でキャリーは必要ないという場合でも、たいていのペットホテルではケージやクレートに入ることになります。
そうしたとき、その環境にストレスを感じないようにするためにも、普段からキャリーやクレートでおとなしくしていられるようにトレーニングしておくことが大切です。

point4 利用当日に準備しておきたいモノ

前述したように、愛犬を慣れない環境下に置くことになる以上、少しでも普段から慣れ親しんでいるものを近くに置いてあげることが、愛犬のストレスの緩和につながります。下記の2点くらいは、少なくとも用意しておいてあげましょう。

1.食べ慣れたフードを日数分、用意しておく

慣れない環境下では、食べなれないフードを出されてもなかなか食べてくれません。そうなれば、ストレスとも相まって一気に体調を崩してしまう可能性もあります。そうした事態を避けるためにも、ホテルでも食べてもらえるように、普段から食べ慣れているフードを用意しておきましょう。ホテルによっては食器の持ち込みOKのところもあるので、普段使い慣れている食器を用意しておくのも良いでしょう。

2.使い慣れたおもちゃや毛布などを用意しておく

カンナと一緒さんちのカンナちゃん

自分のニオイがついたおもちゃや毛布は、犬にとって非常に安心できるものです。ホテルのケージに一緒に入れておいてあげれば、ストレスも緩和されてゆっくりとした眠りにつけるはずです。

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point5 ホテルから帰ってきたらすることは?

ホテルから自宅に戻ると、体調を崩す犬が多く見られます。緊張感から解放されて、安心するのが一番の理由でしょう。そのため、ホテルから帰ってきて一番にすることと言えば、“普通にする”ということです。
例えば、「よく頑張ったね」などといって、ご褒美のおやつなどをあげたりしないでください。また、テンションが高くなった愛犬が飛びついてきたりすることもありますが、すぐに散歩に連れて行ったりするのもNG。他の犬のニオイがついたなどといって、いきなりシャンプーするなんてことも、もってのほかです。これらはすべて、体調不良を起こして下痢や嘔吐を起こす原因にもなりかねません。

少なくとも1〜2日は安静にしましょう。それが愛犬にとって一番良いこと。まさに“なんでもないようなことが幸せ”なのです。

みやもっさんちのメイちゃん

すぺるあるこーんさんちのかのんちゃん

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