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うさぎの不正咬合

うさぎの不正咬合についてご紹介します。

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目次

うさぎの歯は切歯(上4本、下2本)と臼歯(上12本、下10本)からなっています。 うさぎのすべての歯は一生伸び続けます。(1ヶ月に1cm以上) 正常では、上下の歯の咬み合わせで削れているのですが、いろいろな理由でバランスが崩れるとうまく歯が削れずに、異常な方向に伸びて障害が発生します。切歯の異常は発見しやすいのですが、臼歯は麻酔をかけないとじっくり観察して処置することができません。 治療が遅れると、目やに、膿がたまったり、食欲不振が深刻となり、衰弱死したり著しく体力が低下したりするので注意が必要です。

【原因】

(1)遺伝的な問題

下顎が上顎に比べて長い。下顎の幅が上顎に比べて狭い。

(2)外傷・感染

ケージをかじって、歯や歯根を損傷する。(切歯)

(3)そしゃく不足(食物繊維の不足)

食事中の食物繊維が不足し、そしゃく(噛む事)が少なく歯の磨耗が不十分。 顎の左右の運動が少なく、上下の運動が多くなると、上顎の臼歯は外側に、下顎の臼歯は内側に伸びて、頬粘膜や舌側面に傷をつける。

(4)カルシウム、ビタミンDの不足

歯の伸びる方向の変化歯の質の悪化、歯槽骨の虚弱化

【症状】

うさぎの歯が伸びるのがいくら速いといっても、急に伸びるものではありませんので、よく観察していれば必ず兆候があります。 臼歯の過長の場合、異常な方向に鋭く伸びた歯が、舌の側面か頬の内側の粘膜を傷つけ、その痛みや感染による症状がみられます。

(1)食欲不振

・口が痛くて食べられない(臼歯)、 便が少なく、小さくなった。
・食べたそうにはするが食べない。

(2)硬い物(牧草、フード)を食べなくなった

・野菜などの柔らかいものを好んで食べるようになった。
・前足で口を引っかいたりしている
・うまく食べられない、口に入れた物をこぼす。
・しょっちゅう舌をペロペロ出したり、口をもごもごしている。
・よだれが出て、顎が濡れている。
・歯ぎしりをよくしている。

(3)元気消失、衰弱、体重減少

口が痛く、長期の食欲不振

(4)目やに、涙目、鼻水がなかなか治らない

・頬や顎がはれてくる
・眼球が飛び出てきた

これらの症状がみられたら、歯の過長が原因になっていることがあります。臼歯の歯根が反対側に伸びた場合、上の歯は鼻涙管や眼球を圧迫し、目やにが多くなったり、眼球が飛び出ることがあります。下の歯は下顎の方向に突出してゴツゴツ触れたりしてきます。また、歯根に細菌感染がおこると膿がたまって、なかなか治らなくなります。うさぎの膿はクリームチーズのように硬く、完全に排膿することが難しいのです。

【診断】

(1)上記の症状を検討、確認
(2)臼歯の場合、耳鏡でのぞくと確認できることがある
(3)全身麻酔をかけて、口内を確認する
(4)レントゲン検査で歯の異常を確認する

【治療】

異常を起こした歯を切断したり削ったりしますが、完治することはなく、定期的な処置が生涯必要となります。

(1)切歯の場合は、そのまま専用ニッパーで伸びすぎた歯を適度な長さに切断します。
(2)臼歯の場合は、全身麻酔をかけて小型のモーターで研磨します。
(3)舌や頬粘膜の傷が深い場合は抗生剤の投与をする。
(4)適切な食事に改善する。

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