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パグの特徴・種類・歴史・性格・しつけについて

ここでは、パグを飼うために知っておきたい、パグの歴史から種類・特徴・性格など基本的な知識をご紹介します。

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目次

1.パグの種類・特徴・体

パグの種類

パグは紀元前400年の中国に存在していたという記録のある古い犬種です。マスティフ系の犬が先祖と考えられ、交易などを通じて欧州各国に広まりました。大型のマスティフが小型化するまでの経緯や他の犬種との関わりなどは、今のところ完全に解明されていません。品種名がついた犬は一般的に原産国での名称を尊重して呼ばれますが、パグは国ごとで付けられた名称で呼ばれています。

欧州では18~19世紀にかけて貴族や王族の人気を得たため、絵画や美術工芸品にその姿が描かれています。 現在は家庭犬として、また映画やコマーシャル、アニメのキャラクターなどでも人気です。

パグの特徴

現在のパグは鼻ぺちゃの扁平な顔立ちですが、これは比較的近代になってからのもので、かつてはマズルもあり、小顔で体格も今ほどガッチリしていませんでした。

現在のスタンダードでは、胴は短くスクエアな体型で、胸が深く足はまっすぐ、1重から2重に巻いた尾を背負っていることが理想とされています。体高は20cm~25cm・体重は6.3kg~8.1kgが理想で、メスはオスより若干小柄で細身なイメージです。頭部は大きく、マズルは顔に押し付けたように潰れ、噛み合わせはアンダーショットです。正面を向いた目はやや離れた位置に付き、大きく突出気味です。シワは明確で深く、左右対称が好ましいとされています。被毛の公認カラーはフォーン、シルバー、ブラック、アプリコット、非公認では白とブリンドルがあります。白に関しては鼻やマズル周辺が黒であることが求められます。赤い瞳、ピンクの鼻や唇はアルビノとなります。

パグの体(子犬期・成犬期・高齢期)

子犬期:子犬の頃の愛らしいしぐさは見ていて飽きることがありませんね。パグは遺伝性疾患が多い犬種なので、必ず信頼できるブリーダーから譲ってもらうようにしましょう。両親、兄弟など見せてもらい、罹ったことのある病気なども聞いておきましょう。初めて子犬を迎える場合は、最初のワクチン接種から10日ほど過ぎるまでは室内で過ごし、他の犬との接触は避けます。眼球に傷をつけないよう、遊ぶ場所に危険物がないか、多頭飼いする場合は互いの爪で傷がつかないよう爪切りも定期的に行いましょう。

成犬期:心身共に充実して繁殖可能な時期を迎えます。パグは頭が大きいので自然分娩が難しく、帝王切開になることが多いです。繁殖を考えるなら、費用面も考慮する必要があります。 繁殖を希望しないなら、若くて体力のあるうちに避妊去勢を済ませておきましょう。パグは麻酔に弱い傾向がありますので、高齢で手術を受ける場合はリスクが高くなります。

高齢期:真っ黒だった顔にも白髪が混じり、動きも緩慢になって寝ている時間が増えてきます。加齢とともに代謝が落ちてきますので、若い頃よりも太りやすくなります。良質な高齢犬用のフードを与え、体重管理に気を配りましょう。加齢によるドライアイにも注意が必要です。

2.パグの性格・しつけ

パグの性格

陽気で遊び好き、愛情深くて飼い主を喜ばせることが得意です。気が優しいので、子どもの良き遊び相手にもなります。 常に人といることを好みますので長時間の留守番には不向きです。知らない人に対する警戒心が低く、吠え声も通らないので、番犬としての期待は持たない方が良いでしょう。

パグのしつけ方

典型的な褒めると伸びるタイプです。 思い切り叱るのは生死に関わるような重大なことのみにとどめ、普段は低く静かな口調できっぱりと制止します。 やや頑固なところもありますので、トレーニングに乗り気でないときや、集中力が落ちてきたら無理強いせずに気分転換を図ることも大切です。

子犬は床に置いてある物はおもちゃにして良いものだと判断します。齧ったことを叱るより、叱らないで済むよう、出来る限り不要な物は片付けておきます。歯の生え変わり時期には歯固め用に専用のおもちゃを与えましょう。おもちゃは噛みちぎって喉に詰めないようなものを選んでください。電気のコードや犬にとって有毒な観葉植物には要注意です。

目を離す時はケージかサークルに入れておきましょう。 ケージやサークルは安心して休める場所になるよう居心地を良くしておきます。 飼い主の都合で入れる場合、とっておきのおもちゃを渡すなど、良いイメージを植え付けるとストレスを感じることなく過ごせるようになります。

パグは小型であっても噛む力が強く、本気で噛まれるとひどい怪我を負います。じゃれ遊びで手に甘噛みをさせ続けると、手は噛んで良いものと思い込み、噛んだことで飼い主が驚いたり悲鳴をあげると、飼い主をコントロールするための有効な手段として使うようになります。決して手をおもちゃ代わりにしないでください。

幼い頃から主従関係を明確にするよう心がけてください。犬の要望を安易に聞き入れていると主従関係が逆転してしまいます。ドアを開けて欲しい、抱っこして欲しいなどと要求してきた場合は、一旦お座りをさせる、OKを出すまでドアの向こうに通さないなど、順位確認の為の行程を入れるようにしてください。

社会生活を営む犬は、リーダーが決まっていないと精神的に不安定になり、自らがリーダーとなって群れ(家族)をコントロールしようとします。しつけは一貫した態度、家族間で決めたコマンド用語を使い、できるだけ犬を混乱させないことが大切です。

3.パグの健康管理・お手入れ

パグの健康管理

品種改良により、極端な短吻になったパグは、頭部や気管に遺伝性疾患が出やすい犬種です。主治医の他にも救急病院やセカンドオピニオンも見つけておいてください。 あらかじめペット保険に加入しておくと、いざという時の助けにもなります。

パグは食いしん坊でおねだり上手なため、ついおやつを与えてしまいがちです。パグは肥満になりやすく体型もがっちりしているので、太ると身動きが鈍くなり、四肢にも負担がかかりますので運動で痩せさせることが難しくなります。肥満は 万病のもと、人間にはひとつまみのスナックでも、パグのサイズに置き換えたら、かなりの量であることをイメージしましょう。

目の病気:眼球の収まっている部分(眼窩・がんか)が浅いパグは、頭部に強い衝撃を受けた時や、眼球の奥に腫瘍ができると眼球が飛び出してしまうことがあります。(眼球突出) 症状は瞼が閉じられない程度に突出したものから、完全に眼窩から外れてぶら下がってしまうものもあります。 慌てて戻そうとすると瞼を巻き込んで眼球や神経を傷つけますので、触らないほうが無難です。 眼球が乾かないよう生理食塩水か清潔な水道水で湿らせた布で顔を覆い、すぐに病院へ連れて行ってください。 一刻を争いますので、先に病院へ連絡を入れておきましょう。

見た目に異常がなくても涙がいつもより多く出ていたり、目をしきりにこするようであれば、何らかの異常があるサインです。できるだけ早く受診しましょう。

呼吸系:もともと奥行きのある頭骨を縮めた関係で、パグは軟口蓋が厚く気道が狭くなっています。 軽い運動でもすぐ息が上がり、荒い呼吸をします。暑い場所での運動や、過度に興奮させないよう注意してください。 眠っている時にはいびきをかきますが、あまりに音が大きい場合は生まれつき鼻の穴が狭まっている鼻腔狭窄の疑いもあります。 症状が重い場合は鼻孔を広げる、軟口蓋を切除する、気管の切開などの手術を行います。

逆くしゃみ:逆くしゃみとは鼻孔から連続的に空気を吸い込む発作性呼吸です。 何の前ぶれもなく急に苦しそうに鼻を鳴らすので、初めて見る人には嘔吐しかけているように見えるかもしれませんが、吐くようなことはなく、数十秒で症状は治まります。原因はよく分かっておらず何度も繰り返すことがあります。 特定のツボをマッサージすると症状が軽減したという例もあります。

気管虚脱:遺伝的要素や肥満で気管が狭くなっている状態を気管虚脱と言います。 症状は4段階に分けられ、軽度なら投薬、重度の場合は手術を行います。 パグの場合は太らせて気管を圧迫させないように注意し、また散歩する時は、呼吸を妨げないようハーネスを使用しましょう。 すでに症状が認められる場合は気温が高い時間帯の散歩は避け、涼しくなってからにしましょう。

おやつのガムやジャーキーは、丸呑みしても喉に詰まらない大きさにして与えてください。シリコンゴムのおもちゃを噛みちぎって飲み込むケースもありますので、おもちゃ選びには注意が必要です。気道が狭いので大きな塊が喉を塞ぐと吐き出す前に窒息する恐れがあります。

パグは暑さ寒さが苦手です。留守にする場合、冬は専用のホットカーペットや潜り込んで暖をとれるようなベッド、夏は冷房が必須で、他に涼をとれるマット、アルミプレート、たっぷりの飲み水が必要です。落雷による停電や、ブレーカーが落ちたことによってクーラーが効かなくなる場合もありますので、心配なときはペットシッターや、ペットショップの一時預かりなどを利用しましょう。車で一緒に出かける時は、決して車内に残しておかないようにしてください。マズルが短い犬種は熱い外気を冷やすことなく体内に入れてしまうので、短時間で熱中症に陥ります。キャリーに入れて乗せる場合はクーラーの冷気がよく回っているか確かめてください。

脳の病気:壊死性髄膜脳炎:原因不明で治療法も確立されていない難病です。パグに多いのでパグ脳炎と呼ばれることもあります。症状を和らげる延命治療は可能ですが完治はできません。初期段階では運動失調や視力障害を発症し、最終的には脳が壊死を起こし死に至ります。この病気を発症しやすい犬種は小型犬であることと、水頭症やてんかんの発症例が多く、短いマズル、丸い頭を持つなど共通点があるので、解明が待たれるところです。

歯の健康:生後3、4ヶ月頃から乳歯が抜け、7ヶ月には全て永久歯に生え変わります。まれに乳歯がいつまでも抜けず、永久歯が斜めに生えるなどして噛み合わせがおかしくなるケースがあります。一般の検診も兼ねて適度な時期に永久歯のチェックをしてもらいましょう。定期的な歯磨きも歯石の沈着予防に役立ちます。

関節や骨格:肥満による椎間板ヘルニア、遺伝的に膝蓋骨脱臼も多い犬種です。散歩を嫌がったり、歩き方に異常が認められたら、早めに受診しましょう。

パグのお手入れ方法

普段のお手入れはブラッシングで抜け毛やホコリを取り、被毛の手触りが悪くなったら入浴させます。 耳の中や顔のシワに皮脂汚れがたまりやすく、雑菌の繁殖から皮膚炎を起こすことがあります。 ウエットフードを食べた後は汁気や食べかすがシワに入り込んでいることがありますので食後によく見てあげましょう。 蒸れやすい梅雨時から夏場、高齢期や病気などで免疫力が落ちたときも皮膚炎を発症しますので、汚れや臭いが気になったら入浴させます。 耳の中やシワの間は乾きにくいので、綿棒などで水分をしっかり取り除いてください。

ライター:R・Yamamoto

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