猫のホルネル症候群

瞬膜が飛び出たり、眼球が陥没するなど目の部分に表れて見える病気で、脳幹、胸部脊髄の神経障害、頸部の外傷などによって起こります。

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目次

    原因

    ・先天性異常
    ・外傷
    ・炎症
    ・感染
    ・新生物(腫瘍などの新しく産まれた物体)
    ・中耳炎、内耳炎
    ・特発性(原因不明)

    猫ではリンパ腫によって胸部に病変が生じた結果、起こることが多いです。

    症状

    ・縮瞳・・・瞳孔が縮むこと
    ・第三眼瞼の突出・・・瞬膜が飛び出てみえること
    ・上眼瞼の下垂
    ・眼球陥没・・・眼球の内側への落ち込み
    (視力に影響はありません)

    診断法

    原因となる疾患を見つけるための検査になります。

    ・身体検査
    ・眼科学的検査
    ・神経学的検査
    ・耳鏡検査
    ・X線検査:頭部、胸部、脊髄を検査
    ・CT・MRI検査:脳幹部、眼球周囲、中耳を検査
    ・超音波検査:眼球周囲の検査
    ・薬理学的検査:神経のどの部分が障害されているのか点眼薬を使って調べます

    治療法

    原因疾患を治療します。

    経過は原因疾患の重篤度により、特発性の場合は症状の一部もしくはすべてが回復するのに4ヶ月かかることもあります。

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