
山に育てられる牡蠣
海に育つ牡蠣と 山や森の関係があるの?と思われるでしょうが、
「森が豊だと 海も豊か」といわれています。
秋、広葉樹の葉が落ち腐敗してできる鉄分が、雨や地下水に吸収され、川から海へ流れます。それをプランクトンが食べ、さらに牡蠣が食べるという食物連鎖があります。山からの養分で育つ・・自然はやはり壮大ですね!

牡蠣パワー その1 肝機能の強化
牡蠣の旨味成分でもあるタウリンは肝機能を高めるはたらきを持ちます。
年末年始お酒の席が増えますのでの 牡蠣料理を一品チョイスするのも 肝臓をいたわる手だてになります。
牡蠣パワー その2 疲労回復(滋養強壮の効果があります)
グリコーゲン(エネルギーの源)を多く含み、滋養強壮に役立ちます。
秋から冬にかけて旬の牡蠣はグリコーゲンが増加して、栄養価と旨味成分がさらに高くなります。
牡蠣パワー その3 貧血予防
内臓ごと食べるので鉄分の補給源になります。レバーが苦手という人にお勧め。
生食用 加熱用どちらを選ぶ
生食用は紫外線で殺菌した海水に20時間ほど浸け滅菌処理されています。加熱用の牡蠣を生食する事は避けなければいけませんが、加熱調理用であれば生食用のものを選ぶことはありません。滅菌処理していない分、味は加熱用のほうがコクがあって美味しいですよ。
さあ、「海のミルク」と言われ、栄養価の高い牡蠣を食べて 寒い冬を乗り越えましょう。
おすすめ牡蠣メニュー
<カキフライ>
ふんわりパン粉を付け カラリと揚げて熱々をいただく!!
たっぷりの手作りタルタルソースも添えて。
ん〜、旬は美味しい!
若宮 寿子先生のプロフィール

若宮 寿子(わかみや ひさこ)
料理研究家・栄養士
若宮ヘルシークッキングスタジオ主宰。
あらゆる世代の健康を考えたヘルシー料理を雑誌・テレビで紹介。
農水省食育レシピにも携わる。
著書「大人の自炊」泉書房「おいしくなる料理のコツワザ」池田出版 他
若宮ヘルシークッキングスタジオHP
http://www.cooklook.jp/