余分な水を加えずに調理することで、食材の栄養素を逃さずまるごといただけると話題の“無加水調理”をご存知ですか?
この度、アイリスオーヤマ キッチンシェフシリーズに「無加水鍋」が新登場。
そこで今回は、おいしい無加水調理のコツや、「無加水鍋」を使って簡単に作れる秋レシピを、フードコーディネーターの柳瀬真澄さんに教えていただきました。
柳瀬真澄さん

プロフィール
食をデザインし、食を表現するフードコーディネーター兼料理研究家。
1996年より料理の道に進み、大手料理教室講師を経て独立。
雑誌、広告を中心にフードコーディネートを手がける。
料理教室「SUZU COOKING SALON」主宰。
http://www.foodcreator.jp/
ここがすごい! 「無加水鍋」の5つの特長をチェック!

余分な水を加えず、食材から出る水分を活かして調理するので、素材のうまみや栄養素を逃すことなく摂ることができます。

熱伝導率の高いアルミと遠赤外線効果のあるセラミックコーティングの組み合わせで、短時間で火が通るので光熱費も節約できます。
強火を使わないので、鍋の性能も長持ちします。

炊く・煮る・蒸す・焼く・炒めるがこれ1台で!幅広い料理で大活躍!

無水調理用の鍋は重くて扱いにくいものが多いですが、「無加水鍋」はIH対応ながら軽量化を実現。 女性やお年寄りでも手軽に使いこなせるのが魅力。

ふたに蒸気口があり、蒸気量をコントロールして吹きこぼれを防ぐことが出来るので、無加水料理初心者でも安心。 ふたの裏側には凹凸があり、素材の旨みを含んだ水蒸気をむだなく循環させます。

無加水調理でおいしく作るコツや
「無加水鍋」を使ったおいしい秋レシピをご紹介!
まずはこちらをチェック
「ほうれん草のお浸し」も
1分でできちゃう!

無加水調理の基本の<き>
柳瀬さん流・おいしい無加水調理の3つのコツ
1 食材はあらかじめ水に浸しておく
葉ものなど、ほとんど水なしで調理できる野菜は、
小一時間ほど水につけてシャキっとさせてから調理します。
水は仕上がりの味を決めるので、
浄水などなるべくよい水を使うのがベター。

2 初心者は、蒸気を目で見て火加減を
「無加水鍋」の使い方に慣れるまでは、ふたの蒸気口は「○」に
した状態で火にかけ、蒸気が出てきたのを目で確認してから、
蒸気口を「×」にして弱火にするようにしましょう。
うっかり火のかけすぎを防ぐことができます。

3 キッチンタイマーでしっかり時間管理をする
あっという間に食材に火が通るので、タイマーを使って
火加減を変えるタイミングを逃さないようにしましょう。

無加水調理の基本の<き>「ほうれん草の無加水茹で」の作り方
1.ほうれん草は良く洗い、ボールに水を入れて小一時間ほどつけておく。
2.水気を切らずにそのまま鍋に入れる。

3. ふたの蒸気口を「○」にした状態で中火で1分位加熱し、
蒸気が出てきたら、ふたをあけてほうれん草を素早くひっくり返す。
その後、すぐにふたをして蒸気口を「×」にして、さらに1分加熱する。
4. 全体がしんなりしてきたら冷水にとって冷やし、
水気を切ってできあがり。

ほうれん草の水分だけで、あっという間に茹で上がってしまいます。
「無加水鍋」を使用するときの注意点
※火力は中火以下で使いましょう。
※食材を炒める場合は、必ず油をひいてご使用ください。
※蒸し料理や煮物料理の際は除きます。
密封性の高い鍋の中で蒸気を循環させて炊き上げるので、まるで土鍋で炊いたようなふっくらモチモチの食感が楽しめます。 冷めてもおいしいので、お弁当にもオススメ!

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材料(4人分)
- 米・・・2カップ
- <A>
- 酒大さじ1+水・・・計2カップ
- 梅干し・・4個
- 鮭・・・1枚
- 白ごま・・・適量
- 大葉(千切り)・・・10枚
- 米を研ぎ、ざるに上げておく。
- 鍋に米、Aを入れ、上に梅干しと鮭を置き、蒸気口を「○」にセットしたふたをして中火にかける。
- 沸騰したらふたの蒸気口を「×」にして弱火にして12分加熱する。
- 火を止め10分蒸らす。
- 鮭の骨、皮、梅干しの種を除き、具をほぐしながら全体を混ぜる。
- 器に盛り付け、白ごま、大葉を散らす。
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研いだお米の上に、梅干しと鮭をのせて炊きあげます。 -
蒸気が出るまでは中火で。 蒸気が出始めたら10秒ガマン。その後、ふたの蒸気口を「×」にして弱火にします。 -
火を止めて10分程蒸らせば、ふっくらおいしいごはんが完成!
ワンポイントアドバイス
炊飯ジャーで炊くときの半分ほどの時間で、ふっくら、モチモチのごはんが炊けます。 パエリアや炊き込みピラフなど洋風メニューも美味しく作れるので試してみてくださいね。

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材料(4人分)
- にんじん・・・1本
- 竹の子の水煮・・・小1個
- れんこん・・・1節
干ししいたけ(水に浸け戻したもの) 8枚 - こんにゃく・・・1/2枚
- 絹さや・・・8枚
- <調味料A>
- 醤油、酒、みりん、しいたけの戻し汁・・・各大さじ3
- 砂糖・・・大さじ1
鶏肉1枚・・・300g
- 鶏肉はひと口大に切る。にんじんは皮をむいて乱切りにし、竹の子は4cmの長さのスライスに、 れんこんは皮をむいて5mm厚の輪切り(半月切り)に、干ししいたけは一口大のそぎ切りにする。 こんにゃくは表面に格子の切り込みを入れ3cm角に切る。絹さやは筋を取る。
- 鍋に鶏肉、にんじん、れんこん、竹の子、干ししいたけ、こんにゃくの順に入れ、調味料Aを入れ 「○」にセットしたふたをして中火にかける。
- 蒸気が出たらふたをあけて全体を混ぜ、蒸気口を「×」にして再びふたをして、弱火で15分加熱する。
- 火を止め、絹さやを入れ10分蒸らす。
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食材の持つ水分と調味料の水分だけでおいしく煮込めます。 -
全体を混ぜる際には、ふたについたうまみを含んだ水分も、鍋の中にしっかりと戻してあげましょう。 -
「×」にして弱火で15分。 絹さやは蒸らすだけで火が通るので、下茹での必要がありません。
ワンポイントアドバイス
食材の持つ水分と調味料だけで煮こむため、煮汁でぐらぐら煮立てることがなく、
煮崩れしにくいのが無加水調理のよいところ。
そのため、野菜の面取りをしなくてもよいので、下準備の手間がぐっと省けます。
使う調味料をよいものに変えれば、さらに美味しさもアップ!
定番の肉じゃがなどもおいしくできるので、試してみてくださいね。
無加水調理はコツを覚えたら、びっくりするほど簡単においしい料理が作れるようになります。
1台持っていれば、幅広い料理に使える「無加水鍋」で、みなさんもぜひチャレンジしてみてはいかがですか?