ホームパーティで大活躍!親子でつくる3つのおもてなしメニュー

夏休みの思い出づくりに、お子さんと一緒にクッキングを楽しんでみませんか?キッチン家電を使って作れる夏のおもてなしメニューを紹介。日頃から、親子料理教室を開催されている料理研究家・安齋花子さんに、親子クッキングのポイントと合わせてお聞きしました。

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目次

    夏休みの思い出づくりに、お子さんと一緒にクッキングを楽しんでみませんか?
    親子でコミュニケーションをとりながら料理の楽しさを知ることが、子どもの食への興味を広げるきっかけにもなります。
    そこで今回は、火を使わずにキッチン家電を使って安全に作れる夏のおもてなしメニューを紹介。
    日頃から、親子料理教室を開催している料理研究家・安齋花子さんに、親子クッキングのポイントと合わせてお聞きしました。

    初級編
    中級編
    上級編
    料理研究家・フードコーディネーター 安齋花子さん

    この方に教えていただきました!

    料理研究家・フードコーディネーター
    安齋花子さん

    国際線客室乗務員からフードコーディネーターに転身後、2004年よりスタイリング、ライター、ケータリング、メニュー開発、商品開発、フードコンサルティングなどに従事。2006年より、託児付き創作和食料理教室「Food Mate Kitchen」を主宰。並行して、食品会社や料理教室開催のコンサルティングなども行っている。

    「Food Mate Kitchen」のサイトはこちら>>http://mm.visia.jp/foodmatekitchen/

    初級編<IHクッキングヒーター&フライパン>で作る

    餃子の皮で簡単ピザ!

    ソーセージコーン&マルゲリータ

    IHクッキングヒーターを使ってつくる、餃子の皮に好きなものをトッピングして焼くだけ!のお手軽パーティメニューです。

    IHクッキングヒーターは、食卓でわいわい料理ができるので、親子クッキングの楽しさが倍増!さらに、音声ガイドつきなら子どもも簡単に操作できるし、うっかり操作や誤操作もお知らせしてくれるので安心です。

    材料(4人分・各2枚ずつ)

    餃子の皮・・・16枚
    ピザソース・・・100g
    ピザ用チーズ・・・適量
    サラダ油・・・適量

    ソーセージ・・・2本
    コーン・・・大さじ2
    (缶詰・水をきっておく)
    モッツァレラチーズ・・・80g
    バジル・・・適量

    ライン
    子供と一緒に

    クリスピータイプのピザのようなパリパリの食感と食べやすい大きさが子どもにも大人気!

    トッピングをいろいろ用意して、子どもたちに好きなものをトッピングしてもらえば、パーティのイベントとしても盛り上がること間違いなし!
    ちょっとしたおやつや、お酒のおつまみにもぴったり!な一品です。

    ライン

    つくり方(調理時間 約10分)

    餃子の皮をフライパンにのせる

    1餃子の皮をフライパンにのせる

    サラダ油を薄く塗ったフライパンに餃子の皮を重ならないようにのせる。

    具をトッピングする

    1具をトッピングする

    餃子の皮にピザソースを塗る。その上に、輪切りにしたソーセージとコーン、1cm角に切ったモッツァレラチーズをそれぞれのせる。

    ポイントマーク

    具はお好みで変えてOK! ボイルしたえびや野菜、ピザソースの代わりにホワイトソースやレトルトカレーなど、すでに一度火が通っていて、生でも食べられるものを選ぶとよいでしょう。

    焼く

    1

    フライパンをIHクッキングヒーターの上にのせて焼く。餃子の皮がぷくぷくと膨らみ、少し焼き色がつくまで、約5分間焼く。

    ふたをして焼く

    ふたをして焼くと、より早く焼き上がります。溶けてきたチーズやピザソースははねやすいので注意しましょう。

    バジルをトッピング

    1バジルをトッピング

    マルゲリータの仕上げにバジルの葉をトッピングする。

    ワンポイントアドバイス

    クッキングペーパーの上でトッピングしてからフライパンに移して焼くと、お子さんのやけどの心配がなく、より安全です。

    その際、トッピングから焼くまでに時間がかかってしまうと、餃子の皮が水分を吸って運びにくくなってしまうので、手早く行うようにしましょう。

    親子クッキングの掟  20分に一度は気分転換を!

    子どもの集中力はなかなか持たず、すぐに飽きてしまうので、20分に一度はやることを変えて気分転換させます。

    料理の味見をお願いする、食器を運ぶ、冷蔵庫から材料を取ってきてもらう、テーブルを拭く、など何でもOK。すると、わりと飽きずに最後までお手伝いしてくれますよ。

    中級編<たこ焼き器>で作る

    まんまるオムライス&ハンバーグ

    まんまるオムライス&ハンバーグ

    ホームーパーティの“盛り上がりアイテム”として人気のたこ焼き器。
    温度調整の必要がなく、簡単に、しかも一度にたくさん焼けるので、食べ盛りの子どもたちも大満足。「次は何を焼く?」などおしゃべりしながらくるくる焼いているとあっという間にできてしまうので、子どもが飽きずに料理に参加できるというメリットもあります。

    材料(4人分・各12個ずつ)

    <まんまるオムライス>
    温かいご飯・・・220g
    ハム・・・2枚
    ケチャップ・・・大さじ2
    塩、こしょう・・・少々
    バター・・・10g
    片栗粉・・・適量
    卵・・・2個
    サラダ油・・・適量

    <まんまるハンバーグ>
    挽き肉・・・300g
    玉ねぎ・・・100g
    パン粉・・・大さじ3
    水・・・大さじ3
    塩、こしょう・・・適量
    ナツメグ・・・少々
    卵・・・1/2個
    サラダ油・・・適量
    プチトマト、ケチャップ・・・お好み

    ライン
    子供と一緒に

    定番のお子さまメニューも、たこ焼き器を使って作れば、オシャレなおもてなし料理に大変身! 見た目にもかわいいひとくちサイズのオムライス&ハンバーグは、写真のようにグラスに盛りつけてもよし、お皿にタワー型に積みあげてもカワイイですよ♪

    いつものたこ焼きに飽きて来た…という方は、ぜひ試してみてくださいね!

    ライン

    つくり方(調理時間 約20分)/まんまるオムライス

    具をまぜる

    1具をまぜる

    ボールに、温かいご飯、細かく切ったハム、ケチャップ、塩、こしょう、バターを加えてへらでよく混ぜ、ケチャップライスをつくる。

    具をまるめる 具をまるめる

    2具をまるめる

    ステップ1で作ったハンバーグのタネを12等分(1つ約20g)にして丸めてライスボールをつくる。卵をつきやすくするために、丸めたライスに片栗粉をまぶす。

    ポイントマーク

    ポロポロしてまとまりにくい場合は、握るようにしながらまるめるとよいです。

    焼く 焼く

    3焼く

    別のボールに卵を割りほぐし、塩、こしょうを混ぜて卵液をつくる。たこ焼き器にキッチンペーパーでサラダ油を薄く塗り、温まったら卵液を穴の半分の高さまで注ぎ、ステップ2のライスボールを入れる。

    ポイントマーク

    卵液は、ひと手間ですが、一度漉すと均一になり、色ムラなくキレイな黄金色に焼けます。

    ひっくり返す ひっくり返す

    4ひっくり返す

    ステップ3の卵が固まって来たら、竹串でひっくり返す。
    空いているたこ焼き器の穴に卵液を半分の高さまで注ぎ、ひっくり返したものを入れる。
    卵液が固まったら、竹串でころころと転がしながら全体的に焼く。

    つくり方(調理時間 約20分)/まんまるハンバーグ

    具をまぜる 具をまぜる

    1具をまぜる

    玉ねぎはみじん切りにし、レンジで30秒加熱する。パン粉に水を加えてふやかしておく。ボールに、挽き肉と玉ねぎ、塩、こしょう、パン粉、ナツメグを加えて粘りが出るまでよく混ぜる。

    ポイントマーク

    玉ねぎは、事前にレンジで加熱してしんなりさせることで、甘みが増し、水分も出にくくなります。

    具をまるめる

    1具をまるめる

    ステップ1で作ったタネを12等分(1つ約35g)にして、丸めてミートボールをつくる。

    ポイントマーク

    タネが手についてしまってまるめにくいときには、手に薄くサラダ油をつけてからまるめます。

    焼く

    1焼く

    たこ焼き器にキッチンペーパーでサラダ油を薄く塗り、温まったら、ステップ2のミートボールを入れて焼く。

    ポイントマーク

    肉汁がかなり出てくるので、こまめにキッチンペーパーで吸い取ってあげるのが、脂っこくならないコツです。

    ひっくり返す

    1ひっくり返す

    ミートボールに焼き色がついてきたら、竹串でひっくり返す。表面に焼き色がつくように、竹串でころころと転がしながら約10分間、焼く。

    ワンポイントアドバイス

    ・オムライスの卵液はまわりが固まったら素早くひっくり返すのが、キレイな焼き色に仕上げるコツです。
    ・ミートボールは、焼くと小さくなっていくので、たこ焼き器の穴よりも少し大きめに丸めるくらいで大丈夫です。
    ・ミートボールを焼くときにアルミホイルをかぶせて蒸し焼きにすると、火の通りが早くなります。
    ・竹串で転がす際には、たこ焼き器のへりでやけどをしないように気をつけましょう。

    親子クッキングの掟  子どもには安定した踏み台を用意する

    シンクや作業台が高すぎると、はね油などが顔にかかってしまうこともあるので注意が必要です。
    高すぎる場合は、安定した踏み台を用意してあげましょう。

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    上級編 <マルチクッカー>で作る

    つるんと海老蒸し餃子

    つるんと海老蒸し餃子

    皮で具を包んだら、あとは蒸すだけでできる海老蒸し餃子に挑戦!
    マルチクッカーを使えば、火を使わずに“スイッチをON!するだけ”。しかも、温度調整ツマミを回すだけで温度調節が簡単にできるので、熱い蒸気さえ気をつければお子さんでも安心して使うことができますよ。

    材料(4人分)

    むき海老・・・220g
    長ねぎ・・・1/4本
    片栗粉・・・大さじ1
    ごま油・・・小さじ1
    胡麻・・・小さじ2
    塩・・・小さじ1/2
    砂糖・・・小さじ1/2
    おろししょうが・・・小さじ1/4

    ワンタンの皮・・・16枚

    チンゲンサイ・・・適量
    酢醤油・・・お好みで

    ライン
    子供と一緒に

    海老餃子のつるんと食べられる喉ごしのよさとプリップリの海老の食感は、一度食べるとやみつきに。食欲が落ち気味な夏でもモリモリ食べれてしまう一品です。

    皮からうっすらと透けて見える海老の赤と、付け合わせのチンゲンサイの緑のコントラストが見た目にも美しいおもてなし料理です。

    ライン

    つくり方(調理時間 約20分)

    材料を切る

    1材料を切る

    むき海老は包丁でたたいてねばりを出す。長ねぎはみじん切りにする。

    具を作る

    2具を作る

    ステップ1の海老、長ねぎをボールに入れ、片栗粉、ごま油、胡麻、塩、砂糖、おろししょうがを加えてよく混ぜる。

    具を包む 具を包む

    3具を包む

    ワンタンの皮の上に、小さじ1杯程度の具をのせ、皮のふちに水(分量外)をつける。人差し指と中指で皮のふちを挟んで持ち、両手の指をくっつけるように皮を持ち上げて具を包みこみ、皮のふちを指で押さえてとめる。

    ポイントマーク

    具はたくさん入れすぎないようにするのが、
    キレイに包むコツ!
    包み方は自由に変えて作るのも楽しいので、試してみて!

    つるんと海老蒸し餃子2
    矢印
    つるんと海老蒸し餃子3
    矢印
    つるんと海老蒸し餃子4
    矢印
    つるんと海老蒸し餃子5
    蒸す

    4蒸す

    マルチクッカーに水を入れて網をひき、チンゲンサイを並べる。その上にステップ3で包んだ餃子をのせてふたをしてスイッチを入れる。ふたに水滴がついてから約8分間、蒸す。

    ワンポイントアドバイス

    ・チンゲンサイは、キャベツ、白菜など冷蔵庫の残り野菜で代用できます。

    ・ワンタンの皮が手に入らない場合は餃子の皮でもよいですが、ワンタンの皮の方が薄いので、よりつるんとした食感に仕上がります。

    ・マルチクッカーはコードに引っかかって倒さないように注意しましょう。

    ・蒸気でやけどをしないように気をつけましょう。


    親子クッキングの掟  お手伝いは、親の心にゆとりがあるときに

    子どもを見守りながら作業を教えるには、心の余裕がないとイライラしてしまうこともあります。そんなときは、「させないといけない」と無理はせず、料理以外でできることをお願いします。

    とくに、テーブル拭きやお皿を並べるなどテーブルセッティングをお願いすると、ホームパーティへの気分も盛り上がるのでおすすめ。

    夏休みは、親子でゆっくりクッキングを楽しむチャンス!
    親戚やお友達など、来客時に大活躍のメニューばかりなので、 アイディアを出し合いながら具材を自由にアレンジして、 楽しんでみてくださいね!

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