
掃除機って、人間の力以上にゴミを集めてくれて、生活を助けてくれる度で考えると「家電キング」級のお役立ち家電だと感じてます。
そんな生活のオトモ・掃除機さんなんですが、いざ買うとなると、いろんな機種やタイプがあって迷いませんか?
私は以前まで、めっちゃ迷ってました。
ウェブサイトで情報を集めて、店頭でいろんな商品を実際に試して、でも決めかねてパンフをもらって帰宅、レビューなど見て悩んでなかなか買えず…。
掃除機は目的別に揃えたほうが便利!
今思い返すと、購入を迷っていたときの思考は「なんでもできる優秀な1台で、全部の掃除を済ます掃除機を買わないと!」って感じだったんです。
でも、アイリスの連載でいろんなタイプの掃除機を使ったりと、家に複数台の掃除機があるという状態が多くなりました。
掃除のタイプの「向き・不向き」
掃除機が大量にあると、いざ掃除をするというとき、当然一番便利なものを手に取ります。
それがシチュエーションによって全然違うんです。
そうやっていろんな掃除機を使い続けていたら、掃除のタイプによって「向き・不向き」があるなと気づきました。
その「向き・不向き」とは、一概に掃除機のスペックではなく、自分の使いやすさや掃除へのモチベーションアップなど、感覚的なものも含まれます。
自然といろんな掃除機を使い分けるようになっていって、自分なりの便利な掃除方法が確立できるようになったんですね。
そして、「掃除機1台に複数のことを求めないで、複数を使い分けたほうが便利!」と自信を持って思えるようになったら、掃除機を買うときもポイントが見えやすくなって、買うのを悩まなくなったうえ、掃除がとても楽しくなったんです。
目的別・掃除機オススメポイント
…前置きが長くなりましたが、今回はそんな私なりの目的別掃除機のオススメポイントをまとめました。
具体的には
…という3つの掃除機を使い分けるスタイルになります。
まずコードレスのハンディタイプを用意しよう!
子供のころは、掃除というのは「普通に発生する毛やホコリを除去すること」だと思ってたんですが、大人になって自分で掃除しだしてみると、なんとまぁ、イレギュラーゴミ掃除の多いこと!
「お菓子をこぼした」
「ゴミ箱をひっくり返した」
…など、自分のうっかりミスで発生させてしまうこともあれば、
「ペットが食べこぼした」
「子供の消しゴムカスが散乱」
…などなど、家族が追加エンカウント的にゴミ発生させることも。
不注意でゴミが出てしまったときや、他人の出したゴミを掃除するっていうシチュエーションは、ストレスが溜まりがちで掃除へのモチベーションまで下がってしまいます。
一度や二度ならともかく、そんな数えられるようなものじゃないですよね。
繰り返し起こるイレギュラーのために、わざわざコードを引っ張り出して掃除機を準備する…。
面倒、イライラ、時間のロス。
いろんなコンボ攻撃が精神に突き刺さり、実際に掃除する手間よりも自分が疲れてしまう。
私にはそれが最大のストレスでした。
でも、コードレスで、さらに小回りの効くハンディタイプを使いだしたら、なんという時短!!
軽いフットワークでお掃除できて、なんのイライラもなく掃除が終わり、ものすごく便利でした!
イレギュラー用ハンディを用意する
そもそも、毎日発生してしまうイレギュラーゴミは、もはやイレギュラーじゃないんです。
そのため専用を用意してもいい、むしろするべき!
…そう思ってイレギュラー用ハンディクリーナーを常用しだしたら、ゴミだらけだった場所が綺麗になるという状態を目の当たりにする回数が増えました。
すると、そういう体験が快感になっていき、ふと目についた部屋の隅のホコリをパッと吸い取ったり、洗濯機を使うついでにパパっと乾燥ネットを掃除したり…。
ハンディタイプでの掃除回数が増え、掃除が楽しく感じるようになっていきました。
掃除って少なからず汚れ仕事で精神的にも負担がかかるのだから、自分が一番イライラしてしまうシチュエーションのために専用掃除機を用意するっていうのは、ちっとも無駄なことではないのでオススメです。
お下がりで十分! スティックタイプを変形させる
オススメなハンディタイプですが、とにかくコードレスで「どこにでも持っていって掃除できる」というのがポイントです。
ゴミが出た場所の近くにコンセントがある保証は無いですからね。
私がいま愛用しているハンディタイプは、超軽量スティッククリーナーのロングノズルを外したもの。
今まで話した経験談は、「超軽量スティッククリーナーを新調したから、古い方をハンディタイプ専用にしてみようかな」というお下がり戦法をしてみた結果、実感したことだったんです。
スティッククリーナーをお持ちの方は、おそらくロングノズルを外せば同じことができるとおもいます。
でも、「全体掃除用のスティックタイプをその都度ロングノズルを外せばいい」…と思っていると、そのノズルチェンジの手間が徐々にストレスになっていくので、思い切って専用を作ることを圧倒的にオススメしますよ。
さらに、ノズルはフロア用ではなく隙間ノズルやブラシノズルにして、「小さい面積用の、ちょっと使い」専用にするのが最大ポイントです。
フロアノズルって重いし、ハンディ使いしようとすると小回りも効きません。
さらに、掃除機本体の吸引力によっては吸い込み性能が悪めなこともありますし、ノズル裏側に髪の毛などのゴミがからまってケアする回数も多いですよね。
その点、隙間ノズルみたいに単純で小さいノズルは、ケアの手間もいりませんし、吸引力も最大に使いこなせます。
「軽い、いつでもどこでも使える、小回りきく、よく吸う」…っていうストレスフリーな職場条件を叶えるのが、「コードレスハンディ掃除機(すき間ノズルorブラシノズル)」なわけです。
ちなみに私が使ってる超軽量スティッククリーナーは初期型モデルで、この回でマンガにしたもの→【第43回 超軽量コードレス掃除機の威力を見よ!!】
これの良い点は、本体とブラシノズルが一体化していること!
吸引力もすごい良いし、メイン掃除機の座を引退したあとも大活躍です♪
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新規で購入するときは
で、「新規で購入する」ってのも、掃除のモチベーションアップになりますよね!
そんな場合は、コードレスハンディの中から「軽くて片手で簡単に扱えて、動作音が小さめなもの」を選んでください。
夜にほんの一瞬使いたいときもありますからね。
隙間ノズルをメインにするなら、吸引力はさほど必要ありませんから、デザインで選んでも使用に楽しさが生まれて良いですね。
「大きな掃除機しか持ってなくて掃除が憂鬱」って方は、とにかく「大統領専用機エアフォースワン」に対抗して(?)「小さい用専用機ハンディ〜ワン」を作ってみてください。
みるみる掃除のイライラが減りますよ!
…では、今回はここまで。
次回は大面積を楽しく掃除していける掃除機さんたちをご紹介したいと思います。
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家電ママ るかぽん・プロフィール
家電好きの兼業漫画家。IT企業で家電・パソコンの新製品情報に数多く携わる。亡き父は電子工学の教師。
近著:『家電のお買いもの!』(飛鳥新社)
『ガジェット愛が止まらない』
『東急ハンズには緑エプロンの神々がいる』
ウェブサイト:るかぽん's【ぽんず】
