ワンコとおでかけ・旅行を楽しむコツ

ワンコと一緒に旅行できたら楽しいですよね!一緒に大自然を感じたり、温泉を楽しんだり…。
ワンコを連れて旅行するには、何を準備したら良いのでしょうか?旅行の心得を見ていきましょう!

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目次

1.おでかけトラブルを防ぐために必要な準備

(1) 基本的なしつけ

他人にむげに吠えたり、所構わずオシッコしてしまったり…それでは旅行どころではありませんね。あらかじめ基本的なしつけをしておくのがマナーです。

また、慣れないワンコがいきなり長時間の移動をするのは大変です。はじめのうちは近場のおでかけで車や電車等の乗り物に慣らしてから、徐々に移動時間をのばしていくのがワンコにとっても飼い主にとっても負担が少ないでしょう。

(2) 乗り物酔いの対処

乗り物の中でワンコが吐いたりすると、悪臭などで周りに大変な迷惑がかかります。またワンコ自身にも体に負担がかかってしまいます。乗り物酔いが心配なワンコは、乗り物に乗る前に絶食させておくとよいでしょう。また、ペット用の酔い止め薬を使用するという手もあります。

詳しくは、犬の飼育に役立つ知識「乗り物酔い」をご覧ください。


(3)万が一のために迷子札を

旅行先で、万が一ワンコが行方不明になったら…土地勘のない場所で、また知り合いもいないような所でワンコを自力で探すのは大変です。あらかじめワンコに迷子札をつけておけば、保護された場合スムーズに飼い主に連絡がつきます。

また、おでかけ先ではワンコに必ずリードをつけ、迷子にならないように気をつけましょう。

(4)“粗相”してしまった場合の準備を

普段はきちんとトイレを使うワンコでも、慣れない所へ行ったり、たくさんの人や犬がいる場所では“粗相”してしまうかもしれません。電車や車の中で粗相してしまったら大変です。乗り物に乗る前に、なるべく排泄を済ませましょう。それでも移動が長時間の場合は“粗相”してしまうかもしれません。もしワンコが“粗相”してしまったら、すぐに掃除をし、排泄物は持ち帰ります。

おでかけの時にはあらかじめペットシーツや消臭剤を準備しておきましょう。ゴミを持ち帰るためのビニール袋も忘れずに。最近では携帯用の犬トイレもあるので、持っておくと便利です。

2.ワンコを乗り物に乗せるときのポイント(1)電車

ワンコとおでかけといっても、様々な移動手段が考えられます。電車、車、飛行機…乗り物によってはキャリーがよいとは限りません。最適なグッズとは何なのかを見ていきましょう。


(1) 電車の場合

布製キャリーにワンコを入れてあげるとよいでしょう(小型犬の場合)。人ごみの中では、ワンコは飼い主さんのそばに寄り添っていたほうが安心できます。布製キャリーなら、膝に乗せたり脇にかかえた時に、抱っこに近い状態になります。こうすればワンコも安心。また、電車の移動では、飼い主さんはワンコ以外の手荷物があることでしょう。布製キャリーは肩にかけて持ちやすく、飼い主さんが持ち運ぶのに負担が軽くてすみます。

ただし、長距離の移動やワンコが大きい場合は、座席ではなくデッキにワンコを置いておく場合もあります。その時はプラスチック製キャリーがおすすめです。また、人ごみに慣れないワンコや脱走が心配なワンコは、きちんと扉が閉まるプラスチック製キャリーをおすすめします。

マナーとして、公共の乗り物の中でワンコをキャリーから出さないようにしましょう。すべての人がワンコ好きとは限りません。また、それがワンコの安全確保のためにもなります。


※ワンコと一緒に電車に乗る場合は別料金が必要な場合があります。詳しくは各鉄道会社にお問い合わせください。

※公共の乗り物にワンコを乗せる場合は、ムダ吠えをさせない等他の乗客に迷惑をかけないよう十分注意してください。愛犬家としてのマナーを大切に。

3.ワンコを乗り物に乗せるときのポイント(2)自動車

(2) 自動車(座席)の場合

車の中では、ワンコは運転中の飼い主さんの膝に乗りたがったりして、落ち着きのない行動をするかもしれません。また、急カーブ・急ブレーキの際には大変危険です。このような時のためにも、シートに固定できるワンコ専用ドライブボックスがあれば安心です。ドライブボックスは車のシートベルトを使って座席に固定する、箱型のワンコ用指定席です。ボックスの中にある専用ベルトでワンコの飛び出しを防ぐので、運転中にワンコが車内を動きまわることもありません。

ドライブボックス以外にも、ワンコ用のシートベルトでワンコを座席に固定させることもできます。

「うちの犬は前沢牛のステーキしか食べない」などの偏食がある場合は、食事を持参すると(病気に影響が無い限り)その食事を与えてくれます。しかし、家だと偏食だけれど入院すると与えられたドッグフードを食べる事が多いです。

(3) 自動車(荷室)の場合

大きなワンコや多頭飼いの場合は、座席ではなく荷室にワンコを入れることもあるでしょう。その場合は丈夫なプラスチック製のキャリー、または線材等のケージがおすすめです。先にも述べた通り、移動中は車内は大変危険です。座席で安全に固定できない場合はワンコを荷室に入れてあげた方がよいでしょう。

ただし、荷室の温度管理に注意が必要です。夏は直射日光に当たらないように、またいつでもお水を飲めるように食器を設置してあげましょう。冬は寒くならないように毛布を入れてあげるなどの工夫が必要です。

4.ワンコを乗り物に乗せるときのポイント(3)飛行機

各航空会社の規定に合ったキャリーが必要です。

日本では、ワンコは飛行機に乗ることはできても飼い主と一緒に座席に入ることは禁止されている場合がほとんどです。ワンコは動物専用の荷室で過ごすことになります。その時に、多少飛行機が揺れても大丈夫なように頑丈なキャリーに入れてあげる必要があるのです。そのため、IATA(国際航空運送協会)が動物を安全に輸送するためのキャリーの基準を設けており、多くの航空会社がIATAの基準を採用しています。飛行機にワンコを乗せる場合は、IATAの基準に合ったキャリーを用意しましょう。

(IATAの基準に適合したキャリーはその旨パッケージ等に表記されていますので、買うときに参考にするとよいでしょう。ほとんどが頑丈なプラスチック製のキャリーです)

※ワンコを飛行機に乗せるには別料金がかかります。おでかけの前に、あらかじめ各航空会社に料金や条件等を確認することをおすすめします。

※キャリーは各航空会社でレンタル可能な場合もあります。詳しくは各航空会社にお問い合わせください。

最後に…

ワンコを連れてのおでかけ・旅行は大変なことも多いですが、ワンコと一緒でないと味わえない体験ができるのも魅力です。みなさんも、積極的にワンコとのおでかけ・旅行を楽しんでみては?
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