第14回:収穫

さあ、今回はいよいよ「収穫」です!自分の育てた野菜を手にする喜びは最高!ですね。
採れた野菜はおいしく味わいたい!という方のために、ベストの状態で野菜を収穫する方法をご紹介します。

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目次

1.収穫を長く楽しもう!

一般の家庭では、1回の収穫量があまりに大量だと、新鮮なうちに食べきれない場合が多いもの。1度にたくさん収穫するよりも、少しずつ長く収穫できる方が好都合です。
その野菜に合ったひと工夫で、収穫時期を延ばしてやりましょう!

【間引き収穫】

レタスやホウレンソウといった葉菜類は間引いた葉も味は立派な野菜並み!
ダイコンの新芽はカイワレダイコン、ブロッコリーの新芽は人気急上昇中のブロッコリースプラウトです。
また、ニンジンの間引きした葉は天ぷらやごま和えにするとおいしくいただけます。
間引きの後は、採れたてのおいしさを味わいましょう!

【摘心収穫】

シュンギクやモロヘイヤなどは摘心すると、わき芽がどんどん伸びてきて長く収穫できます。 摘心した部分はもちろん食べちゃいます。

【株分け収穫】

ワケギなどネギの仲間は分けつして、本数が増えていきます。大きくなったものから順に株分けして収穫しましょう。 一度に少量ずつしか使わない薬味に、とても便利な収穫法です。

【花蕾収穫】

ブロッコリーなどの花蕾菜は食べ頃の花蕾を切り取って収穫すると、わきから次々と花蕾が出てきて、数回収穫できます。

2.おいしさをキープする収穫法

収穫する際、大切なことは「適期を逃さない」「収穫物を傷付けない」の2点です。
収穫の時期を逃すと、おいしさは損なわれ栄養価は低下してしまいます。また、傷が付いた野菜は鮮度が落ちやすくなってしまうのです。
頑張って育てた野菜は一番おいしい時に、新鮮な状態でいただきたいですね!

【根菜類】

ダイコンやカブなどの根菜類は根を揺らしながら、やさしく抜きます。無理に引き抜くと途中で折れてしまうので注意しましょう。
プランター栽培の場合はプランターごと倒して収穫すると簡単です。

【果菜類】

実のトゲや粉を取ってしまわないよう軍手をはめて、よく切れるはさみでヘタの付け根を切り取ります。
完熟させてから収穫すると、おいしさが一層増します。
・ キュウリ、ナス、トマト
実を落とさないよう片手で支えるように持ち、ヘタの付け根を切ります。
キュウリやナスの草勢が弱くなった時は幼果を若どりすると、草勢が回復します。
・ メロン、スイカ
メロンとスイカは収穫適期を外観から判断するのがとても難しい野菜です。
授粉してからの経過日数が判断の目安になるので、授粉日を記載したラベルをつけておくと便利です。
品種ごとの収穫時期を迎えたら、果実を試し取りして糖度をチェックします。OKならば同じ日に授粉した実が収穫できます。
また、「果実をたたくと濁音がする」「花落ち部分を押すと、やややわらかさを感じる」といったことも食べ頃の目安です。

【葉菜類】

キャベツのように株ごと収穫する野菜は、外葉を1〜2枚つけて株の付け根を包丁やカマなどで切り取ります。
シソなど葉を収穫する野菜は、下の葉から順番にやわらかい葉を摘み取ります。

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