ユリ科

特徴
細い葉が特徴的なネギの一種で、漢字では“浅葱”と書き、一般のネギよりも薄いその淡緑色はそのまま色の名前にもなっています。
春になると薄紫色の可愛らしい花が咲きます。多年草ですが耐寒性は高くないため、温暖地以外では冬は地上部は枯れてしまいます。けれど生命力が強く、また土質も選ばないため、栽培は大変容易です。
薬味のために、キッチンの近くで作ってみませんか?
育てやすさ:★★★★☆
発芽温度 :15〜25℃
株間 :10cm
栽培カレンダー
病害虫
病気:ベト病、サビ病
害虫:ネギアザミウマ、ネギハモグリバエ
ワンポイント
・1ヶ所に2〜3球ずつ、芽が少し地上部に出るくらいの深さに植付けます。
・葉が伸びてきたら倒れないように随時土寄せをします。
・草丈15〜20cmほどになったら収穫時です。根を残して切り取れば、また新しい葉が伸びてきて収穫を楽しめます。
・冬に地上部が枯れても球根は生きているので、土は乾ききらないように時々水をやるようにしましょう。春になったら新しい芽が生えてきて収穫ができるようになります。
・4〜5月に薄紫色の花が咲きます。花が終わると枯れるので、球根を掘り出して風通しの良い日陰で保存しておきましょう。この球根は次期の植付けに使えます。
栄養分
ミネラルやβカロテン、ビタミンB、K、葉酸など豊富に含みます。もちろん硫化アリルも含まれ、血液をサラサラにしたり、殺菌作用や抗菌作用、体を温める作用があるので風邪の予防には最適です。
肉や魚の臭みを消す効果もあるため、彩りも兼ねて薬味に重宝されます。