ソラマメ 〜 空豆?蚕豆?おたふく豆?? 〜

【 ソラマメ (マメ科) 】〜 空豆?蚕豆?おたふく豆?? 〜 「種まきの時期は?」「収穫期は?」「注意すべき病気は?」など野菜の栽培に必要な情報を分かりやすく掲載中。

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目次

マメ科

特徴

莢(さや)が空に向かって付くから『空豆』、または莢の形がカイコの作る繭(まゆ)に似ていることから『蚕豆』、と書かれます。莢の中の豆の形がおたふくに似ていることから、『おたふく豆』という地域もあるそうです。
日本に昔からあるように思いますが、実は外来種なんだとか。
茹でるときに少し皮を切っておくと、皮にしわがよるのを防ぐことが出来ますよ!

育てやすさ :★★☆☆☆
温度発芽温度:15〜20℃
株間    :20〜30cm

栽培カレンダー〔関東基準〕

必要なもの

ソラマメの種

あると便利!

病害虫

ソラマメで気をつけたいのは立枯病です。株全体が萎れ、根元近くからだんだんと黄色く変色します。植え付け前に土壌を消毒しましょう。 詳しくはこちら

・その他気をつけたい病害虫

モザイク病(葉)、赤色斑点病(葉)、茎腐病(葉)、輪紋病(葉)、褐斑病(葉)、さび病(葉)、アブラムシ(株全体)、ネキリムシ(根)、ソラマメゾウムシ(実)

ワンポイント

・比較的冷涼な気候を好み、気温が25度を超えると生育に良くない影響が出る可能性があります。

・種まきは、おはぐろの部分を斜め下に向け、浅く土をかけます。発芽には水分が必要なので、まく前に半日ほど水に漬けておきましょう。

・太陽の光をたっぷり浴びれるように株間はなるべく広く空け、風通しのよいところで栽培する方が実が多く付きやすくなります。

・多肥を好むので、直播きの場合は本葉が2枚になったら、育苗の場合は定植したら肥料(元肥)を入れ、その後20日ごとに4回の追肥を行いましょう。

・ウィルス性の病気に弱いのでアブラムシは徹底的に防除を!

・連作障害が出てしまうので、同じ場所(土)で育てる場合は、少なくとも4年以上の間を空けるようにしましょう。

栄養分

たんぱく質や糖質、鉄、ビタミンB1、B2を豊富に含んでいます。ビタミンB1は、疲労回復や脳の活性化、B2は肌荒れに対して良い効果が期待できます。
また可食部に豊富なカリウムは余分な塩分を体外に排出し、高血圧を予防する効果があると言われています。
莢が十分がふくらんで光沢がでて、空を向いていた莢が水平からやや下向きになってきたころが収穫時。風味と栄養が失われてしまうので、収穫時を逃さないようにし、収穫したらすぐに食べるようにしましょう。

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