
家を建てたのをきっかけにガーデニングを始めて12年になります。それまではガーデニングをしたことがなかったし、興味もなかったのですが、花を育てていくうちにその美しさに魅せられて、今ではバラが150種類くらいと、300株ほどのクリスマスローズを育てるまでになりました。
白い花と青い花が一番好きで、庭の一部はホワイトガーデンにして年中白い花だけを植えてます。
一年中花が咲くナチュラルな庭を目指してますが、現実は厳しくて毎年試行錯誤です。
桜の咲く頃
桜が咲く春の到来です。庭の緑は日に日に増え、日差しにキラキラ光るバラの葉がとてもきれいな季節です。
通路に沿って広がっているのは青いワスレナグサ。私はワスレナグサの群生が大好きなので、できるだけたくさん植えてます。
桜の木の下はムスカリとラベンダーを。手前にバラの葉が伸びて、その奥にラベンダーとワスレナグサが見えるこの景色を、毎年楽しみにしています。
大好きな白バラを植えたホワイトガーデンエリアでは、小さな白い花が元気いっぱい咲いています。オルレアはちょうどバラの季節に咲いてくれますし、白いゲラニウムはあまり丈が長くならないので、バラの下草にはとても気に入っています。
ホワイトガーデンの中には細い小道も作ってあり、両脇では白のイングリッシュデイジーやセラスチウム、白花のセージ、シャスターデイジー、白いワスレナグサが道を覆うように咲いています。
バラの季節
ここがホワイトガーデンエリアです。白バラは10株くらいあり、白い花と一緒に植えてます。白バラはフレンチレース、アイスバーグ、グラミス・キャッスル、キューガーデン、シュー・ラ・ネージュ、ファビュラス、ローズマリー、サマースノー、マーガレット・メリル、ウィリアムアンドキャサリンなどです。
白い花はセラスチウム、白花のワスレナグサ、イングリッシュデイジー、サルビアネモローサスノーヒル、オルレア、サポナリア、シャスターデイジー、フランス菊、ゲラニウム、アレナリアモンタナなどです。
ホワイトガーデンの反対側にはピンクのバラのコーナーを作りました。クイーン・オブ・スエーデン、メアリーローズ、コラーユジュレ、アウグスタ・ルイーゼ、アメジストバビロン、マチルダ、などを植えています。ピンクのバラの下草には青い花を合わせています。
庭の奥に2連のアーチを立てていて、手前にあるピエール・ド・ロンサールとブラン・ピエール・ド・ロンサールが満開になっています。奥にはフランシーヌ・オースチンとプシュケのアーチがあります。
アルバ・メイデイランドは小輪ながらもよく伸びるので、桜の木に沿わせてところどころしだれさせています。桜が若葉になる頃には、白い花が点々と咲いて、とても好きな景色です。
庭のいちばん奥の通路沿いで咲くバロン・ジロ・ド・ラン。基本私は淡い色の花が好きなのですが、バロンの大輪で豪華な個性的ある花はとても魅力的です。
ニューウェーブやフレンチレースは、花びらがうねり、ひらひらした姿がとても美しいバラです。
5月にはバラがあふれるほど咲くので、花束を作ってバラを見に来た方に差し上げたり、母の日のプレゼントとして贈ったりしています。
お気に入りの花たち
イングリッシュローズと一緒に咲くクレマチス・コンテスドブショーは、ちょうど同じ時期に咲いてくれました。紫のポーリッシュスピリットと大輪のバイオレットエリザベス。クレマチス同士のコラボも、色や大きさを変えて咲かせるといろんな可能性があって楽しいです。
小輪のバラ、アルバ・メイデイランドと中輪のクレマチスマーガレットハント。一般的にバラとクレマチスではバラが主役でクレマチスは脇役ですが、このコラボはむしろクレマチスのほうが主役のように見えます。
左から、日本桜草、アストランチア、ベロニカオックスフォードブルーです。こういった小さい花が大好きです。
庭に植えるには大きめの花の方がよく目立って映えるのですが、目立たなくても野草のような小さい花に心惹かれます。
こちらも小さ目の花がゆらゆら揺れるタイプのお花です。立性のベロニカフェアリーピンクは、穂のようなお花がかわいいです。
ニゲラ、オダマキはどちらも種から育てています。
秋から冬へ
10月は秋バラの季節です。しっとりと花を咲かせています。ガブリエルは白に内側がラベンダー色が入るとても優雅なバラです。シェエラザードはピンクに紫を帯びるエキゾチックな花と香りが素敵です。イングリッシュローズのジェントルハーマイオニーはかわいらしいピンクのシャローカップで、同じくイングリッシュローズのジュビリーセレブレーションはいつでもきれいに咲くすばらしいバラです。
冬から春にかけて楽しむ、ビオラのバスケットとリースです。バスケットにはピンクのオキザリスも一緒に植えてます。寒い季節に元気に咲くビオラはかわいらしくてとても好きです。
クリスマスローズを楽しむ
地植えのクリスマスローズが小さい球根の花と共に咲く景色は格別で、早春のこの景色を毎年待ちわびています。私の庭は暖地にあり、土も粘土質のため、クリスマスローズの栽培にはあまり適してないため、ほとんどは鉢植えにしています。鉢植えをまとめて置いている場所はまるでホームセンターの売り場のようになってます。
自分で交配した種から咲いたクリスマスローズです。4年くらい前から交配を始めましたが、初めて咲いたのが1枚目の2種でした。大好きなセミダブルが咲いたのでうれしくて交配に頑張るようになりました。2枚目は、今年の春に生まれたネクタリーが大きなセミダブルです。3枚目も今年初めて咲いた黄色系のセミダブルです。今年はゴールド(オーレア系)の花も咲くかもと期待しています。
クリスマスローズはバリエーションが豊富で同じ花が咲かないのが魅力です。交配をしていくと、たまに毛色の変わった子が生まれたり、興味は尽きません。咲いた花はドライフラワーにしたり、水に浮かべて楽しんだりしています。
プロフィール
dreamroseさん
- 住まい
- 一戸建て
- ガーデニング歴
- 12年
- お気に入りの植物
- バラとクリスマスローズ
白い花と青い花…特に小さい花が好きです。 - ホームページ
- Searching My Garden
編集部より
バラやクレマチスなどが華やかに咲きそろう、見ごたえたっぷりのお庭です。中心となる大きな花はもちろん、その傍らで咲く小さな花たちにも、たくさんの愛情を注いでいるdreamroseさん。それぞれが引き立て合い、ナチュラルな美しさを実感しますね。最近ではクリスマスローズの交配に夢中とのこと。思っていた以上に、多彩で魅惑的な姿に、見惚れてしまいました。これからもいろいろなお花たちの魅力を紹介していただけたら嬉しいです。