“好き”でいっぱいの場所 私なりのナチュラルガーデン #148 ペコリさん

外壁や窓辺に絡まるバラ、小径から顔を覗かせるシャクヤク、風にそよぐ花穂、太陽に向かって伸びるヒマワリ・・・など、ゆったりとした敷地を生かし、ペコリさんの“好きな風景”がたくさん見られるお庭です。

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目次

好きな色 好きな花 好きなリーフを組み合わせて、自分らしいお庭になるように日々手を加えています。珍しい物は何ひとつありませんが、ここには私の好きなものがたくさん詰まっています。

外壁を彩るバラ

我が家が完成して一番初めに植えたバラのひとつ、黄モッコウバラです。寒冷地では難しいといわれるモッコウバラを選んでしまった…当時はバラのこと何にも知らなかったんですね〜。でもワタクシの住む岩手県南地域では大丈夫でした。とっても元気に咲いてくれて本当に本当に良かった(*^^*) エコキュート&室外機が目立ちすぎる(笑)のが今後の課題!来年はもう少し窓近くまで誘引できるといいな。

家の外壁は、左壁に“マダムアルフレッドキャリエール”、右壁に“つるアイスバーグ”を絡ませています。この2つのバラは同じ時期には咲き始めなくて、左のキャリエール夫人が我が家で一番早く咲き始めるバラ、つるアイスバーグがぽつりぽつり咲き始めるとキャリエール夫人はそろそろおしまいに。今年は窓辺に誘引した枝がたくさん咲きましたよ♪

鉢を置くためだけの棚を作りました。もともと、この窓の下にはたくさんの鉢がひしめいていました。そこで、鉢がしっかりと納まる棚を作ろうと決意。といってもレンガに奥行の違う2枚の棚を挟んだだけです。今後の展望としては、キャリエール夫人がもっとワサワサしてくれること、右下の鉢のアメリカンブルーもワサワサしてくれること、棚上のプレート右のグリーンネックレスがさらにロングになってくれること。そうしたら今よりもっとイイ感じになるかしら?

賑やかな季節

大きなアーチに絡ませているのは ER “ジ・オルブライトンランブラー”  中輪のロゼット咲きの花がたくさん咲き揃いました。
レンガの小径にはいろんな子達が咲き始めてそれはそれは賑やか。シャクヤクも咲き揃ってワクワクする季節になってきました。

我が家のガゼボはミニサイズ。入り口の左側に植えた“プロスペリティ”が今年はモリモリ伸びました。手前側の“ギスレーヌフェリゴンド”、強健クレマチスのポーリッシュスピリットも絡ませていて、この両者が来年どれくらい伸びるか楽しみ。
大好きなオールドローズの中でもぶっちぎりトップで好きなのが“バフビューティー”。アプリコットカラーで生まれてどんどん白っぽくなっていくその過程さえも愛してやみません。咲き始めのアルバメイディランドがコラボ。

オベリスクに誘引した“ルイーズオディエ”も早咲きのバラ。青みがかったピンク、大きすぎない花、そしてコロンコロンのカップ咲きはもう大好物。小さな白いパーゴラアーチでは、私が愛してやまないバラ、“レイニーブルー”と白バラの“アルテミス”がコラボで咲きました? レイニーブルーはクシュクシュとしたロゼット咲きがツボ。
レイニーブルーが終わると、リアトリスが満開に。このリアトリスは草丈が低いタイプのゴブリン。こういう花穂が長いタイプに惹かれます。この小さな小さなパーゴラアーチがとってもお気に入りの場所となりました。

遅咲きチームの開花です。アーチに誘引した枝から元気に飛び出す“ポンポネッラ”、そしてでコロコロと愛らしい表情で咲く“パシュミナ”、強健青バラの“ノヴァーリス”、とっても好きな色合いの“バニラボニカ”。タナセタム・ジャックポットやテッパンのオルラヤ・ホワイトレースがバラ達を彩ってくれました。

まだ3年目のこの庭。はじめは石と草ボーボーの状態から草を抜き、石を拾い、いち早く植えたのがグランドカバーのリピアでした。コチラ岩手で冬の間は雪の下敷きになるけれど、春になるとあっという間にグリーンのカーペットに。特に可愛いなぁって思うのがこんな風にレンガの目地に入ってナチュラル感満載なトコロ。お花もとってもラブリーです。オダマキは私の父も実家のお庭に植えていてとても馴染み深く、大好きな父と重ね合わせてとても好きな花。いっぱい分岐していろんな方向に好き放題に育つ。そんな野性味あふれるところも好きです。

夏から秋へ

迎えて3年目のピンクのアナベル。最初の年はホントに小さくて、2年目は葉っぱが虫食いだらけ、そして今年は株元にオルトランを蒔いてみたら葉はキレイに、丈夫に育ってくれました。宿根草ってホントたくましくてステキだと感じますね。ピンクのアナベルの周りには相性のイイお友達、白とピンクのアスチルベがいます。
白のアナベルも元気。こちらも年々大きい頭になってます。八重の薄い黄色のホリホックとの素敵なコラボ。大好きな色です。

キッチンの窓から目に入るスチール製の物置を隠すために作った板壁。足元には壁を置く前から植えていた秋色アジサイの“西安”。この後素敵な紫へと変化していきます。物置正面左につるバラ“ニュードーン”、正面右にラズベリーの苗を植え、フェイクの窓とラックを付け・・・このようになりました。
ずっと欲しかった、地元の電気設備会社さんから破格値で譲って頂いた電線ドラム。それをテーブルに、同じく手に入った銅のアンティークポットや多肉植物を並べてお庭カフェごっこ。軒下でひっそり営業中です。玄関横の多肉もセダムがモリモリになってきました。

ワタクシの庭には鉢植えが少ないのです。理由はただひとつ、鉢育てがヘタクソ(笑) そこで簡単にボリュームが出せるアイテムとして選んだのは パープルのカリブラコア。鉢の下の方がイイ感じに苔むしています。こんな風に自然に出来る小汚さも大好物。小さなピンクのバラ “ザ フェアリー”は枝垂れ咲き。そして青バラの“カインダブル―”が綺麗に咲きました。

エリンジューム・ビッグブルーは茎まで青かった!そしてその後ろで咲き始めた同じくエリンジューム・プラナムブルーは初めて迎えて初めて咲いてるのを見たけど・・・ちょっとあなた、可愛すぎやしませんかーと話し掛けてしまいました(笑)
パープルのブッドレアの株元にあるサビサビのミルク缶とフォーク。「庭ニ居リマス」看板をぶら下げて ワタクシは今日もお庭にいます。

今年の夏も元気に咲いたエキナセア。エキナセアが咲き始めると “あぁ また暑い夏がやってくるなぁ” って思いますね。その後、暑さがやわらいで過ごしやすくなると、今度はちょっと寂しくも感じてしまいます。
ノリウツギも秋色のうっすらピンクに変身し始めました。

プロフィール

ペコリさん

住まい
一戸建て
ガーデニング歴
3年
お気に入りの植物
エキナセア ・ゲラニウム ・クレマチス
ホームページ
HOME SWEET HOME ペコリの庭 *

編集部より

外壁や窓辺に絡まるバラ、小径から顔を覗かせるシャクヤク、風にそよぐ花穂、太陽に向かって伸びるヒマワリ・・・など、ゆったりとした敷地を生かし、ペコリさんの“好きな風景”がたくさん見られるお庭です。まるでガーデニングショップのように、ワクワクする気持ち、ときめく気持ちを思い起こさせてくれる素敵なお庭だと思います。これからも“好き”な気持ちを大切に、ペコリさんにとっての庭作りの楽しさを追求していってくださいね。

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