
毎朝、頑張って早起きして、一人静かに散歩をするのがほぼ日課です。
朝陽で目覚めはすっきりするし、朝の畑の風景はすがすがしくて大好きです。
そんな散歩にて。いつもどおり、畑をぶらぶらしていたら、何か違うナァ、と思ったのです。
何か気配が違うというか、風で揺らめく葉っぱの音が違うというか。
そうして見上げたら、デントコーン(牛の餌用の背高ノッポのトウモロコシ)に一斉に穂。
おまけにタワラ(実のこと)までぴょっこり顔を出していて。
昨日まで、うんともすんともなかったデントコーン。突然の生長にびっくりした。
そういえば、ジャガイモもトマトもナスもキュウリも、ある日いきなり花が咲き始めたり、実がなりだしたり。
アスパラなんて、昨日まで爪の先ほどだったのが、いきなり人差し指くらいの長さになってたこともあったなぁ。
もしかしたら、みんな、そういう手品なのかも。
ひとり静かに、朝の畑で作物たちの手品を探す。朝の散歩はこれだからやめられない。