
7年前、長男の出産を機に庭付き戸建てに引っ越しました。偶然見た旅行雑誌に載っていたイギリス・コッツウォルズにあるガーデン風景に心を奪われ、イングリッシュガーデンに近い庭を造ろうと決めました。狭い庭なので壁面を多く使って立体感を出し、広く見せるように工夫。色使いは統一感がでるようにグラデーションカラーにしたり、色彩の足し算、引き算を意識しています。子ども達も楽しめる庭であるよう、ブラックベリーやラズベリー等収穫できる植物も育てています。
春到来
お庭に春がやってきました。今年も垣根のベニバナトキワマンサクがピンク色に。
チューリップ チャイナタウンの葉は斑入りでとてもきれいでしたが、花が咲いたらもっと良かった!!不思議なチューリップで、咲きはじめはピンクが薄く白に近いようです。徐々にピンクが濃くなり、毎日変化があって面白いです。紫のセリンセとの相性もバツグン。
東側の庭ではペレニアルブルーというバラが芽吹いています。アジュガもきれいに咲きました。ラミウムガリオブドロンが蛇口、ピックと良い相性です。私は黄色と紫の組み合わせが好きなのでよくそういう色の花が咲いてます。
裏側の通路は北側なのでゆっくりと芽吹きます。
バラの開花
プロスペリティはアイボリーで蕾はピンクがかり、花びらは少しフリフリしてます。房全部が咲くと、同じアーチに咲く大輪のアブラハムダービーもかなわないほど、大きくふわふわになるのです。モッコウバラもたくさん花を見せ、つるバラパレードも開花、ピエールドゥロンサールも少しずつ咲き始めました。手作りのウェルカムプレートは海岸で拾ってきた流木にアクリル絵の具で文字を書き、拾った貝殻やシーガラスをつけたものです。お庭の小物は庭の雰囲気や置く場所のサイズに合わせて自作するのが一番楽しくて好きです。
東側の壁面に誘引したつるアイスバーグは植えて6年くらい経ち、ようやく自分好みの誘引剪定方法を見つけられた気がします。花は中輪で重くないので、太目の枝を横に誘引するとそこから硬めの太いシュートが出て更に高いところで咲いてしまうか、上を向いて咲いてしまうのです。壁面から俯くように咲かすには、高い位置では細めの枝を残してフワフワと緩く誘引、目線の高さくらいの場合は上向きに咲いていいので、わりとしっかり目の太さの枝を誘引すると良いようです。今年は理想的な姿になりました。
共演者のペレニアルブルーも素晴らしい効果を発揮。扱いやすく、甘い香りが漂うのでとても気に入りました。
次男がまだおままごとが好きな年齢なので、ホームセンターの端材を使ったお庭用ままごとキッチンを作りました。蛇口ピックを刺したり、いらなくなったつみきを加工してガスコンロのつまみを付けたり…長男や近所の子も一緒に遊んでいます。
同じくDIYの室外機カバーはディスプレイスペースも作りました。
クリスマスローズとパンジーを水鉢に浮かべた風景。これだけで庭に瑞々しさを感じます。
小川のように流れるような曲線の小径を作りたくて、アメリカでは大流行と噂の「パスメイト」を使いました。モルタルやコンクリートを型にいれて固める、敷石制作のキットです。うちはインスタントモルタルを選びました。作り途中に文字かいたり、なにかをはめ込んだりできるのも楽しいです。
一番の大変な部分は最後に石を埋めるとこですが、ガーデニングが好きじゃないととてもできない労力です。
アジサイの季節
アジサイが咲き始めました。四季咲きの青いエンドレスサマーと白のアナベル。昨年はピンクのアナベルも植えたんですが、まだ小さいためお花が立派に咲くのが楽しみです。
6月の雨の日にはレインチェーンとアジサイが似合います。
タチアオイが咲いてきました。この花は一番上まで咲くと梅雨が明けると言われてます。まもなく梅雨入りだろうなと予感させられますね。
モナルダも開花しました。カシワバアジサイは二つの花房だけびっくりするくらい大きくなりました。
グラジオラスの剣のような葉は、丸い葉や花が多い私の庭では貴重な存在です。うちのは紫と黄色の2色咲きのダイナマイトというグラジオラスです。
ふと見たらこの間まで緑色だったブラックベリーが赤くなったり、黒くなったり。毎日子供達が雨も気にせずに摘んではパクパク食べています。
大好きなカラーリーフ
玄関先のスモークツリーのゴールデンスピリットの葉色がきれいです。素敵だったカラーリーフと花の組み合わせ。スモークツリーゴールデンスピリットと矢車菊ブラックボール、オルレア、オリーブ(ミッション)の色合わせが素敵でした。カラーリーフ大好きです。
真夏の多彩なカラーリーフのフロント花壇です。レモン色のようなコリウスがきれい。玄関前の鉢にはコルジリネの寄せ植えを置きました。
種から育てたタデアイが良い感じに咲いてます。タネからでも簡単に育ち、この季節に咲くと意外と目立つところが良いです。蓼藍は藍染に使う植物であり、デニムを染めるときにも使う植物です。
昨年春から一気にカンナに目覚め、たくさん植えました。このベンガルタイガーは成長の速度もうちでは良く、きれいなシマシマの葉がたくさん。芸術的な艶やかさが魅力的な植物です。
秋冬の楽しみ
ハロウィンが近づき、リースはハロウィンリースにしてウェルカムプランツもカボチャの容器に植え替えて模様替え。秋が深まってきて、こぼれ種で生えたユーパトリウムチョコレートの花がたくさん咲いて、予想外にきれいな景色を作ってくれてます。
秋にも良く咲くプロスペリティがアーチに満開です。中輪の房咲きだから、春のように満開になるのが良いところ。
昨年一気に成長した白藤が色づいています。今年の春こそ一輪でも咲いて欲しい!!バラとは違い、冬に誘引したからといって花芽ができないのでなんとも難しい…
白いガーデンシクラメンとビオラの寄せ植えにはパープルファウンテングラスも入れて。近頃はビオラ、パンジーの品種が多様で芸術的で、毎年感心します。
年末には、恒例のお正月風リースを飾りました。赤いペーパーナプキンを100均リースに巻きつけて100均の胡蝶蘭、水引で飾りをつけた格安リース。稲穂は新潟の旦那さんの実家から分けてもらったものです。
プロフィール
brilliantさん
- 住まい
- 一戸建て
- ガーデニング歴
- 7年
- お気に入りの植物
- つるバラ、イングリッシュローズ、クレマチス、アジサイ
- ホームページ
- イングリッシュガーデンに近づきたい!
編集部より
玄関周辺を彩るアーチや壁面のバラ、繊細な色使いと、高さを出したお庭演出は見ごたえ十分ですね。小川のようななめらかな小径も印象的でした。ドアのリースやウエルカムプレートなど、小物も効いています。つるバラの誘引方法や、カラーリーフのバランスのとり方など、年々工夫をして進化しているお庭作り。これからも、brilliantさんならではのイングリッシュガーデン作り、お子さんも興味が持てるようなアイデアなど、楽しみにしていますね。