
都会の中にある「秘密の花園」へようこそ! お庭には花の妖精がいるみたいです。目には見えない世界があると純粋に思う心が大切・・・花たちが気づかせてくれました。こうした庭の花たちの絵を描き、手作りのブーケを作り、オーガニックのバラの花びらでスイーツを作って、花生活を楽しんでいます。
庭はオーガニックガーデン。手間のかからない丈夫なバラを選び、手間のかからない宿根草を選んでローメンテナンスのガーデンを実践しています。
バラ咲く季節
我が家のメインローズ、ポールズヒマラヤンムスク。育てるポイントは・・・手を掛けすぎないこと! 肥料は2年に1回だけ、もちろん消毒なんてしません、100%オーガニックです! はらはらと花びらの舞う木の下でお茶を楽しみましょう。
アルベリックバルビエは、テラスの軒下に10メートル近く這わせてあります。もちろん一株です。 我が家の庭はこのアルベリックバルビエとポールズヒマラヤンムスクで、まるで空からバラが降ってくるかのような光景を作り出しています。
たくさんのバラ達が咲いています。ルイーズオーディエ 群生、パリス、セシルドゥヴォーランジェ、デュセスドゥモンテベロー、アルベリックルビエなど・・・庭はバラの香りに満ち満ちています。
ポールズヒマラヤンムスクが淡いピンクから褪色すると、庭は真っ白な花々に包まれたホワイトガーデンに変身します。来年はこの中に何か色を入れようかなって思いを巡らせたりも楽しい。バラに囲まれたベンチは、訪ねてこられたお客様に人気の撮影スポットです。
花を楽しむ
バラの季節は最後まで楽しみます。ウェーブがかったふわふわで可愛い花形のスプリングパルはあふれるほど籠に詰めてブルーのキャットミントを添えました。バードバスにもこの時期は水を張ってたくさんの花を浮かべます。庭が大好きな愛犬のサンタ。鼻をクンクンさせて、バラの香りや爽やかな空気をたくさん吸い込んでいます。
お庭の半分は、芝の手入れを半減させるため、石張りにし、いつでも快適に使用できるようにしてあります。
食事をしたり、お茶を飲んだり、読書をしたり、アウトドアリビングとして使用しています。芝の管理が半減してとてもローメンテナンス。頑張らないガーデニングがコンセプト♪♪
「しあわせ色の水彩画」と名付けた、花の絵の水彩画教室を主宰しています。ガッシュというフランス製の絵の具を使って描きます。初心者でも絵心がない方でも大丈夫!下書きもデッサンも必要なし! 水の力をかりて、水のにじみを利用して描いていく水彩画です。
水のにじみで曖昧な色や光、揺らぎを表現でき、それはまるで花たちが生き生きと踊ったり歌ったりしているかのような素敵な絵に仕上がります。
庭に咲いたお花は、部屋に飾ったり、花束にしてプレゼントしたりして楽しんでいます。
八ヶ岳の庭
八ヶ岳別荘地内のイングリッシュガーデンです。石のアーチをくぐると、奥の階段へと続きます。冷涼な気候の八ケ岳南麓は、7月に入ってもビオラやバラ、夏の花たちがたくさん咲いています。
冷涼なこの地では、7月から10月まで4か月もの長い間咲くアナベル。手間いらずで、とてもおすすめの植物です! 最近はちょっと珍しいピンクのアナベルも仲間入りしました。たくさん植栽してあるので惜しみなくカットして、大きめの花瓶におもいっきりたくさん飾ったり、アナベルのリースを作ったりして、花遊びを楽しんでいます。
秋のある日、サンタとガーデン内の小道をお散歩しました。まだまだ元気なルドベキア、そしてこの時期ガーデンの主役であるダリアが華やかに彩っています。美しいベルベットセイジもお気に入りです。
大好きな八ヶ岳の10月、もう素敵に紅葉し始めています。
エントランスの噴水もドウダンツツジ越しに見ると何だか秋の風情ですね。
秋のバラはこれからまだまだたくさん花をつけてガゼボの後ろの木々が赤く染まり、すべての葉が落ちるまで長く咲き続けます。
冬の楽しみ
プライベートガーデンなので外からは見ることはできないのですが、東京の庭では、中庭のイルミネーションが美しく輝きます。
バラをしだれ桜のように咲かせる方法は、冬の間にサンキャッチャーや使用済みのフレグランスストーンをバラの枝先にぶら下げてしなだれさせること。すると5月には、見事にバラの花が空から降り注ぐのです。
プロフィール
ルミエールさん
- 住まい
- マンション
- ガーデニング歴
- 20年
- お気に入りの植物
- オールドローズ、たおやかな花たち
- ホームページ
- しあわせ色の水彩画 アトリエ・ルミエール
編集部より
空から降るように咲くバラ、奥行きを感じる眺め・・・ここがマンション1階のお庭とは驚きました。ロマンティックな雰囲気に心がときめきますね。八ヶ岳のイングリッシュガーデンも見応えがありました。こうした素晴らしい眺めが、ルミエールさんが描く美しい絵のアイディアやモチーフになっているのでしょう。丈夫な植物を選ぶことで、なるべく手をかけないお庭作りを実践されているのも素敵ですね。これからもお花のある生活を楽しんでくださいね。