<飼い主さん&愛犬紹介>

●東京都 穴澤 賢さん
●犬歴:子どもの頃から実家に犬はいましたが、ひとりで飼うのは富士丸がはじめてで、5年になります。
●現在一緒に暮らしている愛犬:
富士丸
オス
雑種(ハスキーとコリーのミックス)
5歳(2002年2月22日生まれ)
●家族構成:ひとり
●住居形態:1DKのマンション
●ブログ:富士丸な日々
http://fujimaru.blog16.fc2.com/
著書紹介
書き下ろしエッセイ
「ひとりと一匹 富士丸と俺のしあわせの距離」
DVD版
「富士丸な日々 アナザーストーリー・アナザーデイズ」(出演:富士丸)
書籍版 「富士丸な日々」
富士丸くんを迎えたきっかけは?
何となく見ていた里親募集のサイトで目に止まって、実際に見に行ってみたら勢いで貰って来てしまった。
「生後3ヶ月当時の富士丸」
ブログを管理する上で留意していることやこだわり、ブログをやっていて良かったと思うことがあれば教えてください。
ブログを書く上で気をつけていることは、富士丸をあまり擬人化させないことはもちろん、富士丸のかわいさをアピールするのではなく、犬との暮らしの中にある楽しさを書くようにしています。
「富士丸といっしょに乾杯♪ 男のひとり暮らし、いえふたり暮らしの日常がうかがえる」
「愛犬用福袋を買ってきて、富士丸といっしょに中身を確認。なかなかの親バカぶり」
ブログをやって良かったと思うことは、読者の皆さんからたくさんのコメントをいただいたりすることや、中には僕のブログを見て里親募集から犬を貰って飼うことにしたという人がいたりすることなどなど。
また、本も出版できたりしたし、そのサイン会で色々なところへ旅が出来るようになったことでしょうか。犬と旅するのは楽しいです。
「富士丸の誕生日イベントでファンの人達と」
「飼い主より人気あり!?大人気の富士丸」
富士丸くんを育てる中で「必ずこうしよう」とか「これだけはしないようにしよう」といったしつけの方針などありますか?
つまらないことで怒らないように、と教えました。
例えば、犬が何かを食べている時に体を触ったりすると、それが飼い主であっても唸ったりするものです。それは犬の習性として仕方ない部分なのですが、考えてみればアホらしい話です。ごはんをあげているのはこっちなのになんで唸られにゃならんのだ、という気持ちで唸ろうが何しようがそういう時に触りつづけ、誰も取ったりしない、ということを教えました。
「キャンプで人間の子供と遊ぶ富士丸」
あとは「マテ」。何かの時に止まらせるというのは犬の安全面からも大切だと思います。例えば、散歩中にうっかりリードを落としてしまうこともあります。
そういう時、ダーッと道路に飛び出されたら大変なので、「マテ」で止まらせるというしつけは大事だと思っています。
ひとり暮らしで犬と暮らして良かったと思う点、反対に大変だと思う点は?
良かったのは、とにかく楽しい。何が楽しいと書けないぐらい楽しいです。
あと、自分自身の問題として、細かいことがいい意味でも悪い意味でもどうでもよくなりました。どうでも良くなりすぎて困っています。
「メリークリスマス!」
「鬼は〜外!」
大変なのは、やっぱり犬ですから言葉が通じない。特に体調が悪いとかどこが痛いとかいわないので、そういう時に困ってしまいます。
「富士丸うどん。下痢が続いた時に獣医さんにすすめられて穴澤さんが手作り。愛情いっぱい!」
無駄吠えや破壊行動など、愛犬の破天荒な行動で悩む飼い主さんにアドバイスをひと言。
あくまで富士丸の場合ですが、奴も2歳ぐらいまで破壊王でした。
ソファーベッドも破壊されたし、トイレシートはぐちゃぐちゃにするし。
育児ノイローゼになりそうでしたが、それでも3歳ぐらいになると自然と治まりました。経験上良かったのは「犬は悪くない」というスタンスに立つことでしょうか。もちろんイタズラしたら叱りますが、そのイタズラだって、あくまで人間社会においては駄目なだけで、犬にとっては無理に人間の生活に合わせているのだから、折り合いをつけたり学んだりするのにはそれなりの時間がかかるということだと思います。それも今だからいえることなんですが。
「ペットゲートの柵を破壊したので、金網を貼って修理。大型犬の力はスゴイ!」
「ソファでぐうたら過ごすのが日課!?」
<編集部コメント>
ブログ「富士丸な日々」の魅力は何といっても富士丸くんの天真爛漫な笑顔ですが、その笑顔の目線の先には、いつも飼い主の穴澤さんがいる・・・そんな、富士丸くんと穴澤さんの二人三脚ぶりがとても楽しいブログですね。体重30kgの大型犬と室内で一緒に暮らすには、相当なご苦労があったはず(今もあるかも!?)ですが、そんな苦労を乗り越えた上での貴重な犬育て論を聞かせていただいて、ありがとうございました!