「羊の国のラブラドール絵日記」管理人ゆうさん登場!

〜大自然の中で、2頭のラブラドールと暮らす南半球ライフ!

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目次

<飼い主さん&愛犬紹介>

●飼い主さん:
ニュージーランド オークランド在住 ゆう さん
●犬歴:6年
●現在一緒に暮らしている愛犬:
写真左 クロエ
(ラブラドール・レトリーバー、女の子、6歳)
写真右 エビス
(ラブラドール・レトリーバー、男の子、3歳半)
●同居の家族構成:夫婦二人
●住居形態:一戸建て
●ブログ:羊の国のラブラドール絵日記
http://blog.livedoor.jp/hitsujinokuni

著書
羊の国のラブラドール絵日記

ラブラドールを飼おうと思ったきっかけは?

当時人口2千人足らずの小さな村に住んでいまして、地元で一番ポピュラーな犬種がラブラドール・レトリーバーだったんですね。自分で責任をもって犬を飼うことがはじめてだったので、先輩飼い主さんがたくさんいるラブラドールにしようと思ったのがきっかけです。 

ラブラドールは、一般的に「盲導犬」のイメージが強いので、素直で従順な犬と思われがちですよね。それは決して間違ってないのですが、思っていたよりもイタズラ好きで、かなりアクティブ!元気がとりえで人や犬が大好きなので、自然と飼い主の行動範囲を広げてくれる親善大使だと思います。基本的に「人が大好き!」な犬種なので、どこに連れて行っても楽しそうにしてくれているのがうれしいですね。とにかく外交がすごく上手な犬種だと思います。

大親友との別れ」 (クロエをブリーダーさん宅に引き取りに行った日の写真です)

「俺様がエビス」 (エビスが我が家の家族になった日の写真です)

多頭飼いしようと思ったのはなぜですか?

住宅環境が許したので、犬を飼い始める決心をしたときから「将来的には多頭飼いをしよう」と決めていました。いわゆる「明るい家族計画」の一環ですね。一姫二太郎にしよう、と。(実際、その通りなのです)

それもあって、多頭飼いに向いているラブラドールを選んだということもあります。

エビスが家族になって4日目。 クロエ(上)がエビス(下)を受け入れた日の写真です。

この頃からエビス(左)はクロエお姉ちゃん(右)とべったりになっていきます。

多頭飼いしてみて大変だったことは、ほとんどありません(笑)。しいて挙げれば2頭目のエビスを迎え入れた、多頭飼い最初の4日間でしょうか。先住犬のクロエが拗ねてしまって、普段では絶対にしない行動に出て「反抗」を表現していました。それ以降は仲良くなってくれて、エビスの破壊行動やイタズラはすごかったですがいい思い出です(笑)。

あ!しいてあげれば「獣医さんにかかる費用」でしょうか。必然的に2倍ですからね。

●絵日記で見る「羊の国のラブラドール絵日記」

<アイスクリームをスプーンで食べるクロエ>

エビスとの差別化?!
アイスクリームとヨーグルトはスプーンで!クロエちゃんのこだわりです。

<都会っ子エビスの夏休み>

オークランドから出たことのない都会っ子?エビスが、田舎に夏休みを利用して遊びに行きました。
初めて触れ合う羊や牛、自然動物たちとうまく交流ができるのか?

<2頭は仲良し>

いつの頃からか、フセのときには必ず手をつなぐようになりました。

<役割分担>

「水はあたしの分野です!」と、水泳が大得意なクロエお姉ちゃんをなかなか超えられないエビス。いつもの「俺様」ぶりが意気消沈する場面です。

愛犬たちの、今までで一番ひどかったイタズラは?

愛犬たち、とはあんまりいえないんですけど。先住犬のお姉さん、クロエはあまりイタズラらしいイタズラはしませんでしたから。
 
問題はエビスですね。女の子と男の子のパワーの違いを見せつけられました。一番ひどいというか・・・、びっくりしたことなんですけど。散歩に行きたくて興奮状態マックス!だったエビスが玄関のドア(ガラス部分)を突き破ったことでしょうか。怪我をしたんじゃないか、すごく心配だったんですよ。でもエビスは結局無傷で、傷ついたのは修理代を払わされた飼い主の財布でした・・・。

これに比べれば、二人がけのソファーを真っ二つに壊されたことくらいなんでもないですね(笑)。

当時のエビスのマイブームは靴下! 穴のあいてない靴下は我が家にはありませんでした。

ニュージーランドで犬と暮らして良かったと思う時はどんな時?

いつもです・・・。 すみません、毎日思っています。 

何気ない毎日の散歩でもオフリードにする場所がたくさんあって、そこでは近所の犬たちとの触れ合いがあって、犬達が笑顔で走り回ったり泳いだりしている姿を見るとニュージーランドで犬たちと暮らして本当によかったと思います。

たとえ雨の日に泥だらけになろうとも!

こんなところを毎日散歩しています。

ニュージーランドでは、ビッグな犬のイベントが色々あるそうですが?

毎年さまざまなイベントが各地で行われるんですけど、オークランドに在住の日本人飼い主さんたちと交流が持てたときはうれしかったですね〜。こうやって、犬を通じて人との繋がりができていくことが楽しいです。初めて会った人とも「犬好き」という共通項で楽しく会話することができますし、思いっきり「親バカ」になっていい日です。そんなイベントです(笑)。

イベントでは数百頭の犬達が集まるんですが、犬同士のいざこざはほとんどなく、「群れ」の習性に感動を覚えたりします。そこにはもちろん見たことのない珍しい犬種がいたり、たくさんの犬達と交流を持つことでちょっと意外?な愛犬の姿も垣間見れたりして。楽しいです。

Jog the dog

毎年1回行われる、国内最大級犬イベント。以前はオークランドのみのイベントでしたが、最近は他地方でも行われるようになりました。200頭近くの犬達が一同に会して、4kmの道のりを歩きます。ゴールした後はイベントで盛り上がります。(あいにくクロエもエビスも写っていませんが・・・)

Labrador Walk

これは国内の、というよりはニュージーランドのラブラドール協会が主催して行われるいわゆる「散歩の会」。
ラブラドールは国内登録犬種No.1で、10頭中2頭がラブラドールともいわれています(正式には16%、上の数字は未登録の犬を含んだ予想数字)

各地のラブラドール協会の役員さんたちが企画・運営する平たく言えば「ラブラドール達と遠足」。

そのエリアのラブラドールと、飼い主さんたちが集まってちょっと遠出をして親交を深めるイベントです。3ヶ月に1度くらいの割合であるので、「イベント」というよりは「散歩の延長」と言った方が正しいかも。

私はこのイベントが一番好きです。

<ニュージーランドで行われる、他の主な犬イベント>

●Million Paws Walk
SPCAという虐待動物保護団体(ボランティア団体)が主催する犬達の行進。 
動物愛護精神をアピール。

●Pet Expo(ペット博)
ペット業界に携わる企業が参加してのエキスポ。
オモチャやドッグフードの新商品など、ペット関連の商品が色々とわかります。別ブースでは犬や猫、そして羊や馬などのブリーダーさんブースなども。

●SPLASH DOG(スプラッシュ・ドッグ)
これ単体のイベントはないですが、犬関連のイベントの出し物の一つ。
大きなプールに向かって犬達がいかに遠くまで飛べるか、いわゆる「飛び込み」競技。飛距離を競います。

無駄吠えや破壊行動など、愛犬の破天荒な行動で悩む飼い主さんに、アドバイスをひと言。

うっ・・・、私ごときがアドバイスなんてしてもいいものか・・・。

犬たちは人間と生活をともにして長い歴史を歩んできました。そしてどの犬種も、「役割」をもってブリードされてきています。犬たちは飼い主さんのために、その「役割」を果たそうと吠えてみたり穴を掘ってみたりするかと思うのです。それが現代社会では「問題行動」とされてしまいます。残念だけど、仕方ないことですよね。ただ、長年犬達の血筋に流れてきた「役割」ですから簡単には矯正できない。むしろそのほうが当たり前だと思うのです。歴史にチャレンジ!なわけですから。 

なので、「どうしてなおらないの?!」と焦らずに、ゆっくりと向き合うことが大切なんじゃないかと思ったりします。「犬たちは決して悪気があってやっているわけじゃない」と思うことで、ほんのちょっと心に余裕を持って接すると、飼い主の気持ちって伝わり易いんじゃないかと思うのですよ。 犬たちはリーダーの機嫌をものすごく敏感に察知しますもんね。

あと、若い大型犬に関しては中学生や高校生の人間の男子と同じく「運動」って結構効果的だと思います。悶々としたら「走る!」。これ、うちのエビスには効いた・・・・・・、かな?(笑)

冬だってカンケーなし!ざばざばじゃっぱん!

泳ぐの大好き!ラブラドール!! エンドレスです・・・・。

<編集部コメント>

ニュージーランドの大自然の中で、2頭のラブラドールと暮らす犬ライフ・・・誰もがうらやむ、夢のような犬ライフ。でも、とっても頭が良くて体の大きなラブラドールと暮らすのは、それなりの努力、体力、勉強、覚悟が必要なんですよね。
ゆうさんの、犬の立場に立ったアドバイス、じ〜んときました。楽しいお話をありがとうございました!

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