ソフィーは15年前の冬、街中の喫茶店に迷い込んできたところを保護されました。居合わせた母が警察などに迷子として届けましたが、首輪はなく飼い主さんも見つからず。後日犬好きの両親に連れられ我が家へとやってきました。もうまもなく21世紀という年末の事でした。当時まだ実家暮らしだった私は、突然黒いデカイ犬が来たのには正直ビックリ（笑）。けれど甘えん坊のソフィーにすぐにメロメロになりました？保護された喫茶店でも自動ドアから犬が入ってきたことに驚かれ、何度か追い出されたらしく、それでも食べ物が貰えるまで諦めなかったソフィー。人懐っこい食いしん坊な子で本当に良かったです♪

保護された当時ソフィーはまだ推定2才。とにかく元気で遊びが大好きでした。実家の庭を自由に走り回り、よくいたずらもしました。実家で2年半暮らした後、私と今のマンションへ引っ越すことになったのですが、同時に落ち着きお留守番もまかせられるように。ふたりっきりの生活で、ソフィーも努力してくれたのかも知れません。10歳の時に室内トイレを覚えてくれたのも、今とても助かっています。

17歳になったので、のんびり過ごすようにしています。寝室で一緒に寝ていますが、私が起きても気づかないこともあって、布団の中からグゥグゥいびきが聞こえたり（笑）。
この半年ほどの間で、歳をとったなあと思う行動が多々。朝食の準備を始めると、あわててキッチンに駆けつけてくるところは変わらないんですけどね。(≧▽≦)

キッチンです。（笑）起きるとまずチェックに行ってます。昔からだけど、だんぜん回数が増えた気が。食べること。寝ること。お散歩。そして寝る前のマッサージで元気な17歳です♪

ソフィーとふたり暮らしを始めてから、不規則な勤務だった以前の会社を退職しました。今の職場は自転車で5分という近さ。休憩時間には自宅へ帰らせて頂けるので、高齢犬と暮らす私にとっては、ものすごくありがたい。スヤスヤお昼寝中の姿を見ると本当にほっとします。
職場もそうですが、実家からこの町に引っ越してきて、もしもソフィーと一緒じゃなかったら、きっと出会えなかった人や動物たち。道とか公園とか、風景までも。ソフィーと見つけた宝物。かけがえのない時間を一緒に楽しんでいます♪

１人で犬を飼っていると、どうしても「ちゃんとお世話できているの？」と思われがちかもしれません。なので自分もつい大丈夫！って頑張り過ぎるところがあったけど、家族や友人、ご近所さんの助けを借りたり、誰かに話を聞いてもらうのは恥ずかしいことじゃないのかなって思うようになりました。
もちろん動物と暮らすには愛情と責任を持つことが大前提。でも元気が取り得のワンコも歳をとれば、病気もします。まずは私たちが元気で健康でいなくちゃね。棄てられるペットがいなくなり、動物たちが幸せに暮らせる世の中になりますように。

マルコさんインタビューにお答えいただきありがとうございました。1人暮らしでワンコを飼っていても「大丈夫!」と頑張り過ぎず、周囲の助けを借りるのも良いと感じるようになったというメッセージが心に沁みました☆食いしん坊でお茶目なソフィーちゃんとこれからもたくさんの宝物を見つけてくださいね♪