
diver さんちのリバー(19歳)

yuki.ku-nyan さんちのくーにゃん(18歳)
◆長寿の秘訣は・・・◆
秘訣は、「マイペースでいられる事」です。昼寝をしたいときに、したい場所で。食事は食べたい時に食べたい量を、構ってほしい時に構って遊ぶのが一番です。急な環境の変化は、生活リズムの乱れからストレスにつながってしまうこともあります。

◆日頃の生活で気に掛けること◆
猫ちゃん達の生活リズムを崩したり、環境を変えることなく、さりげなくチェックをしてみましょう。
1、フードは、適量を食べていますか
年齢とともに、一度に食べる量が減ったり、食事への興味が薄れたりすることがあります。年齢にあったフードを、1日の目安量きちんと食べているかは健康チェックの大切な点です。
「フードはお皿に入れたまま、置きっぱなし」という習慣の場合、1日にどれだけの量を食べているのか、食欲減退しているかどうかが分かりにくいですが、1日の目安量をもう一度確認し、体調の変化を見逃さないよう気にかけていきましょう。
また歯が弱っていることで、ドライフードを噛むことが大変な場合もあります。柔らかいフードや缶詰などに切り替えることもおすすめです。
2、トイレに困っていませんか?
猫達はトイレの後に砂をかけてしまうので、万が一病気のサインがあっても、砂にまみれ見逃しがちです。便秘をしていないか、オシッコをするときに様子がおかしくないかなどはさりげなくチェックしましょう。トイレは体調不良の一番わかりやすいサインです。気になることがあったら、すぐ動物病院へ相談をしましょう。
3、運動はしていますか
子猫のころのように、元気にじゃれたり飛び跳ねたりすることはなくても、飼い主さんに撫でてもらいながらじゃれ遊びをしたり、抱っこしたまま外を眺めたりと、年齢にあった遊びや運動を続ける事は健康の秘訣です。体調や年齢に合わせて、おもちゃや遊び場を用意してあげましょう。新しいおもちゃに興味を示して遊ぶ事は運動になり、健康を保つ秘訣になります。シニアになっても、いつも「好奇心旺盛」でいられるように心がけてあげましょう。
4、お手入れのお手伝い
シャンプーをするときは、出来るだけ短時間で済ませましょう。シャンプーの前によくブラッシングをすることで、シャンプーやドライヤーの時間を短縮でき、ネコちゃんへの負担を軽減できます。ブラッシングをこまめにすることで、抜け毛を飲み込む事や毛玉の予防にもなりますから、スキンシップもかねて、こまめなブラッシングも心がけましょう。
また、長毛種の猫ちゃんの場合は、ブラッシングやシャンプーの頻度を減らすためにも、 短いカットスタイルにすることや毛玉ができやすい部分は短く切っておくなど、「見栄え」より「生活」を重視したスタイルにすることも、シニア世代には大切なことです。
トリミングショップを利用する場合、家では静かな性格の猫ちゃんでも、トリミング中は興奮してしまう事や、普段見慣れない犬や猫など、そのような環境下では大きなストレスになることもあります。トリミング中の様子を確認したり、空いている時間帯に利用をしたりと、出来るだけストレスや疲労の無いように心がけてあげましょう。
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◆食事、サプリメントの秘訣は・・・◆
食事は、シニア用のフードに切り替えましょう。成猫用フードは、シニア猫用フードに比べ、倍以上の高カロリーの場合もあります。シニアになり、運動量が減った生活に合わせて、フードも低カロリーなものに変えましょう。また食事量も年齢・体重に合わせて、もう一度見直しましょう。フードは缶詰だけでなく、固いドライフードを与えることも大切です。固いフードをしっかり噛むことは、歯垢予防の効果もありおすすめです。また、気まぐれな猫ちゃんには、「大好物」を見つけておくことも大切です。体調の悪い時や食欲が落ち始めた時に「大好物」があると、元気になるきっかけになります。
◆全身をさわって、チェックしましょう◆
ときには、猫ちゃんの全身をよくチェックしましょう。全身を撫で、しこりができていないか、皮膚に赤みや湿疹がないか、脱毛などがないかなど、体調の変化には早期発見、早期治療が第一です。気になることがあったら、すぐに動物病院へ相談をしましょう。
また肥満にも要注意です。シニア世代の猫ちゃんにとって、増えすぎた体重は足腰にも心臓にも負担になります。適正体重をめざし、健康第一で体重管理をしていきましょう。
◆健康管理・かかりつけの動物病院選び◆
「かかりつけの病院」は、シニア世代の猫ちゃんにはとても大切なことです。
1、自宅の最寄の動物病院はどこですか?
2、動物病院の診察時間は?
3、夜間、救急対応をお願いできる動物病院はどこですか?
4、日頃の様子を知っている獣医師、スタッフはどなたですか?
突然のことにあわてることが無いよう、連絡先はすぐに目につく場所に控えておきましょう。
環境が変わった途端に食欲が落ちたり、興奮して手を触れさせないほどになる猫ちゃんもいます。日頃から家族以外の人、環境に慣らしておきましょう。
まだ、かかりつけの動物病院が決まっていない場合は、
1、通院可能な場所にあること
2、診療時間や休診日、急患対応は?
3、持病がある場合は、その病気への対応が可能かどうか
を必ず事前に確認をしておきましょう。
猫ちゃんの診察を得意とする動物病院を探しておくこともおすすめです。 日頃から、予防接種や健康診断を続けることで、病気の早期発見、早期治療につながります。猫ちゃんは、体調に変化が外見からは気づきにくいことが多いので、動物病院やトリミングショップと一体となって、シニアライフを過ごしましょう。
通院の時には、キャリーバッグを使用しますので、日頃からキャリーバッグに慣れさせておくことも、シニアになり通院の機会が増える猫ちゃんには大切なことです。
マイペースで、気まぐれで、甘えん坊でといろいろな面のある猫ちゃんたちですが、どんな猫ちゃんにも共通して言えることは、家族の愛情や心がけが一番の長寿の秘訣ですということです。マイペースなライフスタイルをさりげなくシニアスタイルに切り替えるお手伝いをしてあげましょう。
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先生の紹介:大谷幸代先生
愛玩動物飼養管理士
青山ケンネルスクール認定 A級トリマー
メディカルトリマー 学生時代にイギリスへドッグトレーニングの勉強の為、短期留学。その後、ペットショップ販売員、トリマー、ドッグトレーナー、ペットシッター等々さまざまな仕事を経験してきた。
ホリスティックケアアドバイザーや日本アロマテラピー協会認定アロマテラピーインストラクターなどの資格も取得。ペット関連用品の開発、雑誌等へコラムの執筆などを手がけるなど、「犬を飼う生活から、犬と暮らす生活へ」の実現をめざし、幅広く活躍している。