POINT 1 マーキングはするものだと心得て
室内で飼っている場合、最も悩まされる行動がマーキング(尿スプレー)という方も多いはず。
そもそも、マーキングとは、おもにオスの成猫が、テリトリーを示したり性的な誇示、あるいは不安な状態にあるときにとる行動のこと。壁などに直接尿をかけるほか、爪とぎ、頬などをすり寄せてくるのもマーキングの一つです。
猫は、体臭は少ないのですが、排泄物のにおいは強烈です。一度、マーキングされた場所は、なかなかそのにおいが消えることはありません。
では、マーキングを完全に止めさせることが可能かといえば、残念ながら現状では難しいよう。いつもと違う場所にマーキングをされてしまった場合は、きちんと掃除をし、消臭スプレーなどをかけておくこと。また、留守の間にマーキングをされ放題という事態を防ぐためには、サークルやケージなどに入れ、ある程度の行動を制限することも考えましょう。
CHECK! 去勢(避妊)はあくまでも方法の一つ
マーキングを防止したいと去勢(避妊)させる飼い主も多いですが、100%やめるわけではありません。去勢(避妊)をする前に、なぜ猫はマーキングをするのか、どんなことがマーキングを誘発するのかをしっかり考え、ストレスや不安要素があれば、まずそれを取り除くことが大切です。
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POINT 2 トイレは清潔に保ちましょう
猫が快適に暮らすために、トイレの環境はとても重要です。気持ちよくできるトイレがないと、たちまちストレスを感じてしまいます。とはいえ、飼いはじめならともかく、しばらく一緒に暮らしている猫なら、すでに気に入ったトイレの環境が整っていることでしょう。
その中で気をつけたいのは、やはりトイレが清潔であるかどうか。猫は、たとえ自分の排泄物でも、トイレに残った状態を嫌がります。もちろん、猫を複数飼っている場合は、その数だけトイレを用意しているかどうかも改めて確認を。
また、現在の猫砂は、固まるものが主流。固まった部分だけを処理している飼い主も多いと思いますが、この場合、細菌や雑菌が繁殖しやすい状態になってしまいます。定期的に砂を入れ替えましょう。
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POINT 3 フードはバリエーション豊かに
加齢とともに食事の内容も見直す必要が出てきます。しかし、猫は年々保守的な傾向を見せるほか、幼少時から食べて慣れているフード以外は食事だと認識してもらえない場合が多く、スムーズに切り替えられないことも。また、病気などで処方食にしなければならない場合は健康維持すら難しくなくなります。
幼少時からいろいろな種類のフードを食べさせておくことが大事ですが、もちろんあとからフードの変更は可能。ただ、少し時間がかかります。方法としては、1日2回のフードは同じもので置き餌(おきえ)だけ変える。これまでのフードに新しい種類のフードを少しずつ混ぜるなど、いくつかありますが、猫は本来食欲おう盛ではありません。興味を示さないからと放っておくと痩せてしまいます。根気よく続けてください。
また、新鮮な水を数カ所に用意することを忘れずに。猫は、水の摂取量が少なく、また排泄量も少ない動物です。腎臓に負担をかけないように気をつけてください。
CHECK! 尿結石に注意!
雄猫の場合、結石が尿道に詰まって尿毒症を起こすことがありますが、フードが原因となることがあります。命を落とすこともある病気のため、日々の食事には気をつけたいものです。
尿結石は、マグネシウムが過剰に含まれたフードによって引き起こされることが多いのですが、素人判断では難しいことも。かかりつけの動物病院やフードに詳しい人のアドバイスに従って、ぴったり合うものを選んでください。
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POINT 4 スキンシップでストレス解消を
室内で飼っていることで、猫がストレスを感じてしまうのではないかという心配をする飼い主もいます。しかし、幼少時から室内で飼われていた猫は、人間が思うほどストレスを溜めてしまうことはありません。
猫がストレスを感じるのは、縄張りを荒らされたときと環境の変化といわれています。新しい猫を飼う、引っ越しをするなど、これまでと違う状況になったときは要注意。猫の様子をしっかり観察して、快適な環境を保つように心がけましょう。
ストレスを解消するためには、何よりも飼い主とのスキンシップが一番。飼い主の時間が空いたときに遊ぶというよりも、猫の遊びたいという欲求をとらえ、そのタイミングでしっかり遊ばせてあげることが重要です。また、動くものを追いかけるといった猫の習性や狩猟本能を満たすような遊びを考えるなど、遊び方も工夫しましょう。
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POINT 5 居場所は猫の自由にさせること
高いところに上る習性がある猫。キャットタワーなどを設置している飼い主も多と思いますが、既存の棚を利用して高低差のある環境を作ることも可能です。あらかじめ、棚から猫に壊されたくないものを取り除いたうえで、棚の上に毛布を敷くなど、猫が登りやすい場所を整えてあげましょう。
また、猫は、日がな快適な居場所を探し、移動しては寝て、を繰り返す動物。日の当たる場所を求めて自分から動いていきますので、その動きの妨げにならないような家具やインテリアの配置を。室内で猫の障害となりそうな場所は極力減らし、きちんと動線を確保してあげてください。
最後に...
成長にともない環境面の見直しをすることは大切です。猫にとっても人間にとっても、ストレスフリーな暮らしをめざしましょう。
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