#08『Down』〜フセのトレーニング〜

ハンドサインと言葉の合図を使って、愛犬へフセのトレーニングをしましょう。トレーニングは愛犬との楽しいコミュニケーションの時間ですから、楽しんでやってみてくださいね!

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目次

    今回は、『Down』のトレーニングです。トレーニングステップは、第7回『Sit』〜オスワリ〜をトレーニングした時と同様に、下記の2つに分けて行います。

    Step1:ハンドサインで伏せられるようにする。
    Step2:言葉の合図で伏せられるようにする。

    おりこう犬プロジェクト!動画deトレーニング! #08 - YouTube

    Step1、 2ともに、トレーニングのポイントは『Sit』と同じです。Step1では、必ずハンドサインが同じ動きになるように注意してください。動画のなかでは、ハンドサイン=鼻先から下におろし少し引くと説明していますが、犬によっては、ハンドサイン=鼻先からお腹の方に下ろすとした方が伏せやすいコもいますので、試しながらハンドサインの動きを決めるようにしましょう。

    Step2では、『Down』の合図で伏せるようにトレーニングしていきますので、
    『Down』⇒ハンドサイン、『Down』⇒ハンドサイン、『Down』⇒ハンドサイン・・・
    を繰り返します。そうすると『Down』が、伏せる合図となっていきます。しかし、Step1は問題なくクリアしたのに、Step2でつまずいてしまう場合、『Down』と言ってからハンドサインを出すまでの時間を、5秒程度まで延ばし『Down』の合図で伏せないか様子をみるようにしてください。愛犬は理解しているのに、『Down』からハンドサインを出すまでの時間が短すぎると、言葉の合図だけで伏せる機会を奪うことになりかねません。『Down』への理解を確認する意味でも、少し間をおくようにしてみてください。

    トレーニングは愛犬との楽しいコミュニケーションの時間ですから、楽しんでやってみてください。

    長谷川先生

    長谷川先生

    長谷川 成志(Dr. Masashi Hasegawa Ph.D.)
    博士(学術:動物人間関係学分野)
    麻布大学獣医学研究科共同研究員
    (株)Animal Life Solutions 取締役

    アシスタントドッグ育成普及委員会(H13〜17年度 住友生命支援事業)の奨学生としてアメリカの介助犬団体Summit Assistance Dogsに留学し、Certificate of Achievementを取得。2009年10月には世界的なドッグトレーナーの資格CPDT-KAを取得。「人が犬を学び・犬が人社会のルールを学ぶ」をコンセプトに掲げた犬のしつけ方教室「スタディ・ドッグ・スクール?」を麻布大学と共同で企画、運営し、講師として活動。さらに麻布大学動物応用科学科の動物トレーニング実習にて、東日本大震災で被災犬となった犬達などの健康管理とトレーニングのサポートを行っている。

    スタディ・ドッグ・スクール?

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