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犬の交通事故 ~万が一の時はどうすればいいの?~ 犬の地震・災害・事故

交通事故。起きては欲しくないですが、
万が一起きたときはどうすればいいのかをご紹介します。
交通事故は決して他人事ではありません。
実例をもとに万が一の対処法についてみていきましょう。

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目次

1.交通事故による損傷・大型犬と小型犬の違い

犬の場合は飼い主の見ている前で轢かれる事が多いです。大型犬と小型犬ではどちらが交通事故(自動車事故)に対して強いかというと・・・。
大型犬の方が丈夫に見えますが、交通事故に関しては小型犬の方が生存率が高いです。
サイズが大きいと跳ね飛ばされるなど車のエネルギーをもろに受けてしまうのに対して、小型犬は車の下にもぐります。

タイヤに踏まれる事は多いのですが、身体の真上を車のタイヤに踏まれても生存しているものです。その際、肝臓や膀胱の破裂や横隔膜の亀裂などが生じることがあります。
中型以上のサイズになると背骨の骨折などが生じ下半身が動かなくなることが多いですね。
小型犬ではタイヤに踏まれての骨盤の骨折が多いです。

2.愛犬を救出する際には、噛まれないように注意!

愛犬が車に轢かれてしまったら、まずは道路から救い出さねばなりません。
自分が交通事故に遭わないように気をつけるのは今更言うまでもありませんね。
幹線道路でもない限りは前方に犬でも猫でも障害物があれば多くの車は避けてくれるでしょうが、一番危険なのは「轢かれた愛犬に飼い主がガブリと噛まれる事」です。これは轢かれたのが犬の場合、大変多いです。

「交通事故に遭った」と半ばパニックで来院する飼い主さんは、自らの手からダラダラと流血していることが多いのです。大きな傷を負って半ば意識が消失した状態ですと、普段はとても大人しい犬でもなりふり構わず周りの物を攻撃します。飼い主だとはわからずに、防御反応からか本気で噛みついてきます。意識がしっかりしている場合でも、痛みから反射的に噛む事もあります。

事故にあった動物に触る前に手を衣類で覆うなどの防御を行ってください。素手で触れるのは大変に危険です。

<速やかに動物病院に連れていくことが一番の応急処置!>

もしも意識が無い場合はあまり体位を動かさないように速やかに病院へ連れていきます。 応急処置が何かできないかと思うでしょうが、動物の交通事故の場合、多くはその場での応急処置が効果的な事は少ないのです。

<人工呼吸 人工呼吸の必要性は? >

呼吸が苦しければ肺で出血している可能性や横隔膜が破れている事も多いです。このような状態で人工呼吸はあまり有効とはいえず、むしろ酸素室への搬入を急いだ方が賢明です。

<心臓マッサージの必要性は? >

心臓マッサージ人間では心筋梗塞や心房、心室細動といった不整脈からよく心停止を生じます。このような心不全からの心停止にはマッサージや人工呼吸が有効なのですが、交通事故ではそうはいきません。
交通事故での心停止は心臓に原因があるものではなく、失血性や呼吸不全、中枢の破壊などといった事から生じるものがほとんどです。
事故後に心臓マッサージを施してもほとんど効果は無いでしょう。
犬や猫で心臓マッサージや人工呼吸が必要なのは溺れた場合と感電した場合程度です。

3.飼い主が知らない間に交通事故に遭った場合は?

田舎で自由に散歩している犬は事故後に自力で帰宅する事も多いです。交通事故にあっても飼い主が気付かず、「3日間食事をとらず元気もない」などの理由で来院することも多いです。

■交通事故かどうかを見分けるヒント
・ 外出前までは元気だったのに突然元気がなくなる。
・ 多くは跛行(足をひきずる)を伴う。
・ 打撲、内出血の跡がある。
・ 毛が線状に脱毛することが多い。(おそらくタイヤに巻き込まれたときに一直線に毛が抜けるのだと思います)
・ いつもはきちんと帰るのに、数日間帰宅しなかった。

◎動物病院での診断方法

「これはもしかしたら事故かもしれない」という場合は血液検査でCPKの値を測れば診断できます。筋肉の中に入っている酵素ですが、打撲があり筋肉が破壊されると血液検査で正常値の5-30倍ほども高い数値を示します。これはたいていの病院で検査できるはずです。

4.交通事故を防ぐには

犬は必ずリードをつける。これに尽きますね。飼い主に馴れた賢い犬でも交通事故に会うことがあります。たまたま逃げてしまって、追っかけていたら事故に遭うというケースもあります。逃げた犬は後ろを追うとかえって遊んでいると思い、逃げる事が多いです。名前を呼んで、おやつなどで釣り、犬の方から寄ってくるように仕向けるのがコツです。

<よくある事故の事例 >

・ コンビニの駐車場で、抱いていた犬を抱え直そうと下に置き、ちょこんと車路に出たところを車がタイミング悪く来て跳ねられた。
・ 庭で飼っていた犬のリードがはずれて犬は全力疾走で道路へ脱走。そこへ車が来て跳ねられた。
・ 首輪が抜けて犬を追いかけたら幹線道路に出てしまい、車は数台は避けてくれたが反対車線でついに跳ねられた。

最後に…

いかがでしたか、交通事故はわたしたちの身近に必ず潜んでいます。わんちゃんの不意な行動で命を落としてしまうこともありますので、目を離さずにしっかりリードをつけてあげましょう。

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