症状
特に痛みはなく、触ってみたときに片側より明らかに大きいなどで発見します。また腫瘍の細胞が分泌する女性ホルモンのせいで雌性化がみられます。
つまり雄なのに乳腺がはってきたり、雄犬が発情期の雌に対するようなそぶりでよってきたり、また脱毛や前立腺もはれることがあります。
発生年齢
6歳以上です。
様々な検査、診断
まず触ってみる「触診」や多くの場合は針などで刺し中身をを吸い出して調べたり、切開して内部を直接見て診断したりします。
それでもわからないときはそのしこりの一部をとり「病理組織検査」にまわし、細胞レベルで確定診断をします。
悪性度
精巣の腫瘍は大きく3種類に分かれますが、おおよそ平均5〜20%ぐらいの割合で悪性です。
診断
確実な診断は組織の病理検査でおこないます。
治療
やはり外科的に切除する事が治療の主体です。
よく見られる「片金」、つまり生まれながらにタマタマが一つしかない犬やまた左右両方とも見られない「陰睾丸」はお腹の中に睾丸があり、それが腫瘍化する割合は通常の10倍以上となりますので早めに摘出手術を受けるようにしましょう。
詳しくはホームドクターに相談してください。