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小鳥のAGY感染症(メガバクテリア感染症)

小鳥のAGY感染症(メガバクテリア感染症)についてご紹介します。

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目次

AGY(Avian Gastric Yeast)とは真菌(いわゆるカビ)の一種です。最近までメガバクテリアと呼ばれていました。1982年にアメリカで発見され、すでに世界中に蔓延していています。日本でもAGYに感染した鳥のいないブリーダーを探すのは困難です。 多くの鳥種で感染が確認されていますが、最も問題となるのはセキセイインコで、急性に死亡する例も少なくありません。

【原因】

ヒナの時期に親鳥から感染を受けたものがほとんどと思われます。 健康な個体は免疫力でAGYの増殖を抑えているため、感染していても無症状で経過することがほとんどですが、ストレスで免疫力が落ちて発病したり、また他の病気の経過中に合併症として発病することがあります。 ペットショップで購入した後に、環境の変化によるストレスで発症するケースもよくあります。

【症状】

(1) 急性型の場合
元気な鳥が突然嘔吐や吐血を示し、体を膨らませて数日以内に死亡します。
(2) 慢性型の場合
吐き戻しや未消化便・下痢便などの消化器症状を表しながら徐々に痩せていきます。体重が25g以下に痩せてしまうと、危険な状態になることが多いです。

【診断】

糞便を顕微鏡で観察して、AGYを発見します。

【治療】

(1) 抗真菌薬の内服薬を投与
検査でAGYが発見され次第、抗真菌薬の内服薬を投与します。投薬は、1週間おきの検査でAGYが完全に消失するまで続けなければなりません。(病気が進行してしまった場合、投薬治療で糞便にAGYが確認されなくなっても、症状が持続することがあります)
(2) 保温・栄養補給
免疫力を上げるために保温・栄養補給を行います。
(3)駆虫薬の投与
AGYはその他の寄生虫と混合感染している場合も多く、重症化しやすいため、同時に駆虫薬の投与が必要になります。

【予防と注意】

GY感染を予防する方法はありませんが、ヒナ購入時の検査、そして定期的に健康診断をうけて、AGYが見つかったら症状がなくても投薬することが一番の予防方法といえます。 AGY感染症にはまだまだ不明な点が多く、今後それらが解明されるのが期待されます。 この病気にはさまざまな病態があり、病態に合った治療を行わないとかえって障害が拡がります。AGYを熟知した治療経験豊富な専門医の指示を仰ぐ必要があります。

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