原因
膵臓は膵酵素による自らの自己消化を防御しているが、ある環境下においてこれが働かなくなり膵臓が自己消化をはじめて炎症を起こす。
はっきりした原因は諸説あって定かではない。
症状
・元気喪失
・嘔吐とそれに伴う脱水
・腹部の痛み
・下痢
・黄疸
重度になると腹膜炎 肝炎 肺水腫、胸水 などに進行して死に至る事も珍しくない。
猫の場合は犬と比較して膵炎の発生は少なく、症状もあまりはっきりと出ないことが多い。
診断
TLI(トリプシン様免疫活性)測定
治療
- ・絶食
- 膵臓の自己消化を止める決定的薬物はなく、絶食により膵酵素の分泌を抑え自然治癒を待つ。軽度の場合は2日ほどの絶食で回復しますが重度の場合は1週間ほどの絶食が必要な事もあります。
- ・点滴
- 絶食の間の維持に点滴を行う。
- ・食事療法
- 脂肪を制限した食事を使用。