原因
猫ヒゼンダニという寄生虫。ダニの大きさは目では見えないくらいに小さいです。皮膚内部にトンネルを形成して寄生するのですが穴を掘るときに激烈な痒みを伴います。
症状
激しい痒み、皮膚の肥厚、脱毛。頭部、特に耳の縁から発症することが多く、放置すると全身に広がります。激烈な痒みを伴い野生動物では全身の毛が無くなることも珍しくありません。
治療
注射や内用薬、薬浴も含めた外用薬で治療を行います。アイボメックという薬が特効的に効きます。2〜3週間隔で2度注射すれば完治することが多いです。細菌の二次感染を伴う場合は抗生剤も合わせて投与します。痒みをとめる目的ではステロイドは使うべきではないでしょう。
ヒトへの感染
ヒトにも感染します。
人の場合は点状の紅斑となって現れ、やはり強い痒みをともないます。