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猫の皮膚病

暖かい季節を迎えて、皮膚病もいよいよ本番でしょうか?ペットが絶え間なく痒がっている姿やふさふさしていた毛がつるつるになってしまった姿は、見ているオーナーさんにとっても大変な苦痛だと思います。見た目で明らかなことから動物病院に来院する理由で、一番多いのが外耳炎を含む皮膚病です。皮膚病とはいってもその原因は様々でひとくくりに皮膚病と簡単には書けませんので今回はさわりだけ。

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目次

皮膚病の種類

多い皮膚疾患としては

1.ノミ、ダニなど皮膚につく外部寄生虫
2.アレルギーによるもの
3.細菌やカビによるもの
その他、ホルモン異常による脱毛 腫瘍 自己免疫疾患などもあります。
これらのなかのひとつ、あるいは多くがからみあって病態は複雑化していきます。

皮膚病の症状と治療

1.外部寄生虫
ノミが問題になるのはネコノミです。イヌノミもいますが、一般的には犬にもネコノミが寄生します。
野良猫などはまずノミ付きと思ってもらっていいくらいです。一匹みつけたら、それは氷山の一角に過ぎず、100匹の成虫とカーペットなどの環境中は驚異的な数の幼虫と卵がばらまかれています。見つけ方としては尾の付け根あたりの毛をかき分けると黒い砂粒状の糞がみえます。ノミを発見したら、成虫駆除は勿論、次回の孵化を避けるためにも、念入りに掃除機をかけましょう。
これらの寄生虫が媒介する病気もありますので、ノミもダニも予坊が大切です。最近では市販の薬もありますが、薬をつけた個所に皮膚炎を起こして来院される例が多いですからばちもんに注意。目に見えないダニもいます。カイセンやニキビダニといった類のものです。
2.アレルギー
アレルギーとはアレルゲンに対し、自分の免疫が過剰に反応してしまうことですが、アレルギーと一言でいっても、腸粘膜でおきる場合は下痢になったり、気管や鼻粘膜で反応が起きた場合は咳やクシャミがでたりするわけです。その反応が皮膚でおきると、アレルギー性皮膚炎と呼ばれます。アレルギーの治療薬は反応を止めるだけの薬ですから投薬中は改善されますが、薬をやめるとアレルゲンとの接触がなくならないかぎりは再発を繰り返します。
食餌によって起きれば食餌性アレルギー、じかに皮膚が触れる敷物や食器などで起きれば、接触性アレルギー。タバコや埃などのアレルゲンで起きればアトピー性皮膚炎というわけです。アトピーの分類はもっと複雑で、遺伝性の素因や、発症した年齢等細かい要因がありますが今回は省略。
どのアレルギーでもアレルゲン(ノミ、豚肉、羊肉、ネコの毛、コムギ、牛乳、パンなど、なんでもあり)に暴露された生体が過剰に反応し、肥満細胞という細胞からヒスタミンを出します。このヒスタミンが炎症をおこし、痒みや赤みの原因となります。猫は人の場合と違い抗ヒスタミン剤が無効の例がほとんどです。よって治療もやっかいに。
3.細菌、カビ
細菌性皮膚炎は毛穴に最近感染がおこりますがこの場合、寄生虫やアレルギーでバリア機能が弱まった皮膚上で、二次的に細菌が過剰に増えた場合に病状が悪化していくことが多いです。ニキビと似た感じですね。膿皮症なんて呼ばれ方をします。
真菌によるものは比較的痒みは少なく、円形に数箇所、または全身性に簡単に被毛が簡単に抜けます。抵抗力のない仔猫では、症状は重いことが多いです。この場合のカビは食品についたりするものとは違って、皮膚で特異的に増殖するもので、ヒトにも感染する場合もあり要注意です。
痒いから、と頻繁にシャンプーをする人がいますが、基本的に猫はグルーミングで自ら掃除しますし、犬はヒトと違って角質層が薄く、シャンプーしすぎによって余計にかさつき、痒みも増すので多くても2週間に一回、なるべく匂いや色のついていないシャンプーで洗ってあげましょう。(皮膚病の種類によってはシャンプーを頻繁にしたほうが良い場合もありますのできちんと診察してもらいましょう。)
すすぎと乾燥も大事です。長毛の場合、濡れたままだと毛玉の原因にもなります。また、猫は舌のざらざらした特長から、舐め始めると一晩で頭以外は毛が無くなるということもあります。
どの疾患にしても、舐めたり引っかくことによって、病状は悪化、複雑化します。猫は舐めて自分で治すと昔はよく言われてましたがあれはウソなので勘違いしないように。舐性指間炎、好酸球性プラークなどは舐めるのが病気の原因です。

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