表情筋を鍛えよう!

年を重ねるごとに気になるのが顔の老化、たるみではないでしょうか。顔が老けて見えるのには原因があります。今回は、いつまでも若々しく過ごすために欠かせない「表情筋トレーニング」をご紹介します。

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目次

表情筋とは

顔には30種類以上の筋肉があり、これを表情筋と言います。私たちはこの筋肉のはたらきによって目や口、鼻などを動かし、様々な表情をつくっています。しかし、表情筋は普段の生活では半分も使われていないそうです。

仕事やプライベートでパソコンに向かう時間が長い方、人と話す機会が少ない方は無表情で過ごすことも多いのではないでしょうか。表情筋は使わないと衰え、顔のシワやたるみにもつながります。

「電車の窓にうつった自分の顔が老けて見える」「フェイスラインにたるみがある」「二重あごになってきた」「首にシワができた」「いつも眠そうに見られる」「口角が下がって見える」「ほうれい線が目立つようになってきた」「毛穴が目立つ」・・・という方は、表情筋のたるみがその原因になっているかもしれません。自宅で出来る「表情筋トレーニング」で、顔の老化を防ぎましょう。

主な表情筋とそのはたらき

眼輪筋(がんりんきん)

目を開閉させるはたらきのある筋肉です。目の周りにあり、この筋肉が衰えると上まぶたのたるみ、目尻のシワにつながります。

頬筋(きょうきん)

口角を上げるはたらきのある筋肉です。上下あご関節から口角まで伸びており、この筋肉が衰えると口角が下がった表情になります。

前頭筋(ぜんとうきん)

眉毛を上げるはたらきのある筋肉です。眉毛の上から伸びており、この筋肉が衰えると額にシワができてしまいます。

上唇挙筋(じょうしんきょきん)

上唇を引き上げるはたらきのある筋肉です。

大頬骨筋(だいきょうこつきん)

口角を顔の上方、外側に引き上げるはたらきのある筋肉です。

咬筋(こうきん)

噛むための骨格筋で、頬骨のあたりにあります。この筋肉を動かすと他の表情筋も刺激されます。

口輪筋(こうりんきん)

口元の表情をつくるはたらきのある筋肉です。唇の周りにあり、この筋肉が衰えると口元にシワ・たるみができてしまいます。

笑筋(しょうきん)

口角を横に引くはたらきのある筋肉です。 口角から耳の下にあり、強く動かすとえくぼができます。

頤筋(おとがいきん)

あごのラインを引き締めるはたらきのある筋肉です。 下あご全体にあり、この筋肉が衰えると二重あごができてしまいます。

表情筋トレーニングの方法

「あいうえお体操」

顔の筋肉を動かすトレーニングとして有名なのが「あいうえお体操」です。

1. 「あ」の形に大きく口を開けます。
2. 「い」の形で口角を横に引っ張ります。
3. 「う」の形で唇を前に突き出します。
4. 「え」の形に口を開き、眉を上げます。
5. 「お」の形に口を開き、鼻の下を伸ばします。

声を出さなくても出来るので、ちょっとした時間にも簡単にできますね。

目のストレッチ

まぶたをすっきりさせ、目がきれいに見えるのが「目のストレッチ」です。

1. 目を閉じ、眉毛を上に持ち上げて3〜5秒そのままにした後、ゆっくりと元に戻します。
2. 目を閉じ、眼球を時計回りにグルグルと動かした後、逆方向にも動かします。
3. 目を閉じ、顔の中心に向かって目や口などを引き寄せた後、ゆっくりと元に戻します。

口元のストレッチ

口角が下がるのを防ぐためのストレッチです。

1. 唇をすぼめて尖らせます。
2. 元に戻した後、顔の外側に向かって「いー」と口角を引きます。
3. ゆっくりと元に戻します。

口元の筋肉(口輪筋)を鍛えるストレッチもあります。

1. 口に割り箸をくわえます。
2. 鏡を見て、口角が割り箸より上の高さになるように引き上げます。
3. 口元の筋肉を意識しながら口を少し動かし、ゆっくりと元に戻します。

口を閉じて、口の中で舌をまわすストレッチも効果的です。なお、市販のマウスピースを使用してトレーニングする場合は1日3分〜5分ほどの使用が目安です。

二重あごを防ぐストレッチ

毎日続けると効果が出やすいストレッチです。

1. 上を向き、首をまっすぐに伸ばします。
2. 「いー」と口を横に開きます。
3. 舌を大きく出し、左右に10回動かし、ゆっくりと元に戻します。

表情筋トレーニングのポイント

トレーニングを行う時間はお風呂上がりなど、血液の循環が良くなっている時がおすすめ。トレーニングを始める前に、顔の凝り固まった筋肉をほぐすようにマッサージをするとより効果的です。その際には、マッサージクリームやオイルを使うなどして、肌に負担がかからないよう注意しましょう。

表情筋トレーニングのポイントは、鍛えたい筋肉を意識しながら動かすことです。鏡を見ながら行うなどして、鍛えたい部分以外に余分な力が入っていないか確認することも大切です。力を入れすぎたり、長時間やりすぎるとシワができ逆効果になってしまうことも。 1日に短時間ずつ、そして毎日繰り返す習慣をつけましょう。

文:株式会社オールスパイス・藤野尚美

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