春の紫外線から肌を守ろう!

長かった冬が終わり、ポカポカと暖かい日が続くようになりました。散歩をしたり、日光浴をしたりと、春は太陽の光を浴びる機会も多いのではないでしょうか。今回は、この季節から気をつけたい紫外線対策の方法をご紹介します。

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目次

紫外線の量は夏前がピーク

美容だけでなく、健康にも悪影響を及ぼす紫外線。紫外線対策には、まず紫外線の量が多い季節、紫外線の量が多い時間帯を知ることが大切です。

紫外線の量が多い季節

紫外線が降り注ぐ量は季節によって大幅に異なります。紫外線は4月、5月頃から増えはじめ、ピークは夏至前後、つまり6月から7月頃です。

紫外線の量が多い時間帯

1日の中で紫外線の量が一番多いのは午前10時から午後2時の間です。紫外線量がピークを迎える時刻は、地域によって異なります。季節によってもその時刻は少し異なりますが、 北海道札幌市では11時30分頃、兵庫県明石市では正午頃、沖縄県那覇市では12時30分頃です。

「日焼け」とは?

日焼けには、「サンタン」と「サンバーン」の2種類があります。

サンタン(suntan)

サンタンとは、紫外線を浴びた後、肌が褐色になる日焼けのことです。紫外線のうちUVAの影響でサンタンが起こり、シミやしわ、たるみの原因になります。

サンバーン(sunburn)

サンバーンとは、肌が赤くなり炎症を起こす日焼けのことです。紫外線のうちUVBの影響でサンバーンが起こり、 これが蓄積されると皮膚ガン発症の原因となる可能性があります。

日焼け止めの効果

日焼けを防ぐ一番簡単な方法は、日焼け止めを塗ることです。日焼け止めには、「SPF」と「PA」という表示がされています。SPF、PAにはそれぞれどのような効果があるのでしょうか。

SPF (Sun Protection Factor)

SPFは、サンバーンを引き起こすUVBを防ぐ効果を示しています。例えば、SPF20と表示されている日焼け止めは、何も塗っていない肌と比べて20倍のUVBカット効果があります。海水浴、スキー、ゴルフなどで長時間紫外線を浴びる場合にはSPF値の高い日焼け止めが効果的です。ただし、SPFの数値は高ければ高いほど良い、というわけではありません。日焼け止め効果が高い一方、肌への刺激も強いため、使い方には注意が必要です。

PA (Protection Grade of UVA)

PAは、サンタンを引き起こすUVAを防ぐ効果を示しています。UVAは、UVBに比べると肌への危険性は低いものの、蓄積されると肌の老化につながります。PAの効果は数字ではなく、「PA+」「PA++」「PA+++」という3段階で表示されます。+の数が増えるほどUVAを防止する効果は高くなりますので、 PAも+の数が多ければその分肌への刺激は強くなります。

日焼け止めの選び方

日焼け止めには、紫外線を防ぐために「紫外線吸収剤」や「紫外線散乱剤」というものが使われています。「紫外線吸収剤」は紫外線を吸収し、熱などのエネルギーを放出し、肌に浸透するのを防ぐ効果があります。「紫外線散乱剤」は紫外線を乱反射させ、肌に浸透するのを防ぐ効果があります。

SPF値が高い日焼け止めには紫外線吸収剤が使われていることが多いのですが、紫外線を防ぐ効果が高い一方で肌への刺激も強いため、肌荒れなどを起こす場合もあります。

このような場合には、「紫外線吸収剤不使用」や「ノンケミカル」といった表記のある日焼け止めがおすすめです。

また、日焼け止めは汗などによって流れてしまうため、長時間外にいる場合はこまめに塗りなおす必要があります。

一方、ウォータープルーフの日焼け止めは汗に強い反面、ボディーソープや石鹸などで落ちにくいため、専用のクレンジングが必要です。

その他の紫外線対策

紫外線は、晴れている日だけでなく、曇りの日や雨の日にも降り注いでいます。また、洗濯物を干すなど短時間外に出る場合、窓のある室内にいる場合も紫外線を浴びています。ここでは、日焼け止めを塗る以外の日焼け止め対策をご紹介します。

日焼け止め対策

・濃い色の服を着る
・長袖の上着など着る
・つばの広い帽子をかぶる
・日傘を使う
・手袋やアームカバーを使う
・首もとにストールやスカーフを巻く
・UVカットのストッキングをはく
・サングラスをかける
・日焼け防止マスクを使う
・遮光率の高いカーテンを使う

髪が長い方の場合、紫外線対策で見落としがちなのが首もとです。髪をおろしているだけでは首もとは日焼けしてしまいます。首もとにもしっかり日焼け止めを塗るか、ストール・スカーフなどで肌を露出させないことが大切です。

また、紫外線が悪影響を及ぼすのは肌だけではありません。見落としがちですが、私たちは目にも紫外線を浴びています。目に浴びた紫外線は、白内障の原因となる可能性があります。紫外線対策のためにはUVカットの効果が高いメガネ、サングラスを使用することがおすすめです。

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