洗濯物がまだ乾いていない!を解消。
冬になると、厚手の衣類も多くなり、取り込もとうと思ったら、まだ乾いていないことも多く、室内にぶら下げた状態というお宅も多いのではないでしょうか?乾きにくい衣類の種類や乾きにくい部分はどこでしょう?
早く乾かすコツ
○厚手のもの:
トレーナー タートルネック ヨットパーカー
○重なり部分:
脇・ヨットパーカーのフードの重なり タートル部分
○衣類の下:
吊るした衣類の下のゴムの部分
乾きにくい衣類には、上記のような共通点があります。これらの乾きにくい衣類を、少しでも早く乾かすために、乾く仕組みや、干し方の工夫をご紹介します。
衣類が乾く仕組みを知ろう
@衣類の水分が、表面に向かって上がってくる。
A蒸発した水分は、水蒸気の層を作る。
(衣類の回りの空気が乾燥していると水分が移動)
B風が吹くと、この層を吹き飛ばして乾燥状態となる。
Cまた衣類の水分が表面にあがる。
上記をを繰り替えしながら乾きます。
乾燥には風が重要
表面にできた水蒸気の層を、風が吹き飛ばすことで、より早く乾燥します。「風」というのは、「空気の動き」と考えて下さい。体に感じる風圧のある風だけでなく、物と物の間に間隔があれば、体には感じなくても空気が流れています。これも「風」です。
「風」=「空気の動き」を作るには
○洗濯物と洗濯物の間隔を広げ、空気が流れるように通り道を作る。
○布が重なり合っている部分は空気が流ない。工夫して重なりを広げるようにする。
○空気(風)にあたる衣類の面積が広くなるように干す。
干し方の3つのポイント
具体的な干し方をご紹介する前に、干し方には、3つのポイントがあることを押さえて下さい。
@早く乾かす工夫
なるべく早く干す工夫です。早く乾かすためにには、衣類の間隔を開ける必要があります。そのため、たくさんは干せないというデメリットがあります。
Aたくさん干す工夫
狭いスペースで、なるべく多くの衣類を干したい場合の干し方です。たくさん干せるかわりに、風通りが悪くなり、乾きにくいというデメリットがあります。
B衣類にやさしい干し方
デリケートな衣類は、衣類の型崩れや伸びを避けるように干します。丁寧に干すため、たくさん干せないことが多くなります。干し方には以上のようなポイントがあります。目的に合ったテクニックを選ばないと逆効果になってしまいます。次回からは、それぞれの具体的な干し方テクをご紹介致します。
今回のポイント!
早く乾かすには、「風」=「空気の通り」をよくすることが大切。