ベッドフレームの種類と特徴|収納・通気性・デザインで選ぶ快適な一台

ベッドフレームの種類と特徴|収納・通気性・デザインで選ぶ快適な一台

快適な寝室をつくるために欠かせないのが「ベッドフレーム」です。 サイズやデザイン、素材の違いを理解し、部屋の雰囲気やライフスタイルに合ったものを選ぶことで、より心地よい空間が生まれます。 この記事では、ベッドサイズの基本から、デザイン・素材ごとの特徴、選び方のコツまでをわかりやすく解説し、あなたにぴったりの一台を見つけるお手伝いをします。

目次

  1. ベッドサイズの基本
  2. 部屋の広さとバランス
  3. ヘッドボードの種類
  4. 床板の種類
  5. ベッドフレームのカテゴリから選ぶ
  6. 素材から選ぶ
  7. 組立やすさ・搬入性で選ぶ

アイリスプラザのベッドフレームの選び方

01ベッドサイズの基本

ベッドフレームを選ぶ際に最も重要なのは、サイズです。 部屋の広さや使用人数に合わせて適切なサイズを選びましょう。

シングル

シングルは、一人暮らしの定番サイズで、6畳ほどの部屋に最適です。 横幅は約100cmあり、寝返りを打つのに十分な広さがあります。 流通量が多く、デザインや価格帯の選択肢も豊富で、初めてのベッド選びにもおすすめです。

セミダブル

セミダブルは、1人でゆったり眠りたい方に最適なサイズです。 幅は約120cmあり、シングルでは少しせまいと感じる方にぴったりです。 6〜8畳の部屋に適しており、快適さを重視するなら1人用としての利用がおすすめです。

ダブル

ダブルは、1人で広々とくつろぎたい方や、夫婦2人での使用にも適したサイズです。 幅は約140cmあるので、6畳以上の広さがある寝室が理想です。 ライフスタイルに合わせて選びましょう。 

02部屋の広さとバランス

ベッドを選ぶ際は、デザインや機能だけでなく、部屋の広さや自分の体格・寝相とのバランスも大切なポイントです。 ベッドを置いたときに動きやすいスペースが確保できるか、寝返りを打っても窮屈に感じないかなど、快適な睡眠環境をつくるためには事前のチェックが欠かせません。 以下では、設置スペースの目安や体格に合ったサイズ選びのポイントをご紹介します。

目安の設置スペース

ベッドを置く際は、左右と足元に約50cmのスペースがあると動きやすく快適です。 しかし、ワンルームや6~8畳の部屋では三方向すべてに確保するのは難しいこともあります。そんなときは、片側を壁に寄せるなど、動線を意識した配置がポイントです。 また、クローゼットの扉がスムーズに開閉できるか、人が通れるスペースがあるかを事前に確認することが大切です。ベッドが大きすぎると圧迫感が出るため、部屋の広さとのバランスを考えて選びましょう。

体格・寝相で考える

体格や寝相のクセに合わせて、ベッドのサイズを選ぶことが大切です。 体が大きい方や寝返りが多い方は、ゆとりのあるサイズを選ぶことで、より快適に眠ることができます。一人で寝る場合でも、「せまいと感じる」なら、セミダブル以上のサイズがおすすめです。

03ヘッドボードの種類

ヘッドボードなし

ヘッドボードが付いていないベッドフレームは、無駄のないシンプルなデザインが魅力です。 部屋を広く見せたい人や、ベッドを壁にぴったりと寄せて使いたい人におすすめです。

■メリット

·シンプルで省スペース

·壁にぴったりつけて設置でき、レイアウトの自由度が高い

■デメリット

·背もたれがないため、もたれてくつろぐのが難しい

·枕やスマホなどがベッドの後ろに落ちやすい

フラットタイプ

フラットタイプのベッドフレームは、平らな板だけで構成された非常にシンプルなデザインが特徴です。 装飾が少なく、どんなインテリアにもなじみやすいため、部屋の雰囲気を選ばず使いやすいタイプです。また、構造がシンプルな分、価格も比較的リーズナブルで、初めてのベッド選びにもおすすめです。

■メリット

·平らな板だけのシンプルなデザイン

·無駄がなく、どんな部屋にも合わせやすい

·比較的価格が安い

■デメリット

·機能性は最低限で、収納や便利機能はない

·デザインがシンプルすぎて物足りなさを感じることも

棚付きタイプ

棚付きタイプは、ヘッドボード部分に小さな棚が付いたベッドで、キャビネットタイプや宮付きベッドとも呼ばれます。スマホや時計、本などの小物を置ける便利な構造になっています。 コンセントやUSBポートを内蔵されているモデルもあり、充電や照明の設置ができます。

■メリット

·スマホや小物を置ける棚付きで便利

·コンセントやUSBポート付きモデルが多く、充電に便利

·間接照明付きのものはおしゃれで雰囲気も◎

■デメリット

·棚部分がある分、奥行きが必要でスペースを取る

·デザインによってはホコリがたまりやすい

04床板の種類

すのこタイプ

すのこタイプは、木の板を等間隔に並べた構造で、通気性の良さが最大の特徴です。 湿気がこもりにくいため、カビやダニの発生を抑えたい人や、布団を直接敷いて使いたい人に向いています。ナチュラルな雰囲気も魅力です。

■メリット

·通気性が高く、湿気がこもりにくい

·カビ・ダニ対策に効果的

·布団を敷くスタイルにも対応しやすい

■デメリット

·重いマットレスを使うとたわむことがある

·すき間があるため、ギシギシ音が出やすい

板張りタイプ

板張りタイプは、床面が一枚板で覆われており、すき間がない構造です。 しっかりとした安定感があり、マットレスをしっかり支えてくれるため、寝心地の安定感を重視する人におすすめです。

■メリット

·安定感があり、マットレスをしっかり支える

·ギシギシ音が出にくく、静かに使える

■デメリット

·通気性が悪く、湿気がたまりやすい

·定期的な換気や除湿対策が必要

メッシュタイプ

メッシュタイプは、スチール製の網状フレームを使った構造で、軽量かつ通気性に優れています。 モダンやインダストリアル系のインテリアに合いやすく、組み立ても簡単なモデルが多いのが特徴です。

■メリット

·通気性が良く、軽量で扱いやすい

·モダン・インダストリアルなデザインにマッチ

·組み立てが簡単な製品が多い

■デメリット

·金属製のため、冷たく感じることがある

·長年使用していると錆が発生する可能性がある

ウッドスプリングタイプ

ウッドスプリングタイプは、アーチ状にしなった木の板が体の動きに合わせてしなる構造で、体圧をしっかり分散してくれるのが特徴です。

■メリット

·体圧分散に優れ、寝心地が良い

·マットレスと合わせてクッション性がアップ

·組み立てが簡単な製品が多い

■デメリット

·価格が高め

·国内では種類が少なく、取り寄せになることもある

05ベッドフレームのカテゴリから選ぶ

収納付きベッド

収納付きベッド(引き出しタイプ)は、ベッド下に引き出し式の収納スペースが組み込まれているタイプです。 限られたスペースを有効活用したい人におすすめで、衣類などをすっきりと収納できます。 引き出しは横にスライドして開ける形式で、日常的な出し入れがしやすいのが魅力です。

■メリット

·ベッド下のスペースを有効活用できる

·見た目がすっきりして部屋が片付きやすい

■デメリット

·通気性が悪く、湿気がこもりやすい

·重くて移動や掃除が大変

·組み立てや搬入に手間がかかる

脚付きマットレス

脚付きマットレスは、ベッドフレームとマットレスが一体化しており、脚だけが付いているシンプルな構造が特徴です。 フレームを別で用意する必要がなく、組み立ても脚を取り付けるだけと非常に簡単です。

■メリット

·脚をつけるだけで組み立てが簡単

·軽量で移動や模様替えがしやすい

·通気性が良く、湿気がこもりにくい

·脚の高さによってはベッド下収納も可能

■デメリット

·マットレスの寿命がベッド全体の寿命になる

·高級感やデザイン性は控えめ

パイプベッド

パイプベッドは、細い金属(主にスチール)で作られたフレームが特徴の、軽量でシンプルな構造のベッドです。 組み立てが簡単で、引っ越しや模様替えの際にも扱いやすいため、1人暮らしや学生の方にもおすすめです。通気性にも優れているのもポイントです。

■メリット

·軽量で移動や組み立てがしやすい

·通気性が良く、カビが生えにくい

·比較的安価で、コストパフォーマンスが高い

■デメリット

·きしみやすく、揺れやすい傾向がある

·耐久性や安定感は他のタイプに比べてやや劣る

スチールベッド

スチールベッドは、パイプベッドよりもやや太めの金属フレームを使用したタイプで、無骨でクールな印象のデザインが多いのが特徴です。 インダストリアル系やモダンなインテリアと相性が良く、見た目にこだわりたい人にもぴったりです。金属製のため耐久性が高く、長く使えるのも魅力です。

■メリット

·丈夫で耐久性が高く、長持ちしやすい

·通気性が良く、湿気やカビに強い

·無骨でクールなデザインが魅力的

■デメリット

·金属製のため、冷たく感じることがある

·使用中にギシギシと音が出やすい

電動ベッド

電動ベッドは、リモコン操作で背もたれや脚の角度を自由に調節できるベッドです。 もともとは介護や医療の現場で使われることが多いのですが、現在では一般家庭でも利用されることが増えています。 テレビを見たり読書をしたりと、くつろぎの姿勢を取りやすく、体への負担を軽減したい人にもおすすめです。

■メリット

·起き上がりや就寝が楽になる

·背もたれや脚の角度を調節でき、テレビ・読書・リラックスに便利

■デメリット

·価格が高め

·本体が重く、組み立てや移動が大変

·故障時の修理やメンテナンスに手間がかかる

ローベッド

ローベッドは、フレームの高さが非常に低く、マットレスを床に近い位置で使用するスタイルのベッドです。 視線が下がることで圧迫感が軽減され、部屋全体が広く見えるのが大きな魅力です。

■メリット

·圧迫感がなく、部屋が広く見える

·落下の心配が少なく、安全性が高い

·ミニマルでおしゃれな印象を演出できる

■デメリット

·通気性が悪くなりやすく、湿気がこもりやすい

·掃除がしにくく、ホコリがたまりやすい

·床下に空間がないため、収納スペースがない

折りたたみベッド

コンパクトに折りたためる可動式のベッドです。 スチール製や木製など素材のバリエーションもあり、来客用や一時的な寝床として重宝されます。 省スペースで収納しやすく、移動や組み立ても簡単なため、限られたスペースでの使用に適しています。

■メリット

·使わないときに折りたためる省スペース設計 

·来客用や一時的な寝床として便利

·軽量で移動・組み立てが簡単

■デメリット

·耐久性が低めで壊れやすいこともある

·デザインや素材の選択肢が少ない

2段ベッド

2段ベッドは、ベッドが上下2段に分かれている構造で、1つのスペースに2人分の寝床を確保できる省スペース設計が特徴です。 限られたスペースを有効活用したい場合にぴったりのベッドです。

■メリット

·ベッドを共有できる

·限られたスペースを有効に使える

·軽量で移動・組み立てが簡単

■デメリット

·上段は落下のリスクがあり、小さな子どもには注意が必要

·解体や移動がやや大変で手間がかかる

ロフトベッド

ロフトベッドは、ベッド部分が高い位置に設置されており、その下のスペースを自由に活用できる構造が特徴です。 下に机やソファ、収納棚などを置くことで、限られた空間を効率よく使えるため、ワンルームや子ども部屋などにおすすめです。

■メリット

·ベッド下の空間を有効活用できる

·部屋を広く使えるため、せまい部屋にもぴったり

■デメリット

·ベッドが高いため、圧迫感を感じることがある

·はしごの上り下りが面倒で、落下のリスクもある

システムベッド

システムベッドは、ロフトベッドにデスクや収納が一体化した、多機能な家具のセットです。 学習机付きベッドとも呼ばれ、子ども部屋に必要な家具をコンパクトにまとめられるのが魅力です。 限られたスペースを有効活用しながら、統一感のあるおしゃれな空間を作ることができます。

■メリット

·ベッド・勉強机・収納をせまいスペースでまとめられる

·統一感のあるデザインで見た目もおしゃれ

■デメリット

·組み立てや解体に時間と手間がかかる

·大型のため、引っ越しやレイアウト変更が難しい

06素材から選ぶ

ウッドフレーム

温かみがあり、ナチュラルな雰囲気を演出します。 ウッドフレームにはさまざまな種類があり、無垢材を使用した天然木のものもあれば、 木目調のシートを貼って木の風合いを再現した化粧合板タイプもあります。 それぞれに特徴があるため、用途や好みに合わせて選びましょう。

スチールフレーム

スチールフレームは、モダンでスタイリッシュな印象を与え、軽量で組み立ても簡単です。 しかし、構造によってはきしみ音が発生しやすいタイプもあるため、使用環境や品質を考慮して選ぶことが大切です。

ファブリックフレーム

柔らかい質感で高級感を演出します。 ヘッドボードにもたれれば、まるでソファのようにリラックスでき、読書や映画鑑賞などのくつろぎ時間にもぴったりです。

07組み立てやすさ・搬入性で選ぶ

ベッドフレームは、組み立てや搬入のしやすさも重要なポイントです。 特にせまい部屋や搬入経路が限られている場合は、慎重に選びましょう。

組み立てが簡単なタイプ

パーツを差し込むだけなど、工具不要で組み立てられるタイプは、初心者でも安心して使えます。 商品説明に「組み立て簡単」と書かれているものを選ぶと、より確実です。引っ越しや模様替えが多い人にもおすすめです。

解体可能なタイプ

パーツごとに分解できる構造のベッドは、搬入や引っ越しの際にもスムーズに対応できます。 せまい通路や階段でも運びやすいため、賃貸住宅にお住まいの方や、引っ越しの多い方は確認しておきましょう。

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