液晶テレビの選び方

液晶テレビとは、液晶ディスプレイ(LCD)を使用し、薄型・軽量で、消費電力も低く、高画質が魅力のテレビです。 映画や動画など、さまざまなコンテンツを楽しむことができる一方で、その豊富な種類と機能により、どれを選べばよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。 この記事では液晶テレビ選びに重要な「サイズ」「画質」「機能」の3つのポイントについてご紹介します。
目次
アイリスプラザの液晶テレビの選び方
01画面サイズと視聴距離

サイズ選びに大切なのは視聴距離
サイズを選ぶ際、お部屋の広さを基準に決めるという方も多いのではないでしょうか。もちろんお部屋の広さも大切ですが、実際の視聴距離も意識してみましょう。視聴距離をイメージすることで、設置後に「思ったより圧迫感がある・小さすぎる」といった失敗を避けることができます。
適切な画面サイズの目安
視聴距離とは、テレビを美しく観るための最適な距離です。一般的に、4Kテレビは「縦寸法×約1.5倍」、HD・フルHDテレビは「縦寸法×約3倍」が目安となります。 これは、4Kテレビは近くでも高画質なのに対し、HD・フルHDテレビは近距離だと映像の粗さやノイズが目立つためです。 なお、4Kテレビでも地上デジタル放送などをメインに視聴する場合は、HD・フルHDの目安を参考にすると良いでしょう。
HD・フルHDの場合 | |
---|---|
サイズ | 視聴距離 |
24V型 | 約1.1m |
32V型 | 約1.4m |
40V型 | 約1.7m |
4Kの場合 | |
---|---|
サイズ | 視聴距離 |
43V型 | 約0.9m |
50V型 | 約1.06m |
55V型 | 約1.17m |
65V型 | 約1.34m |
※2025年5月時点 メーカー基準(アイリスオーヤマ)
※メーカーによって画面サイズには差があるため、おおよその数値となります。
02画質(解像度・パネルの種類)

解像度の種類とその特徴
テレビの解像度は映像の細かさを示し、「HD」「フルHD」「4K」の順に画質が向上します。 解像度が高いほど、細部まで美しくリアルな映像を楽しめるのが特徴です。 地上デジタル放送を楽しむ場合は「HD」「フルHD」でも十分ですが、Ultra HD Blu-rayなどの映像ソフトや、4K配信の動画サービス、最新のゲーム機を利用する場合は、4Kテレビがおすすめです。 また、4Kテレビには専用チューナー内蔵タイプと後付けタイプの2種類があるため、選ぶ際には注意が必要です。

4Kチューナー内蔵型の液晶テレビ。Dolby Atmos® (ドルビーアトモス)対応で、迫力の高画質と高音質体験を。1台で動画配信サービスの視聴が可能。
パネルの種類とその特徴
テレビの画質に影響を与える要素として、解像度の他にパネルの種類があります。 テレビに使用されるパネルとしては代表的なのは、「IPSパネル」「VAパネル」「有機EL(OLED)方式」の3種類です。
■IPSパネル
•色の再現度が高く、色彩のグラデーションも美しいのが特徴です。
•視野角が広いため、家族など複数人で視聴する方におすすめです。
■VAパネル
•深い黒表現に優れており、コントラスト比が高いため、映像にメリハリが生まれます。
•映画鑑賞におすすめです。
■有機EL(OLED)方式
•色の再現度・コントラスト・視野角すべてのバランスが取れたパネルです。
•他のパネルと比較しても消費電力が少ない点が特徴です。
•優れた性能の半面、高価な傾向があります。
03機能(スマートテレビ・音質)

スマートテレビ
テレビの大画面で動画配信サービスを楽しみたい方も多いのではないでしょうか。 インターネット通信が可能な「Google TV」や「Android TV」などのスマートテレビなら、テレビ1台でコンテンツを楽しむことができます。

1台で動画配信サービスが楽しめるスマートテレビ。ネット動画ボタン搭載で簡単にアクセスできる。Chromecast built-inを使うとスマホやタブレットからテレビに直接キャストも可能。
録画機能

番組を録画したいという方には、録画機能付きテレビがおすすめです。 このモデルには、本体にHDDが搭載されている「内蔵型」と、HDDを別途用意し、USBケーブルで接続して使用する「外付け型」の2タイプがあり、どちらもレコーダー不要で録画が可能です。
■内蔵型
•テレビ1台ですぐに使用でき、配線や設定が必要ない点もポイントです。
•HDDの交換ができないため、録画容量に制限がある点は注意が必要です。
■外付け型
•外付けタイプのHDDを別途用意する必要があり、内蔵型に比べ少々手間がかかります。
•自分で録画容量を選ぶことができ、追加・交換が容易な点がポイントです。
また、録画機能付きテレビには、地上デジタル放送やBSを視聴しながら別チャンネルの録画が可能な「Wチューナー」を搭載したモデルもあります。たくさんの番組を見逃したくないという方には、この機能も参考にすると良いでしょう。
音質
映画や音楽を楽しみたい方は、音質にもこだわりたいと感じるでしょう。 そんな方には映画館のような立体音響を表現する「Dolby Atmos® (ドルビーアトモス)」対応のテレビを選ぶことで、より高い没入感で映像を楽しむことができます。 より迫力のあるサウンドを求める場合は、テレビに加え、サウンドバーやホームシアターシステムと併用するのがおすすめです。
※Ultra HD Blu-rayは、Blu-ray Disc Associationの商標です。
※Google、Chromecast、Google TV、Android、Android TV、Chromecast built-in は Google LLC の商標です。
※Dolby、ドルビー、Dolby Audio、Dolby Atmos、およびダブルD記号は、アメリカ合衆国とまたはその他の国におけるドルビーラボラトリーズの商標または登録商標です。
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