ネリネの球根に関する質問
質問内容
庭で育てている ネリネ (サルニエンシス系の白)の球根を発送する際、葉を切った状態では来年以降の生育に影響がありますでしょうか?掘り上げた影響か、元々軟弱な葉がしんなりして一部は黄変しています。冬場に向かって葉は元気がなくなる傾向かと思いますが、思い切って根元から切った状態で梱包、発送でも、来年の花を望むのを諦めれば大丈夫なものでしょうか?
掘り上げたのは5日ほど前で、根はそこそこ付いた状態で、発送するまでの間、軽く土に埋め戻してあります。
回答(中道先生)
ネリネは晩秋に咲く花が太陽の光を受けるとキラキラと輝くことでダイヤモンドリリーと呼ばれています。
晩秋に花が咲き、花が終わる晩冬から春にかけて紐状の葉が出てきます。葉は晩春に枯れ球根も休眠に入ります。
この花後に出る葉のよって光合成を行い栄養を取り入れ生育し球根が太り、小球が出てきます。
通常植え替えも8月から9月ぐらいの葉のない時期に行います。
発送されるときも葉は切らず受け取られたらすぐ土中に戻してあげつことをおすすめします。
葉を切ると来年の花は咲かないかもしれません。
中道 光子 先生のプロフィール

(社)日本家庭園芸普及協会認定グリーンアドバイザー、英国王立園芸今日計日本支部認定ハンギングマスター。
グリーンアドバイザー東京理事、園芸専門学校非常勤講師の他、日比谷公園内企業花壇の管理指導なども務め、家庭園芸の普及に取り組んでいらっしゃいます。
子供たちに花や緑のすばらしさ、楽しさを教える花育活動や福祉施設での園芸療法などにも取り組むなど多方面で活躍中。 みなさんからの質問にわかりやすく、丁寧に回答していただきます。